北朝鮮戦力分析スレ9

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751名無し三等兵
北朝鮮のいかさまトランプ
ttp://www.nytimes.com/2008/07/15/opinion/15brown.html
筆者アート・ブラウンはCIAに25年奉職し、2003年から2005年まで
秘密工作部門アジア課長を務めた。

六者会談がポーカー賭博だったら、北朝鮮側は手元のカードをみて笑いを
かみ殺すのに必死だろう…金正日はプルトニウム備蓄も現有核兵器も
(ゲームの環境を整えるため2006年10月に実験したのを除いて)手放さずに
済んだ…寧辺冷却塔爆破ショーだけで(それについても米側に250万ドルを
請求しているが)今回の譲歩をせしめた。金正日の収支バランスは米側の
より明らかによい。北朝鮮は寧辺のおんぼろプルトニウム工場をもう必要と
していない…地下でこっそりウランを濃縮するほうがよほど安全だ。
テロ支援国指定解除は、金正日体制を強め、こんな最小限の対応に
褒美を与えるだけでなく、米国のこの地域最強の同盟国日本への直撃だ。
日本は、1970年代から80年代に国民13人(おそらく数十人)が北朝鮮
に拉致されたと信じているからだ。
拉致問題解決は、日本政府の国民への誠にかかわる。もし米国民が
闇夜にフロリダの浜からキューバの哨戒艇に拉致されたら、米国は戦争して
でも帰国させるに違いない。
だがアメリカは、日本が攻撃的軍事力を放棄するかわりに日本を守ると
誓ってきた。日本人拉致被害者を交渉から除けば、日本はこの誓いが
使い物になるのか疑うかもしれない。北朝鮮のミサイルは米国に届かない
が、日本にはじゅうぶん届く。
もちろん、北朝鮮は御しやすい相手ではない…だが、進歩しているふりを
しても、同盟国の現実的な憂いを無視しても、事態は改善しない。米国
の北朝鮮へのアプローチはもっと正直でなければならないし、より多く
リスクを負っている人々からみて、より誠実でなければならない。問題は
北朝鮮の爆弾だけではない。