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皆さん、ごきげんよう。昨日は急に呼び出されて泊まり仕事にいってきたのですが、暇をこいたついでに
蟹FP-Xの仕様について色々といじくっておりました。ちなみにポンチ絵も書いたのですが、スキャナーも
ないですしアップできないのが残念ですね(笑
蟹FP-X
乾燥重量:18.77t 全備重量(哨戒時)37.51t (対艦攻撃時)38.24t 最大離陸重量45.04t
全長:24.67m 全幅:15.7m 全高:(飛行時)5.64m (駐機時)4.86m 翼面積:55.44m
エンジン:F119-PW100x2(12906kg/ML・17355kg/AB)
燃料搭載量15000L(13.5t)
最大速力:2500km/h(M2.39)/高度12000m 巡航速力:740km/h(M0.64)/高度6000m
航続距離:2400nm(M0.64/6000m)
戦闘行動半径:900nm(巡航速度M0.64/高度6000m)/460nm(巡航速度M1.15/高度12000m)
武装:蟹ザスロンM合成開口モード搭載型
(最大探知距離300km(左右140度/上下±70度)・最大追尾距離200km(16目標同時追尾/8目標同時攻撃)
IRST(最大探知距離70km)
MAD磁気探知装置(探知範囲・約500m〜1000m)
ソノブイ投射機 (ソノブイ探知距離CZ捜索時約30nm 直接伝搬域探知時約3000m)
蟹R-37AAM(最大射程150km〜300km/速度M6/慣性誘導+中間コース修正,最終ARH/全長4.2m・重量600kg)
AAM-5(最大射程35km/速度M3/赤外画像誘導/全長2.86m・重量84kg)
蟹XAAM3
97式短魚雷
150kg対潜爆弾
水中発音弾(音響警告用)
M61・20mm多連装機銃(弾薬480発)
搭乗員:パイロット1名 TACCO1名 レーダー/ソナー員1名 並列複座型(パイロット・レーダー/ソナー員) 後席TACCO
通常の哨戒飛行時は、自衛用に蟹R-37を2発か、蟹ASM3を2発と、AAM5を2発搭載し、
対潜用に97式短魚雷、150kg対潜爆弾か水中発音弾、あとソノブイを搭載していくことになります。
通常は低速巡航によるMAD磁気探知装置で広域哨戒を行い、反応が出たらレーダーを合成開口モードに
切り替えて、水面波の状態を調べます。通常水面波は、水中の海流と水面の風の流れによってある一定の
パターンをもって発生しますが、水中に運動体が存在するばあい、水中波が別に発生し、水面波が乱れる
のですね。これを合成開口レーダーで探知し、水中運動体の運動ベクトルを算出、これが怪しいという事に
なりますと、ソノブイをその周囲にばらまいて、詳細な情報の収集にあたる事になります。
また、敵のFIが蟹FP-Xの排除に飛来した場合、MAD磁気探知哨戒時に蟹ザスロンMによって空中監視も
行っておりますから、まずIFFで敵か味方を判別、敵と判別されたならば蟹R-37を射程距離200kmあたりで
発射、敵との距離を維持しつつ、哨戒を続けます。そして、敵が蟹R-37で無力化されれば哨戒を続行しますし、
無力化されずに中AAMによる攻撃が行われそうになったならば、自衛用のAAM5で敵の中AAMを迎撃しつつ、
成層圏に上昇し、全速力で離脱することになるわけです。
通常、敵は2機編隊で飛んでくるのが精一杯でしょうから、蟹R-37は2発搭載で十分でしょうが、脅威度が
高い場合、蟹FS-X(蟹FP-Xの母体となった機体です)の護衛をつけるか、蟹R-37の搭載数を増やすべきと
なるでしょう。蟹FP-Xはステルス性維持による被探知性低下のため基本的に全ての武装を内装するので、
下手に主翼下に色々ぶら下げるのは好ましくありませんので、搭載できる短魚雷や対潜爆弾の数に響いて
きてしまうのが困りものといえますね。
ちなみに蟹FP-Xは高機動性能を維持するために、尾翼4枚を左右斜め上下にX字型に張り出す形になり、
エンジンのノズルも4枚の方向舵が±30度づつ動く事で、推力変更を可能となっています。この尾翼がX字型に
張り出しているのは、超機動時においても、必ず尾翼が揚力を維持し続けていられるためであり、またエンジンの
推力変更装置によって大型大重量の機体でもあるに関わらず、敵機に近接格闘戦を挑まれる前に戦闘空域を
離脱するか、蟹R-37の最適発射位置に最も効率的な航路でつく事ができるわけです。
これによって、我が国の近海航路において、敵のある程度の軽空脅威下であっても水上哨戒を継続して行う事が
可能となり、それだけ空自のFIにかかる負担が少なくなることで、空自の運用の柔軟性に寄与する事ができる様に
なるわけです。
また、地方隊に配備される近海用護衛艦に対しても各種の支援が可能となるわけであり、それだけ効率的に
内航航路の警備活動が可能になるわけです。
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なお、搭乗員の席次は、前席がパイロットとTACCO、後席がレーダー/ソナー員でも良いかもしれません。
てゆーか、そっちの方がよいかも(笑
ちなみに、後席の横にトイレがあって、長時間哨戒時のそっちの処理もきちんとできるようになっているのでした。
さすがにSu-32Nみたいに、簡易ベッドで仮眠をとったり、電子レンジで温かい食事をとったりはできないわけですが。