インド海軍、空母艦載機ミグ29『フルクラムD』、5月受領開始
ttp://www.aviationnews.jp/2008/03/29d5_a3a7.html インド海軍用に製造中のミグ29K『フルクラムD』型機の引き渡し開始日時が正式に決まった。
製造メーカーのRAC-ミグ社が明らかにした。
それによると第一次分が今年5月、インド海軍へ正式に引き渡される。
露印が結んだ契約では2007年~2009年の間に単座型のミグ29K『フルクラムD』12機と
復座型の練習機兼用ミグ29KUB『フルクラムD』4機を引き渡すスケジュールが組まれていた。
第一次分の機数は明らかではない。
インド海軍参謀長、サレッシュ・メータ大将ら高官グループがモスクワを訪問、同型機の仕上がり状況を確認し決定した。
同時に露印当局は売却で基本合意に達している旧ソ連製空母『アドミラル・ゴルシコフ』(44,750トン)の
近代化改修に付いて詰めの協議を行った模様だ。
同艦はセブマッシュ造船所に係留されたままで資金不足で改修工事が行きずまり状態だった。
インド側は新たに6~8億ドルの追加支払いに応じる方向だと言う。
もし金銭面の合意がつけば2010年迄に追加改修を終え1年半試験航海後、
インド海軍が『ビクラマディーヤ』と改名して引き継ぐ。
艦齢50年を超す同海軍唯一の空母『ビィラート』と交代する予定だ。
今回、インド海軍の次期空母艦載機ミグ29『フルクラムD』の受領開始時期の合意、
空母『アドミラル・ゴルシコフ』の改修費用見直しでの歩み寄りなどは
大詰めのインド空軍次期主力戦闘機の機種選定でミグ35が再び一歩リードしたとの見方も出て来た。