【妄想は】編成・編制・編組スレッド2【ほどほどに】
今日は帰宅が遅かったので一つだけ予備部隊規模の参考を。
米軍の野戦指揮官ガイドの場合
中隊は逆襲部隊として1個分隊、または戦車班程度を陣内に予備として控えておくべきである。
中隊が大隊の一部として防御を行う場合、大隊予備または旅団予備から小隊、中隊規模の逆襲兵力を期待できる場合がある。
とあります。
まあ、予備隊の規模はおいておいても、前哨部隊/前置支隊(援護/警戒を含む)の配置による警戒/遅滞により予備の機動により
敵主攻に対する戦力集中を早期に行うという手法により、主戦闘陣地に貼り付ける兵力を節用する事もあるようです。
この全般前哨は後方配置、つまり予備から抽出し主戦闘陣地帯の前方に配置する場合があります。
(大隊の前方に小隊規模で全般前哨がおかれ敵偵察の阻止や攻撃の遅滞に用いられ、後退し主戦闘陣地より下がると予備に合流)
また主戦闘陣地の直前には戦闘前哨が配され警戒にあたります。これは主戦闘陣地の部隊から抽出され、
密接に主戦闘陣地からの援護を受けるのが普通です。
また、偵察部隊などを主軸に援護部隊とし、主抵抗線より遠方、もしくは側面などの緊要地形の確保に派遣する場合も。
(この偵察部隊は米ソのような戦闘力を持った部隊でないとダメです。これがない場合は、やはり予備などから抽出されることに)
(まあ、そういった必要性がない場合は無理に出されませんが)
この前哨の分類や呼び方が、また各国で違うのでややこしいのですがw
>735
>また小隊以下では普通予備隊は作りません。
ブリ脳は、小隊陣地で各分隊の相互支援陣地を目指すのは普通なのですが、
その内、縦深に配置された分隊を、一応逆襲予備として考えるようですw
ただ、その予備指定分隊であっても十分に前衛分隊を小銃でカバーできる距離内に陣どるので、
小隊としてはかなり一体化した陣地にはなるようです。
(つまり火力発揮の面では、そんなに差はなく、予備も早いうちから火力発揮を想定…でも予備隊としても想定w)
まあ、常に斜め前の独自の道を進み、さらに白兵主義のブリ脳らしいといえばらしいのかも知れませんw
なお、ブリ脳では陣地防御を行う最小限は中隊規模としています。
(その中隊内小隊陣地で、局所逆襲を重視してそうな感じを受けます)
>>715 プロが考えた体制に素人が知ったような口聞いてんじゃねえよ
>>738 んなこといったら軍事板の存在価値自体がwww
>715
>東部方面隊の直轄で、独立戦車大隊くらい欲しいところだ。
つ【富士教導団】
>>738は、4〜5年前に「機動運用部隊と機能別部隊を中央で一元化すべし」と
言う奴がいたとしても、同じ事言って大恥かいたろうな。
742 :
だよもん:2008/05/14(水) 19:00:33 ID:???
あり?
富士は大臣直轄に移行されたのでは?
偵察隊に戦闘車輌の名目でTK-X導入
陸自の普通科に大隊を復活という案はないのですか?
>742
移行したと言っても有事における全般機動予備という位置づけは変わらないじゃないですか。
であるならば、機甲戦力に乏しい東部方面隊が主戦域になった場合、当然戦域投入されるものと思いますが。
まあ、この場合、教導団が投入され空いた予備には7Dがあたると考えるのがjkでわ?
教導団の投入が必要な状況下で、他方面で7Dまでも拘束されるような状況は流石に考え難いように思えます。
(つまり複数方面で強力な機甲戦闘団が必要な状況は流石に…北は2Dもありますし)
とりあえず東部方面隊下に教導団を増援し、機動してくる7Dを予備として拘置(7Dももともと機動運用の位置づけ)
体制が整ったら反攻の方向ではないかと。
今は施設もいるし、完全な機甲戦闘団ですぜ→教導
整備とかは武器学校にも頼めるのかなw
ん?もしかしてかなり独立性の高い戦闘団になれるのかな?
