小火器総合スレッド M1A 2

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スコープについて言うと、細いヘアクロスのみの
レティクルではなく、太いポストが中央に立っていて
そのトップに撃ちたいところ、つまり急所をもっていって
ポンと撃てば良いので一番見やすくて楽なのがこの
中央に太いポストのあるタイプのレティクルだ。
ヘアクロスのみのものは動かないターゲットを正確に
撃つ分には良いが、北米、アフリカあたりでも獲物を
発見した時に都合よくこちらが撃つまで、「はいどうぞ」と、
横を向いて待っていてくれることは少ない。
大抵は動いてるものを狙うことになるし、仮に発見した時には
動きが少なくとも少しでも急所のポイントからずれれば
物凄い勢いでアドレナリンを全開させて突っ込んで来る。
そういった場合、こちらに襲い掛かる猛獣を正面からさばくことも多い。

余談だがライオンの場合は肩甲骨が非常に分厚く頑丈で、拳銃の
9mm弾程度のPenetorationではなかなかダメージは与えらず、
ハンドガンハントを試みて逆襲を受け、大怪我をしたり命を落としたり、
中には一生歩行もままならない生活を強いられることに
なったものも多い。

特に日本国内の山野と猟の形態では、追出猟は勿論のこと
俺の様に1人で山に入る者も撃つ時は、走ってるものを狙う事も結構多い。
シカが走るときの抛物線が一番大きいが、これを細い
ヘアクロスのみで狙うと、3歩も4歩も飛ぶのを狙わなければ
急所と合わない。
これをポストタイプで狙うと、スコープを付けない照星照門で
狙うのと同じ速さ、むしろ照門とあわせる必要が無い分速く撃てる。
経験のない人には分らないだろうが、日本の山野では地形の複雑さ
に加え、自分がいるところに木があり、獲物が走ってるのが
木々の間という難しい条件下での射獲が多い為、たった2歩どころか
1歩分早ければ撃てたのにと、地団駄踏むことだってある。