多モードパルスドップラーレーダー・・・
そんなもん持ってやがるのか。今までバカにしていたが、こりゃあなどれんな。
90'年代の米軍の装備品は一式パクってる(それもデッドコピーレベルで)とみた方がよいよ
クリントン政権が支那にベタ甘で、国防分野にセキュリティブリーチなしで佃煮にするほど
支那人が食い込んだ時期だし
J-8IIってMiG-21のエアインテークを左右に振り分けてでかいレーダー積めるようにしたモデルだから
それなりのを積んでて当然と言えば当然ということか
>275
J-8Uは、搭載レーダーに永らく苦しんできた機体で、1980年代には
アメリカ製レーダーを搭載することを計画していたが、天安門事件で
頓挫している。
その後、国産レーダーを搭載したJ-8UB、J-8Dが就役するが、いず
れも中距離空対空ミサイルの運用能力は持たなかった。ロシア製レ
ーダーを搭載したF-8UMが1990年代中期に登場するが、こちらは輸
出むけであり中国軍への配備は行われなかった。
J-8Hは中国軍に配備されたJ-8Uシリーズの中では、はじめてセミ・ア
クティブレーダー誘導ミサイルの運用が可能になった機体。ただし、多
用途戦闘機型のJ-8Fの登場により、生産は少数で終わる。
現在量産中なのは、PL-12アクティブレーダー誘導ミサイルの運用能力
を有するJ-8F。
J-8Uシリーズって中国空軍はどう位置付けているんだかわからない機体ですね。300機も発注してるって話も
あるようなんですが、ハイ・ローのローならFC-1あたり増やしたほうがよさそうだし、かといって電子装備のクラス
からみてハイなのかって言ったら、それならJ-10やJ-11Bを増やしたほうがよさそうだなあって気が。
メーカーに仕事を割り振るための、救済策かなんかなんでしょうか。
>278
J-8Uのメリットとしては、既に量産体制が整っており、中国国内で調達
されたコンポーネントを使用しているため、エンジンを外国に依存している
J-10やFC-1と違い、安定した生産を確保できる点がある。
ただし、J-8Uの価格は、一機3500万元とJ-10(推定二千数百万元)よりも
高額であり、価格の面ではハイの機体になる。昨年の生産数でもJ-10が
28機生産されたのに対してJ-8Fは少数発注に留まっている。
J-8Uのメーカーである瀋陽飛機工業公司は、現在J-8Uシリーズしか戦
闘機を量産しておらず(J-11Bはまだ量産体制には無い)、>278での推測
通り、仕事を割り振るための発注というのも見逃せない点であろう。
最新型のJ-8Fでは、空戦任務だけでなく対艦・対地攻撃など多用途戦闘
機としての性格を強めている。
>>279 高いって言っても一機たったの4億5千万円程度か。
そんな安もんが、アメリカ自慢のF16を圧倒しちまうんだからなー。
こりゃマジで中国強いな。
台湾はF16C/Dの導入急がないと、以前は圧倒的だった制空権も、現段階では互角かあるいは中国が上だね。
>279
J-8Uの価格は1980年代の物で、現在生産されているJ-8Fだと
大体2000万ドル以上と推測される。
なお、上のJ-10の価格は単位をドルにするのを忘れていたので
正しくは2000万ドル程度。
>280
記事を読むと分かるが、J-8UがF-16を圧倒したわけでは無く、、垂直
面での機動を繰り返して有利な位置を取って、レーダー妨害を受けるこ
となくロックオンを行なうとあり、機体特性を活かして低空域での機動戦
に持ち込まない戦術を取ったJ-8Uの優勢勝ちといったほうが良いだろう。
ちなみに、F-16を運用しているパキスタンでは、F-8Uの輸入を持ちかけ
られた際に、評価試験を行ったうえで以下のような理由をあげて断っている。
ttp://military.china.com/zh_cn/critical3/27/20051107/12825629.html ・パキスタンが殲-8Uでなく殲-7Mを選択したのは政治的選択ではなく純粋
に軍事的見地
・殲-8Uは高空、高速性能は優秀であるが、現在の戦闘機ではその能力の
優先度は低い
・殲-8Uの純デルタ翼は高速性能には適しているが、機動性やコスト面での
問題がありMRFとしては不適当
・純デルタ翼と機体の細長さ、中国は殲-8Uを「空の美男子」と称しているが
現在戦闘機としては旧式。第三世代戦闘機は翼面積比を増して低空性能
と機動性を向上させている
・エンジン推力の少なさ、旧式の渦噴7、渦噴13では推力、騒音、燃費で問題
・翼設計の不合理、複合材使用の少なさ、人間工学的な配慮にかける設計、
風防の視界不足等
・搭載可能な武装の少なさ:23o機銃、2〜4発のAAM、ロケット発射器×2、
4〜10発の航空爆弾では殲-7と大差ない
・旧式なレーダー、精密誘導兵器やASMの搭載不可な点
・殲-8Uの性能がアメリカに詳細に把握されていること:このような機体を使
うことの国防上
の懸念
・総体として殲-8Uは遅れてきた第二世代戦闘機と認識、これは遅れてきた
というだけでなく Mig23、F104、F5、F4、ミラージュ3、ミラージュF1、ビゲン
と比べて劣っているということである
このような評価を受けてしまったJ-8Uが、改良を受けた上で上記の
結果を出したことは、現代戦での電子装備、その情報の保持の役割
の大きさを意味すると思われる。
機体性能や運動性などでもっとも劣るはずのJ-8Uが、Su-27を翻弄
したF-16を抑えるという結果をもたらした、現代の空戦における電子装
備の占める役割の大きさが印象付けられた。