>>744 このスレでは見たことないな
今時大隊結節ありの3単位制歩兵師団は人数が多いと思う
米軍のROAD師団でも歩兵6個大隊基幹だし、陸自のペントミック編制は必ずしも人数が少なすぎるわけではない
>723 >724
まず部隊展開を順を追って見てみますと
1)援護部隊
主陣地の主力とは別働し、主陣地の前方地域で緊要地形を確保したり、敵を遅滞したりして主力を援護する。
任務特性上、機動力が必要であり機甲騎兵などがあたる場合が多いようです。
2)警戒部隊
戦闘は度外視。あくまでも敵の動向を本体に報告するストーカー。騎兵幕とか警戒線。
敵の触接を保つ隠密斥候。小型車はバイクなどが主体の極小部隊
これらが主陣地帯(主戦闘陣地/主抵抗線)などの前面地域で機動的に行動。
(前置支隊という時もあり)
>723 >724
さて次は主陣地帯ですが
3)全般前哨
主陣地帯の前方に固定的に置かれる前哨拠点
直接主陣地を攻撃されないように配備され、敵の偵察を拒否したり敵が主陣地に達する前に戦闘展開を強要したりします。
本体の砲兵支援の射程内に置かれますし、死守する訳ではないです。
ある程度戦ったら後退し、主力に回収され、予備部隊に合流したりします。
4)戦闘前哨
主陣地の直前におかれ陣地前面の警戒を行うとともに、陣地に縦深を与えます。
つまり戦闘前哨で、またまた敵は戦闘展開を強要されますが、主陣地に直接攻撃を与えるには遠く
防御側の砲兵射撃はもろに食らう訳です。
これら前哨において数次にわたり戦闘展開を強要された敵は、その度に砲兵射撃で斬減されるという訳ですね。
5)主陣地帯
ここで主力が陣地構築しKZを設定し待ち受ける訳です。
全火力を集中し決戦強要ですw
ただしこれら主陣地には予備陣地も準備され、万が一KZを抜けらても一気に突破されないように準備するのですが、
配備部隊により行う局地逆襲も行い、失地回復に努めます。
さらに後方に予備部隊が展開している場合は、主逆襲として大規模な逆襲を敢行できます。
またこの時点で予備が機甲部隊であるならば、さらに側面迂回などの機動が可能になりより効果的な打撃を加えられる訳です。
という事で主逆襲や機動打撃を行うのは最低でも中隊単位の戦力が必要と思われますので、
このような予備部隊は連隊以上のレベルで拘置するのが普通ではないかと
(1中隊前後を援護部隊として前置もありかも)
大隊レベルでは主陣地2個中隊(内1小隊前後は戦闘前哨に)、
予備2小隊、全般前哨1小隊てな感じかと(予備のうち1小隊は状況によって側面警護に出す場合もありそうです)
で主陣地の中隊においては分隊規模を拘置し局地逆襲に、
小隊においては、後方配備分隊が支援射撃とともに逆襲の任にもあたる。
とこんな感じで考えればよいのではないかと。
Lans丼、大変ていねいな戦術教育でした。
>746
米のROAD師団は近接戦闘大隊は10〜11個です。
(大隊の種類は時代と師団タイプ(機甲/機械化/歩兵)によってかなり違いますが)
>750
だよもんさんや90さんが不要スレで山岳戦やってくれてるので、こちらはこっそりとw
主陣地と前哨陣地の違いは、逆襲して再度確保する必要を感じているかいないかにより
区別するのか、それとも敵を支える期間として見込んでいる日数によって区別するのかってのが
ちょっと分からなくなりました。
>754
全般前哨は遅滞というよりも、敵偵察の拒否が重要のようです。
逆にいえば、これを突破して主陣地に迫り反応を見るのが威力偵察。
で、戦闘前哨は主陣地の前縁と考えるといいかも。
で主陣地は当然再確保を図る価値があるでしょう。
(実際に逆襲を実施するかは、敵圧力と味方予備の状況、それと任務種別によるかと)
で日数は、これら陣地システム全部を駆使して抗堪すべきものではないかと思います。
まあ、前哨陣地といっても任務により数種類に分かれ所属本隊も違う場合が多いのが混乱のもとなのですがw
>>737 >小隊内の逆襲も想定するブリテン
ウォリアーがあるからですかね。
我が社的には、「主逆襲に中隊規模じゃ瞬殺されるだろうJK・・・」なんですが。
>757
欧米の機械化は我の比ではないですから…
あと、小隊内の逆襲はあくまでも局地逆襲にすぎません。
主逆襲は旅団/師団レベルの部隊が機甲部隊を中心に機動予備を確保し、それにより行うとなってます。
という事で機甲中隊〜機甲大隊あたりのようです。
あ、こんな記述も発見w
「戦闘群以下のレベルで予備兵力を用意するのは。あまり現実的とは言えないが、
