第二次大戦中の中小国の軍隊、兵器を語るスレ

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192暫編第一軍
 ビルマ防衛戦で再び大打撃を受けた機械化部隊の第5軍ですが、その隷下部隊のうち新編第22師は英印軍と共にインドに退却し後に美械師
(米式装備師団)となって新編第30師、新編第38師と共に駐印軍を構成することとなります。駐印軍では1944年に米国製戦車を装備した戦車営
7個を編成。各営は本部連、戦車連3、補給連、砲兵連、各戦車連は連部、戦車排3で各排は5輌、連部は2輌の戦車を装備していると思われます。
 編成当時は第1、第2営のみが装備充足、第3、第4営が装備不充分、第5,第6,第7営は固定装備無しの状態でしたが次第に充実。
 初期にはM3A3軽戦車やM3A1偵察車、M3A1ハーフトラックを供与されましたが、後に少数のM4中戦車も装備しました。これら駐印軍の戦車営がビルマ奪回作戦で活躍したことは有名でしょう。

 同じくビルマ防衛線で敗退した第200師と第96師は中国へ退却して再編されます。この時南寧作戦時に隷下にあった栄誉第1師は当時第8軍に異動しており、隷下に加わっていた第96師が機械化されていたかは不明です。
 新編第22師がインドへ退却した穴は新編第39師、後に交代で第49師を編入して埋められますがこれらも機械化されていたかは疑問です。しかし第5軍の各師は戦争末期までに美械化されます。
 第200師はビルマ奪回作戦に参戦しますがこの時には第5軍の隷下を離れており栄誉第2師が編入され、同じく装甲兵第1団もまた1944年後半には同軍を離れて改編。