>244 に関して「漢和防務評論」のアンドレイ・チャン(平可夫)氏による
分析記事がUPI通信に掲載されていた。
「韓国の対岸の中国軍事力強化」
http://www.upiasiaonline.com/Security/2008/06/20/chinas_military_build-up_opposite_korea/7969/ 済南軍区の位置づけの変化を論じた論考。
中台関係は多くの点で改善の機材を見せているが、中国の軍事的行動は外
見上、この傾向を反映していない。中国軍は山東半島における部隊を強化し
ている。これは台湾有事において、日本やアメリカの台湾支援を寸断するた
めである。
済南軍区はソ連の侵攻に対する戦略預備としての位置を有していた。しかし
1996年以降、その役割は変化。第54集団軍などの緊急展開部隊の配備、海
軍と空軍部隊の強化が行われ、特に原潜基地と航空隊は注意すべきである。
最近の中国軍の観察者は、中国軍では海軍と空軍の装備を重点的に強化し
ているが、そのかなりの部分が山東半島に配備されていることに気づいてい
る。防空部隊と長距離攻撃部隊の能力は大きく強化された。
おもな装備を纏めると以下のようになる
・094型SLBMの配備。これにより第一潜水艦艦隊の能力は大きく向上し、そ
れとともに基地の防空能力を強化することが求められるようになった。