中隊長がドライバーやコックなどの余剰人員を寄せ集め、自分自身や中隊専任軍曹の指揮下に置くことはある。」
教範類でもうこんな末期的なことまで書きやがりますかブリ脳はw
こんな予備隊…トーランドのバルジ大作戦で読んだなぁ…米軍がやってたっけ…
>>758 っていうか、中隊内にドライバーやコック置きやがりますか(笑)
なお、「局地逆襲」は各防御陣地の守備部隊の判断で行うもので、「主逆襲」は
防御部隊長の判断で行うものです。ですので、主逆襲は師団/旅団長の命により
予備連隊/大隊で行うものではないかと。中隊では力不足です。
ロシア軍では、主逆襲は第2梯隊部隊と予備部隊を総合して行うことになってますね。
陸自だと音楽隊か?
>759
そのあたりは英国の場合、旅団規模での単独派兵もありますので。
で、英国は援護部隊(前置部隊)にも熱心なので(機械化されてやがりますから可能なのです)
そこにも部隊を廻すと、増強中隊が予備というのは十分にありえる状況ではないかと。
(米軍野戦指揮官ガイドでも、その程度の場合があるとの記述を見受けます)
(これも旅団としての場合ですが…師団なら増強大隊規模が期待できます)
(まあ、奴らの増強機甲大隊つーたら…ねぇ。我の連隊でも側面打撃された日には大変なことに!な規模ですし…)
まあ、奴ら完全に【機甲化】されてやがりますから(TK+IFV)
得意そうに「西ドイツに駐留する英陸軍は、現在機動戦に適した戦術と装備を備えている。味方の勝算はいかにして守勢を攻勢に転じるかにかかっているのだ。」
とかまで書かれてますからw
>っていうか、中隊内にドライバーやコック置きやがりますか(笑)
ちゃんとした紅茶を淹れるのにコックは必須なのでしょうwww
>>759 すんげぇ嫌味だw
それに引き換え陸自と言ったら…
>前置部隊
前置部隊は任務を終えて下がったらどうなりますか、ということです。
遊ばせておくことは無いですよね。そう、第2線陣地を準備させるか、予備にするか、あるいは
その両方になります。
主逆襲を行う場合は、そこで陣地の縦深を回復しない限り防御が成功しないときです。それが
望めないなら、予備隊は予備陣地に入れ、新たな縦深を準備した方が確実です。増強中隊程度が
予備なら、主逆襲というギャンブル仕掛けるよりも、予備陣地を占領させるか、あるいはヘリボン対処
に任ずるか、ですね。
(まあ、機械化された敵に対して自動車化で挑む国だからかもしれませんが)
>>744 空挺団にあるじゃん。
下手すると増強中隊くらいの人数しかいない普通科大隊が。
>764
陸の場合は中隊で不足と判断するのは理解したくないですが、よく理解できます…orz
また露助の場合は、奴らの逆襲は単なる失地回復以上を狙ってると思います。
よって主逆襲の規模も大きくなるのではないかと。
あくまでも米英の増強中隊での主逆襲は、奴らの機甲威力とともに
全体が旅団単独での派兵(つまり最上級部隊が旅団)という場合も想定しての話だと思いますし。
(奴らは強行な武力鎮圧前提の外征治安維持軍の性格も強いですから)
このあたりも我では絶対想定しえないものですし。
違いが出るのも当然でしょう。
やっぱり国としての状況や教義の違いは、防御といえどもいろんな所に大きく影響してるようですね。
>762
> それに引き換え陸自と言ったら…
「全ての陸自隊員はライフルマンである」
多分何かの解釈の違いがあるとは思うんですが・・・
まず、我が防御するということは、敵は我よりも強大な戦力を有しているわけです。
旅団で陣地防御する以上、敵の攻撃戦力が旅団以下ということはまず考えにくい。
恐らくは師団以上の敵を相手にすることを想定すべきだと思います。
(米英軍ではこの前提が違うのかもしれない。)
そして、師団以上の敵が攻撃してくるということは、敵の主攻撃部隊は連隊クラスに
なるでしょう。先端戦力としては大隊規模が想定されます。近代軍なら当然増強は
してくるでしょう。
ここで、増強中隊程度が逆襲して成功するのか、という問題に戻ります。逆襲は
防御に内包される攻撃行動ですから、攻撃と同様優勢な戦闘力、目安として3対1
以上の戦力比が必要とされます。増強中隊の逆襲で成功するとしたら、通常は
小隊程度、贔屓目に見て中隊規模の敵が相手でしょう。それ以上の敵を相手にして
貴重な予備を使い切ってしまうのは危険です。
あるいは、ブリテン脳らしく斜め上の答えが待っているのかもしれませんが。
逆襲は敵の攻勢を破砕ないし頓挫させた後だからまた違うんじゃね?
