台湾海峡のミリタリーバランス2

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270名無し三等兵
台湾海峡におけるSu-27とF-16の小競り合い
ttp://blog.sina.com.cn/s/blog_5002512c01008xce.html

内部資料として紹介されており、記事の事実や事件の発生時期については
不明。興味深い記事なので参考までに紹介。

この事件は、2002年前後に発生した。中国軍の警戒レーダーが台湾のF-16
戦闘機4機が台湾海峡の中間線での巡回任務を開始したのを発見。中国軍
は、越境偵察を阻止するため、Su-27戦闘機4機をスクランブルさせた。

双方の間でレーダーによる照準や捜索、ロックオン、追いつ追われつの状況
になったが突然、Su-27のパイロットはF-16の姿を見失った。F-16はアメリカ
製の新型電子妨害機材を搭載しており、Su-27のレーダーのモード変化の数
では、F-16の妨害装置に対処することは出来なかった。

台湾軍は長い間中国軍とのドッグファイトの経験があり、Su-27のレーダーの
特性について熟知しており、彼らはアメリカにSu-27のレーダー妨害用の電
子妨害装置を発注していた。
271名無し三等兵:2008/04/27(日) 03:55:23 ID:???
これによって、中国側は完全に守勢に回ることになった。Su-27のパイロット
は目視に切り替えて、良好な飛行能力を活かしてドッグファイトでF-16の後
ろに付くが、依然としてレーダーは使用不可能であった。かれらは、まだ使
用できた無線を通じて増援を要請。

上層部は当初、Su-27を送ろうとしたが、同じ状況に陥ることを懸念して、最
終的にJ-8Uのとあるタイプの機体を4機派遣することにした。

J-8Uシリーズは、低空域での運動性についてはSu-27やF-16に劣る。しか
し上昇性能をいかした垂直面での機動性や、中・高度での水平機動性や加
速性ではF-16に勝る点が多かった。そして、重要な事としては、派遣された
J-8Uの某型は90年代中期以降に採用されたものであり、国産新型多モー
ドパルスドップラーレーダーを装備しており、このレーダーは周波数の切り替
えではSu-27に勝っていた。そして、台湾はこのレーダーに関する情報を得て
いなかった。

J-8U某型4機は、Su-27にかわってF-16に向かい、つねに優位な位置を占
めてレーダーでF-16をロックオンした。両者はドッグファイトを繰り返したが、
台湾軍は優位を占めるのが難しいと判断し、帰途に付いた。

これを確認後、J-8U部隊も帰路に着いた。基地上空は雷雲に覆われてお
り、先に帰途についていたSu-27共々空中待機が命じられた。しかし、Su-2
7と違って燃料に余裕が無かったことから強行着陸することを決心した。3機
は無事に着陸したが、1機が雷に当たり電子装備やパイロットにダメージを
受けながらも、なんとか着陸に成功した。