小火器総合スレッド M1A 2

このエントリーをはてなブックマークに追加
クレー射撃や標的射撃が上手くても、実際に狩猟に出たら別。
オリンピックの出場経験を持つクレー射撃選手も始めて猟野に出れば、
一頭も獲れないということが多い。

何時、どの角度から、どの軌道で、と全ての条件がきまってるクレー射撃では
飛んでくる飛行経路もタイミングも全てが決まってる。
狩猟雑誌でもよく取り上げられる、愛媛在住の有名な狩猟の名手は
多くの実戦経験で自身にしかできない数々の神業射法を編み出した。

例えば飛翔する個別のカモに秒速3発の速さで放ってほぼ100%的中させる。
その技術はいくら射撃場で練習しても身につかないと本人が言っていた。
実戦の場に出て出来るようになるまで10年以上かかったという。

若い頃も逆に射撃場の練習は肩慣らし程度にしかやらず、ともかく実際に
動く動物を何万発も撃って今の技術を習得したそうだ。
幾ら射撃が上手くとも、実際猟に出て熊を前にしたら大抵の人は
その異常な威圧感に恐怖して体のどこかに当てることすらできなくなる。
生きてる猛獣は紙の的や器械から放たれる皿とは違い、怒って
反撃もしてくれば、急所を外すとアドレナリンが充満して、どこを
何発撃っても死ななくなる。