それに敵は防御姿勢をとってない訳だし
攻勢限界点を察知し、そこを打撃することにより、
敵にさらなる損害を与えることを目的としているのでしょうかね?
>3倍
この辺はどうなんでしょうかね?
衝撃力を失いつつある敵に対しては、ある程度の打撃力になりうるとは思うのですが。
逆襲を成功させるには敵を分断しなくてはならない。
特に砲撃が有効ですね。
3倍ってのは相手が陣地に居ることが前提の経験則じゃないの?
逆襲なら遭遇戦的な様相を呈すと思うし、そうならば統制の面では逆襲側が優勢
だと思う。
>>772 >攻撃側3倍の原則
松村氏は俗説である、と言っていますね。
現代だと前線の兵力だけでなく、砲兵火力も加味されるので、簡単に何倍との評価も難しいでしょうね。
相手側の重戦力が疲弊しているような場合とかに、我が重戦力で逆襲すれば
3倍に達していなくても充分有効だと思う。
そこら辺を前線の指揮官に判断させて適時逆襲させるとかじゃないか?>ブリテン
米英の逆襲を考察するにあたり、まずは米の教範系から関連項目を洗い出してみます。
FM7-7、1985、3 機械化歩兵小隊
防勢作戦 6-26から抜粋
「小隊は多くの場合、中隊または大隊の一部として逆襲を行う。
逆襲は細部の計画により実行する場合もあるが、一般に戦況を瞬時に判断して迅速に攻撃をかけ、
友軍の支援射撃を待たずに陣地の奪回に努める。
状況により、小隊は中隊主力より一部の増援を受け、あるいは小隊の一部を他の小隊ばどに配属する。」
これはどうやら局地逆襲を指してるのもと思います。
〜野戦指揮官ガイドに続く
米野戦指揮官ガイド 第10版
・防御の方式
防御の形式には一定の形式はなく多種多様であるが、理論上固定的、機動的の二方式に大別できる。
重要な地域を固守する純然たる固定的防御である地域防御(陣地防御)は陣地の火力を重視する。
全周防御の拠点における防御は固定的な方式の最たる例といえる。
もう一つの方式は、敵部隊にもっぱら戦力を集中する機動防御である。この場合、敵の攻撃を混乱、破砕に導く
機動打撃である主逆襲と撹乱攻撃を主体とし、固定した陣地からの火力も併用する。
・予備隊
本来、予備隊は主戦闘地域の戦力に縦深性を与えるが、中隊は自らの予備隊を持てない状況が少なくない。
ただし中隊長は、自らの火力の縦深性が乏しい場合に一部の小隊を拘置し、手持ちの戦力に余裕を与えてもよい。
時として大隊内の他の中隊に期待する場合もある。
・区域防御/予備隊
中隊長は局地逆襲および敵の突破阻止のため状況により予備隊を控えさせておく。
ただし予備隊を設けるのは大隊長から命ぜられた場合、および密林、市街地などの特殊な条件下に限られる。
(Lans注:これは密林や市街地は射線に制限があり、遮蔽物も多く、広範囲の火制が困難な為と思われます)
予備隊は通常、小隊または組(2輌)の規模で戦闘陣地に位置して攻撃または防御を実行し、縦深の抵抗または
敵の阻止ができるように準備する。
・拠点防御/予備隊
中隊長は逆襲部隊として1個分隊または戦車班程度を陣内に予備として控えておくべきである。
逆襲兵力は少ないが、その火力を陣地の重要な部分に指向すれば相応の効果を収めることができる。
また、中隊が大隊の一部として防御を行う場合、大隊予備または旅団予備から小隊、中隊規模の逆襲兵力を期待できる場合がある。
続く・・・
・逆襲
中隊は敵の弱点を見抜き戦況を有利に導くため逆襲を行う。
状況により上級部隊の逆襲に参加することもある。
逆襲の目的は次の通り
・敵部隊を撃破する
・機動の自由を回復する
・主導性を回復する
・重要な地形を奪還する
・当面の敵からの重圧を取り除く
・火力逆襲
