アメリカ、台湾への12億ドルの兵器輸出を凍結
ttp://www.defensenews.com/story.php?i=3569882&c=ASI&s=TOP 米国務省は、10年前に協議が開始された120億ドル相当の台湾への兵器輸
出を凍結することを議会に通知した。この凍結が、ブッシュ政権の終わりまで
続くのか、オリンピック終了までで終わるのかは不明。台湾の懸念は、この凍
結が来年の米新政権にも引き継がれることである。
この凍結は、アメリカによる中台交渉やブッシュ大統領のオリンピックでの中
国訪問を混乱させないための措置とのこと。
凍結されるのは、FMSとして既に認可されている物と申請中のものを含む。具
体的な内容はAH-64D戦闘ヘリ30機、UH-60汎用ヘリ60機、潜水艦8隻、パト
リオットPAC-3 SAM 4セット、F-16C/D 66機を含む120億ドル規模。ただし、
P-3C対潜哨戒機12機については凍結には含まれない。
国務省の情報提供者によると、北京のアメリカ大使館により、中国をなだめる
ため台湾への兵器輸出凍結を求める激しいロビー活動があったとのこと。この
凍結は、アメリカの防衛産業にとって、国防予算削減と景気問題という、良くな
い時期に来ることになった。