台湾海峡のミリタリーバランス2

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350名無し三等兵
アメリカ、台湾への12億ドルの兵器輸出を凍結
ttp://www.defensenews.com/story.php?i=3569882&c=ASI&s=TOP

米国務省は、10年前に協議が開始された120億ドル相当の台湾への兵器輸
出を凍結することを議会に通知した。この凍結が、ブッシュ政権の終わりまで
続くのか、オリンピック終了までで終わるのかは不明。台湾の懸念は、この凍
結が来年の米新政権にも引き継がれることである。

この凍結は、アメリカによる中台交渉やブッシュ大統領のオリンピックでの中
国訪問を混乱させないための措置とのこと。

凍結されるのは、FMSとして既に認可されている物と申請中のものを含む。具
体的な内容はAH-64D戦闘ヘリ30機、UH-60汎用ヘリ60機、潜水艦8隻、パト
リオットPAC-3 SAM 4セット、F-16C/D 66機を含む120億ドル規模。ただし、
P-3C対潜哨戒機12機については凍結には含まれない。

国務省の情報提供者によると、北京のアメリカ大使館により、中国をなだめる
ため台湾への兵器輸出凍結を求める激しいロビー活動があったとのこと。この
凍結は、アメリカの防衛産業にとって、国防予算削減と景気問題という、良くな
い時期に来ることになった。
351名無し三等兵:2008/06/10(火) 18:37:16 ID:???
北京は、台湾におけるアメリカの防衛産業の活動を減らすことに成功してい
た。ボーイングは北京が民用機の将来における購入を減らすであろうという
脅しを受けて、二年前に台北オフィスを閉鎖している。

国民党政権の成立後、台湾と中国は公式な交渉を進めるようになった。

前国務省当局者のJohn Tkacikは、馬英九新総統はF-16や潜水艦につい
て購入の意思はあるが、現在は適切な時期では無いと述べたという噂があ
ると述べた。

一方、台湾側の総統に近い情報筋によると、馬英九政権は中国と交渉する
際にその立場を強めるためには、F-16の存在が不可欠であるとしてF-16の
購入を求め続けるとしている。(注:新政権は実際にF-16の売却を許可する
ようにアメリカに打診している。)

Tkacikは、「これは、馬総統が要求しなければホワイトハウスは動かないだろ
うし、馬総統は要求しないだろうということだ。」と述べた。 「国民党の人々は
遅延をアメリカの責任とする。そしてアメリカはチェシャ猫のような笑みを浮
かべながら「台湾は要求しなかった。」と言うだろう。これは北京との交渉に
台北を向かわせるというワシントンの決定があると思われる。そして、台北
のリーダーシップは決断を下すにはひどく分裂している。」

この凍結の決定については、アメリカが台湾の防衛に責任を持つと定めた
台湾関係法に違反するのではないかとの指摘もある。(以下略)