代替火砲の導入となると、さらに非現実的だ。MLRSの1発射機当たりの瞬間制圧面積は、
155ミリ自走砲を主力とする1個特科(砲兵)連隊(1100人)の火力に匹敵。
従って、現有5個MLRS大隊(90発射機/1500人)を廃止するのなら、
90個特科連隊(9万9000人)の増強が必要となる。1分間に発射可能な弾薬重量でも、1
55ミリ自走砲と比べると3倍近くの開きがある。
人員で計算し直すと、1個MLRS大隊(300人)の瞬間交戦能力は3個特科連隊(3300人)に相当。
現有5個MLRS大隊を解隊すれば、その穴を埋めるため15個特科連隊(1万6500人)を新設しなければならない。
クラスター爆弾全面禁止合意 専守防衛に空白
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080530-00000079-san-pol