火力逆襲は暴露した敵部隊の撃滅、交戦状態に陥った友軍部隊の救出および主導性の回復のために行う。
中隊が大隊からの支援を受けず独力による場合、1個小隊を秘匿した経路から陣地に配備し
敵の背後または側面に火力を浴びせる。この間、中隊主力は敵を挟撃する状態に陥れる。
火力逆襲に成功した後は、元の体制または新たな態勢を持って防御を続ける。
・火力と機動による逆襲
この種の逆襲は残敵の撃滅、敵からの重圧の除去または重要な地形の奪回のために行う。
逆襲部隊は敵の側面に迫り、火力と機動の連携により決定的成果を追及する。
Lans考察
TKおよびIFVにより、機動重視で敵後背よりの打撃を行う事に集中しているようです(まあ当然なのですが)
ただ、米軍はほぼ完全に機械化されており、予備は必ず機甲部隊であるのが当然のような記述が見けられます。
また主逆襲という語句はほとんど登場せず、どうもただ逆襲と呼ぶ場合は局地逆襲を指しているような気もしてきました。
で、主逆襲は普段は機動防御(機動打撃)と呼んでいそうな感じです。
(明日は英軍にいきますが、英軍では機動防御という語句が非常に多く使われています)
(今日は遅いので寝る〜w)
さて家に帰って英軍に入る前に
>764
>前置部隊は任務を終えて下がったらどうなりますか、ということです。
英軍の読むと、くどいくらいに予備を投入したら、新たな予備を準備せよ。
とありますので、収容した掩護部隊(前置部隊)は逆襲などに投入された予備隊の穴をうめる
新たな予備隊として再編成し拘置される場合も多そうです。
だって収容して再編成にも時間かかりますし、収容即予備に組み込み逆襲発起はきびしそうです。
しかし時間があれば、それも十分可能な運用ですが、時間の余裕は敵次第という事ですから。
(あ、でも敵が息切れすれば、それは再編成のチャンスと同時に逆襲発動のチャンスですし、
現代の戦闘経過速度を鑑みて、結局、逆襲発起まえに収容された掩護部隊が
再編成を行う時間をとれる事はそうそうないかも?とか思ったり)
英軍に入る前にもうひとつ
英米軍の基本教義であったアクティブディフェンスとエアランドバトルについて。
アクティブディフェンスは、全域からの機動予備兵力抽出と迅速な集中による敵主攻への反撃が大きな重点であり、
この機動打撃がより縦深化と機動戦を進化させたものがエアランドバトルでした。
エアランドバトルでは新要素であるディープアタックに焦点が行き、
あまりランドすなわち運動戦にあまり眼が向けられていないのが寂しいところです。
という事で英軍の防御戦術にも上記教義の影響が色濃くでていると思われますので、
このあたりも考慮して考察していきたいと思います。
なので逆襲に限らず、機動的な防御行動全般からいきます。
・突破対処(抜粋要約)
敵の突破を地上兵力の展開によって阻止し、その後の反抗に引き継ぐことを指す。
戦闘においては、敵が前線の一点に大規模な戦力を集中させ突破を図る危険性が常に存在する。
防御側は、敵がどこから主攻を行うか事前にはわらからない為、兵力の分散を強要される。
従って、敵の突破を完全に防止するのは、ほぼ不可能と言える。
その為、戦闘を勝利に導く鍵は、機動力のある予備兵力を十分に確保しておき、間隙を素早く埋めることだ。
この突破対処兵力は、必ずしも突破を試みた敵を撃滅できると限らないが、それはそれで構わないのだ。
もちろんその場で撃滅できればそれに越したことはないのだが、この戦闘の第一目的は敵の侵攻を停止させ
その場に展開させて交戦を強いることにある。そうすることで友軍の機甲予備兵力を転用したり、
逆侵攻に打って出る時間を稼ぐことができるのだ。
