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米大統領はいずれ裁判被告と、イラクでイラン最高指導者
2007.09.14
Web posted at: 20:52 JST
- CNN/AP

テヘラン――イランの最高指導者、ハメネイ師は１４日、イラク情勢の混迷を招いたブッシュ米大統領や
政権上層部がいずれ、イラクのフセイン元大統領が直面したような国際裁判で罪を問われるだろうとの
考えを示した。

ＡＰ通信によると、イスラム教のラマダン（断食月）に入った後の最初の金曜礼拝で数千人の宗徒を前に
述べた。裁判では、米軍主導のイラク軍事作戦の責任が追及されるだろうと述べた。

同師は「米国人はイラク占領を止めず、テロと武装勢力の攻撃がイラクに満ちている理由を説明しなけ
ればならない」と指摘。この状態はいずれ終結し、米国人はヒトラー、サダム（フセイン）、他の欧州指導者
のように阻止されるだろうと語った。

また、イラク占領から４年以上も経過したが「誰もが米国は失敗したと知っている」と強調、「米国は今や
一生懸命、撤退の出口を探している」と酷評した。ペトレイアス駐イラク米軍司令官が１０日、議会公聴会
で増派分の兵士撤退は可能などとした証言を踏まえたものとみられる。

同師は、イランの核開発問題で国連安保理が打ち出した経済制裁にも言及、孤立化を狙った措置にも
かかわらず、イランは経済的にも繁栄していると主張し、数年前に比べ政治的発言権も強化したと自負した。

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200709140021.html