パラオ虐殺 沖縄戦と共通/藤野准教授、あす報告会
アジア・太平洋戦争中、旧南洋群島で起きた日本軍のハンセン病患者虐殺を調査している
藤野豊・富山国際大学准教授が、パラオの被害者の中で確認した沖縄県出身者の
調査結果を十一日開く講演会で報告する。「日本軍によるハンセン病患者虐殺は、
軍民一体の戦場で起こった。沖縄戦の住民虐殺と
『集団自決(強制集団死)』と構造が同じだ」と指摘する。
今年三月、藤野准教授はパラオ共和国で療養所生存者に聞き取り調査を実施。
県出身の被害者男性の氏名や職業、さらに一九四四年の空襲後、
軍に食糧を奪われ、療養所を逃げた結果殺害されたこと―が分かった。
藤野准教授は「パラオでも日本軍は住民が捕虜になり、米軍に情報が伝わるのを恐れ虐殺した。
ハンセン病患者虐殺もその中で起きた」と沖縄戦との共通性を指摘した。
しかし、旧南洋群島の被害実態の掘り起こしは、韓国や台湾が裁判の結果、
究明が進んだのと違って、十分ではない。藤野准教授は、療養所の存在、
強制収容を裏付ける公文書の発掘など事実を積み重ね、国に対して
調査の徹底と謝罪を求めてきたが、具体的な動きは見えない。
その一方、日本国内では、親日感情が強い南洋群島の戦争を美化する動きも出てきた。
「地元から責任を追及する声が出にくいことを利用し、
戦時に人々が積極的に日本軍に協力したと美化する風潮がある。
沖縄の『集団自決』歪曲の動きと似ている」と指摘する。
今回、県内資料から、サイパンに邦人専用仮療養所、
ポナペの療養所の存在も新たに分かった。サイパン陥落時、
療養所にいたとみられる県出身患者四人も確認した。
沖縄からの実態掘り起こしが進むことを期待する。
(以下略)
沖縄タイムス
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200709101700_05.html ■沖縄が中国の工作拠点になりつつある!?
どうもこのところ、中国は沖縄を宣伝工作活動の目標に定めているのでは
ないかと思えるふしがあります。沖縄は、中国と歴史的に関係が深い一方、
米軍基地が集中し、尖閣諸島を抱えるなど、戦略的に重要な地域だからです。
沖縄在住の知人によると今月1日、東京の中国大使館の一等書記官が突然、
沖縄にやってきて、那覇市内で講演したそうです。講演は、マスコミ関係者は
シャットアウトされて開かれ、テーマは「米国の世界戦略と中国」で、内容は
だいたい次のようだったと言います。
@中国は経済が驚異的に発展している
A中国では中産階級が増えている
B中国は平和を愛する国家である
C中国は、自ら他国に戦争をしかけたことはない
D尖閣諸島は中国の領土であり、それには明確な根拠がある
E東シナ海の石油ガス田問題は平和的に解決したい。中国は日中境界線のはるか中国寄りで試掘している
F沖縄が中国に帰属するかどうかは、琉球の民が決めることだ。中国からは言わない
ソース:IZA 2006/08/04 16:37
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/21977/