NATOの侵攻対処の一方法は突出したソ連軍の側面に対する逆侵攻だが、これだけで十分でないこともありえる。
ソ連軍も十分にその側面への備えを固めていると思われるからである。
したがってNATO軍としては突破勢力の切っ先を鈍らせ、その動きを阻止できるだけの機動予備兵力が必要となるだろう。
このために空中機動部隊が適している。英軍には高度に訓練された非常に強力な空中機動旅団が1個あり
普段はイングランド本土に駐留するが、有事に際しては主に突破対処を目的に英ライン軍団(BAOR)の増援旅団として派遣される。
突破対処にも制約はある。例えば隔たるもののない平野のど真ん中でソ連軍の正面に立ちふさがるのは愚策だ。
敵はこちらの両側面をあっという間に迂回してしまうからだ。
突破対処が効果を発揮するのは敵機甲部隊がどうしても通過しなくてはならない隘路で阻止する場合だけである。
防御戦闘
防御とは単に地域に留まって攻撃を待ち受けるだけではない。
出来ることならば防御は機動的である方が望ましい。機動的であれば守勢に立たされたボクサーとは違って
巧みに撤退と移動を繰り返すことが出来るばかりか、
タイミングに恵まれれば攻撃側に決定的な打撃を与えることも可能だからである。
指揮官は戦闘群相互間に間隙が生じることを覚悟しなくてはならないが、
こうした間隙は砲兵火力によってカバーされなくてはならない。
また戦闘群間の間隙が不可避の場合は、極力間隙の両側には歩兵中隊か戦車中隊を配置するようにすべきである。
敵の突破の際に反撃用に機動予備兵力を常に用意しておくこと(たとえ陣地戦であっても)
戦闘群レベルでは、こうした予備兵力は小規模にならざる得ないが、
予備兵力を持たねば指揮官は戦闘に影響を及ぼす手段を全く持たないことになる。
予備兵力を戦闘に投入した場合は直ちに別の予備兵力を編成しなくてはならない。
戦闘群以下のレベルで予備兵力を用意するのは。あまり現実的とは言えないが、
中隊長がドライバーやコックなどの余剰人員を寄せ集め、自分自身や中隊専任軍曹の指揮下に置くことはある。
予備兵力は予想外の方向攻撃したり、圧倒的な火力で襲い掛かるなどの奇襲を成功させない限り、
効果を発揮することはない。正面から予備兵力を投入しても、まず上手くいくことはないだろう。
続く・・・
おそらく攻撃精神こそが防御にあいて最も重要な要素といえるだろう。
もしも主導権は敵の手にあると思い込んでしまえば、敵の動きに追従する以外に成す術はなくなり
防御戦闘の勝利はおぼつかないだろう。
そうではなくて、あらゆるチャンスを捉えて敵にこちらの防御計画に追従させる事が肝要である。
反撃は敵が占領地を強化する前、実施が早ければ早いほど勝利のチャンスは増す。
たとえ防御に立たされても、機動戦闘を行っていれば、攻撃精神を維持するのが容易である。
防御戦闘であろうとも戦車やAPCを用いれば効果的な反撃を行うことは可能である。
防御計画を巧妙に立案すれば、上手く敵をおびき寄せて、味方の戦闘群や旅団、師団規模の別働隊が
敵の側面に攻撃を仕掛けることもできる。
また現実には全体を防御するのに十分な兵力を与えられることなどありえない。
したがって防御戦闘を効果的に行うには手持ち兵力をある部分に集中する事が必要になる。
という事はまず最も重要な地形を決めて、その防衛に兵力を割り当てることになる。
戦闘群の指揮官として固定的な陣地を防衛するのであれば、戦闘群内の一部兵力を予備的な機動任務に割き
側面の間隙の防衛に振り向けるのも一つの方法であろう。1個の戦闘群には常に機動性のある予備兵力が必要な訳である。
Lans考察:
そろそろブリ脳らしさがw
防御においても徹底的な攻撃精神で機動戦闘を継続ですか。
