このライオンが仕掛けてくる物凄い殺気は妖気のようなものまで
漂うようになってきた。
前にいるのはライオンの形をした妖怪かという錯覚がおきそうなほどのド迫力だった。
睨みつけられたら思わず怯みそうになるのと同時に「何を!」という敵意とが絡む。
20mに近寄った時にライオンの形相は極みに達し、とてもこの世の物とは思えない。
突き刺すように睨み付けている黄色い大きな目から浴びせかけられる殺気と
異様な妖気に俺は気が遠くなりかけた。
この威圧感で原住民達は固まって動けなくなってしまい、食われてしまうそうだ。