ミンス党ですが給油終了で勝利です

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612名無し三等兵
日本のアフガン支援論争のどこがまちがっているのか
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20071101-02-0901.html

神保:SSR(※治安分野改革)が崩壊していることは分かった。では、日本は何をすべきなのか。
 
伊勢崎:私は「美しい誤解」と呼んでいるが、日本はアフガン国内で体よく誤解されている。つまり、日本は親米
でありながら、アメリカと対等な経済大国であり、なおかつ軍事的なものを背景とせずにアフガンに接してくれる
と思われている。特にアフガンは軍事に翻弄されてきた歴史があるため、国民は各国の思惑に敏感になっている。
 日本は給油問題から安倍首相の辞任まで話が発展し、自らが騒いだことで「美しい誤解」は解けてしまったが、
まだ遅くはない。軍事との決別を宣言すればいい。
 具体的にできることとしては、政治浄化のためにSSRを理解している人間を送ることだろう。国際社会が一枚岩
であることを演出しながら、アフガン政府、特にSSRの担当省庁の浄化を促せるような、ロビー力のある人間を
送ることだ。
 そして、自分や部下の行動も含めて判断できる権限を与えて、その人がお金の采配も取れるようにすることだ
 
宮台:現場でお金が使えるようになると具体的に何ができるか。
 
伊勢崎:機密費的なことをやらなければならないだろう。それに対して、新聞は黙ってはいないと思うが、これは
仕方がない。
 扱っているのはそういうやばい世界だ。しかも、戦争犯罪者に対して血税を使うというのは、表向きにはモラルの
問題にもなる。そのときに機密費的な手段が必要になる。
 
宮台:日本が本当に手を汚していないかどうかではなく、美しき誤解によって相手がそう思っていたとしたら、それを
上手く使うことが重要だろう。
 基本的に交渉ごとは手打ちに持ち込まなければならないが、その仲介役がどちらか側と思われないようにするには
日本が有利だ。しかし、清廉潔白、二元論でやっても上手く行かない。そのような、外交の最も重要な部分が手打ちに
なるという感受性を、自民党の政治家が失っていることは悲劇的だ。