この後の記述が関わってきますが、英軍に主逆襲という意識はないようです。
逆襲=局所逆襲。そして大規模な別働隊としての反撃はあくまでも機動防御の一環として捉えているようです。
すなわち機甲部隊による機動防御が前提にある訳です(アクティブディフィンス/エアランドバトルが影響)
今日は疲れたのでここまで〜
(あ、英軍終わったらソ連に突入予定です)
追記:
英の戦闘群とは増強大隊戦闘団程度の諸兵科連合部隊と考えておk
(ちなみに英軍は旅団の下レベルの歩兵は大隊ですが、戦車は同規模で連隊と呼ばれます。各4個中隊編成)
lヽ ノ l l l l ヽ ヽ
)'ーーノ( | | | 、 / l| l ハヽ |ー‐''"l
/ O | | |/| ハ / / ,/ /|ノ /l / l l l| l O ヽ
l ・ i´ | ヽ、| |r|| | //--‐'" `'メ、_lノ| / ・ /
| M l トー-トヽ| |ノ ''"´` rー-/// | M |
| ・ |/ | l ||、 ''""" j ""''/ | |ヽl ・ |
| G | | l | ヽ, ― / | | l G |
| !! | / | | | ` ー-‐ ' ´|| ,ノ| | | !! |
ノー‐---、,| / │l、l |レ' ,ノノ ノハ、_ノヽ
/ / ノ⌒ヾ、 ヽ ノハ, |
,/ ,イーf'´ /´ \ | ,/´ |ヽl |
/-ト、| ┼―- 、_ヽメr' , -=l''"ハ | l
,/ | ヽ \ _,ノーf' ´ ノノ ヽ | |
、_ _ ‐''l `ー‐―''" ⌒'ー--‐'´`ヽ、_ _,ノ ノ
 ̄ ̄ | /  ̄
>逆襲と機動打撃
逆襲は、基本的に「我の防御組織を維持する必要」に応じて発動されるので、ここで
敵の攻撃を頓挫させるように作為はしますが、それができるかどうかは運次第です。
つまり、「我を撃破して勢いに乗っている敵」に突っ込んでしまうことも十分考えられ
ます。その時でも敵を圧倒するか、少なくとも阻止できるだけの戦力がなければ、
逆襲の目的は達成できません。「戦力3倍は俗説」なのは承知していますが、分かり
易い目安として使うことはまだ多いですね。この時「どういう戦力」を目安にするかは
だよもん氏への宿題。(個人的には、ソ連軍の「6〜7倍」を推奨しますが。)
米英軍の書き方では、「師団・旅団が計画する主逆襲では、発動まで時間がかかる
から戦機を逸する。それより局地逆襲を迅速に行うことが大事」と考えているように
思えます。この場合、敵の先端戦力が小隊程度の時に素早く攻撃して機先を制する
のでしょう。
敵の攻勢限界点まで引っ張り込んで打撃し、「敵部隊を撃破する可能性」を追求
するのは、機動打撃になります。エアランドバトル等ではこちらが主体でしょう。
>予備
できるだけ大きな予備の保持は、防御を成功させる上で不可欠な条件です。
掩護部隊の再編成は、当然急がせなければなりません。それ以外の予備部隊の
抽出元部隊については、だよもん氏への宿題(笑)
砲兵部隊で間隙を埋めるとか、工兵部隊を歩兵代わりに使うとか、そういう光景が
眼に浮かびました。
あ、誤爆したけどまあよいやw
「逆襲」とは防御陣地にあって機を見て、一時攻撃に転ずることを指し、
「回復攻撃」とは敵に奪取された陣地を取り戻すことを言い
(まあ、こちらから見れば回復攻撃でも敵から見れば逆襲なので、この際気にしないが
「攻勢転移」とは、基本的に決戦防御から機を見て攻勢に転ずることを指す
機動打撃については説明があるので略
さて、逆襲の規模についてですが。
必ずしも敵と同等あるいは以上の戦力が必要なのでしょうか?
