【中】J10や87式や99式等について語る【国】★4

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245名無し三等兵
>244 に関して「漢和防務評論」のアンドレイ・チャン(平可夫)氏による
分析記事がUPI通信に掲載されていた。

「韓国の対岸の中国軍事力強化」
http://www.upiasiaonline.com/Security/2008/06/20/chinas_military_build-up_opposite_korea/7969/
済南軍区の位置づけの変化を論じた論考。

中台関係は多くの点で改善の機材を見せているが、中国の軍事的行動は外
見上、この傾向を反映していない。中国軍は山東半島における部隊を強化し
ている。これは台湾有事において、日本やアメリカの台湾支援を寸断するた
めである。

済南軍区はソ連の侵攻に対する戦略預備としての位置を有していた。しかし
1996年以降、その役割は変化。第54集団軍などの緊急展開部隊の配備、海
軍と空軍部隊の強化が行われ、特に原潜基地と航空隊は注意すべきである。

最近の中国軍の観察者は、中国軍では海軍と空軍の装備を重点的に強化し
ているが、そのかなりの部分が山東半島に配備されていることに気づいてい
る。防空部隊と長距離攻撃部隊の能力は大きく強化された。

おもな装備を纏めると以下のようになる
・094型SLBMの配備。これにより第一潜水艦艦隊の能力は大きく向上し、そ
れとともに基地の防空能力を強化することが求められるようになった。
246名無し三等兵:2008/06/21(土) 20:03:20 ID:???
・台湾有事の際には済南軍区の空軍と海軍部隊は、北海艦隊の作戦を支援
し台湾海峡に向かうアメリカと日本の部隊を阻止する役割を担う。そのため
空軍第五攻撃機部隊がJH-7戦闘爆撃機を配備している。これは空軍第二
のJH-7装備部隊である。また第28攻撃機部隊も24機のJH-7Aを配備して
いる。JH-7/JH-7Aは、YJ-91対レーダーミサイルやKD-88空対地ミサイル
といった装備を備えた最新の攻撃機部隊であり、1500kの行動半径を有し理
論上は全ての韓国における米軍基地や台湾海峡をカバーできる。もしこれら
の機体が山東省文登の空軍基地に展開すれば、九州の大部分を戦闘半径
に収めることになる。

JH-7A部隊は済南市に展開するJ-11部隊からの護衛を受けることが出来
る。済南は山東省で最良の軍の空港と港の施設があり、大規模な地下飛
行場と支援施設が完成している。また、やや旧式ながらJ-8Uを装備した
第12戦闘機部隊も存在知る。第12部隊は主に防空任務に携ると見られる。

海軍第五航空部隊は、J-8Uシリーズの最新型であるJ-8F多用途戦闘機
が配備されている。海軍航空隊の電子偵察/諜報能力は次第に強化されて
いる。近年東シナ海で数種類のY-8電子偵察型が活動しているが、これらの
機体の根拠地は北海艦隊の独立偵察機連隊の基地のある莱陽である。

山東省には広範に部隊が展開しているため、その防空体制も強化されて
いる。この地はS-300とHQ-9SAMが配備されている中心地の1つである。
現在S-300もしくはHQ-9部隊が2個展開しており、これらの部隊は原潜基
地や山東の主要都市や今後建設される原発を守る任務についている。

もちろん山東省の防空体制の強化は北京への脅威を減少させることに繋
がる。また戦略ミサイル部隊の展開する河南省を守ることにもなる。

未確認の情報によると、第52集団軍のDF-31ICBM旅団が山東省の莱蕪
に根拠地をおくと伝えられた。山東省の防空体制を強化する中国の努力
は特別な重要性を有すると思われる。