勉強不足ゆえに頓珍漢な回答ですが、『敵の戦力とほぼ同等』ならば逆襲に出るべきなのではないでしょうか?
此処で言う同等とは投入正面の展開敵戦力に対して同等以上ならという話です。
……む?これだと追い落とせなかった時が問題になるか。
予備の援護の元で収容できないのか?
新鮮な予備を投入して時間を稼ぎ収容した部隊を再編成して予備陣地に入れたほうが良いのか(あるいはその逆か
>予備
>掩護部隊の再編成は、当然急がせなければなりません。
>それ以外の予備部隊の抽出元部隊については、だよもん氏への宿題(笑)
……施設と対戦、あとは司令部要員以外に無いのでは
あとは憲兵と落伍兵かなぁ?
>>788 >「逆襲」の定義
日本における「逆襲」と「機動打撃」の定義は、先ほど書いたとおり。「回復攻撃」なる
用語は正式にはありません。
「戦力比」というのは、必ずしも機動に任ずる部隊の規模だけを考えるわけではないことを
書いて欲しかったのですが、伝わらなかったのかスルーされたのか。
いずれにせよ、何度もいうように「逆襲(機動打撃)は防御に内包される攻撃行動」なので、
敵を上回る相対戦闘力が必要とされることは論を待ちません。その「戦闘力」の中身は
状況によって違うかもしれませんが。まあ、主逆襲は必ず実施しなければならないものでは
ありませんよ。
>予備の抽出元
通常、AT(−)は当初から予備ですね。本来は後方部隊の抽出もあるでしょうが、投入までの
タイムラグを考えると、使えるのは前方の部隊に限られてきます。(後退時の収容部隊等は
後方部隊も使えるか。)
というわけで、音楽隊も前へ(笑)
> 予備
員数以前に装備がないのでは
2人で1丁とか
>>790 主逆襲は「突破されそうだよママン」って時に予備を突っ込んで陣地を奪還って感じだっけ?
攻防の兵力差はあっても展開地積や近接経路により戦力の集中がうまくいかない事もあるし、
攻撃側は攻撃を受けながら前進しなければならないので部隊が整然とは進めない事もある。
防御側はそういう状況を作為すべく地形選択や障害構築などでの工夫が必要ではありましょう。
>792
それ局所逆襲
今日は90さんの不要スレ大活躍を読んでたので、英軍軌道防御の巻は明日にw
>>793 はーい、防御側は地形の利用と事前の準備で、できる限り主動的に戦闘を指導できるよう
努力しますよ〜。
でも、そんな時にこの言葉をもう一度考えて見ましょう。
「摩擦」
>>792 >>794 主逆襲も局地逆襲も、突破されそうなところの敵を撃破して陣地を奪還するという点は
変わりません。
違いは、「どのレベルで計画・実施するか」ですね。
>795
なぜ英米本が主逆襲と局所逆襲を分けなかったかわかったです。
つーか自分で>748で下記を書いてはいたんですが、まだ理解が不明確だったようです。
どのレベルから見るかで変動するからそういう言い方が避けてたんだ。
それに対して逆襲という言葉の意味合いは代わりませんから。
>配備部隊により行う局地逆襲も行い、失地回復に努めます。
>さらに後方に予備部隊が展開している場合は、主逆襲として大規模な逆襲を敢行できます。
ただ、主逆襲の場合、突破させそうなところというより、
敵の攻勢限界点を見据えての場合が多いような…と書いててさらに考察
さらに上級の予備部隊が期待できるならば、
敵の攻勢限界を早めるためや、勢いを削ぎ、失地回復とは行かないまでも
主導を回復し敵を拘束する為に側面打撃を主逆襲を行う事も考えられる訳ですから、
場合によっては敵が優勢な状態でも行いえるのではないかと。
敵を撃滅したり、陣地回復するだけが逆襲じゃなく
で、それを米英では重視してる?アクティブディフェンスの戦術面への反映?
だから早期の逆襲を準備し、より上級部隊を含む徹底した全レベルに渡る機動防御思想?
(米英の機動防御は機動打撃とはちと違う意味合いで使われており、機動打撃は機動打撃と書いてあります)
(機動打撃は主に敵に対する打撃、つまり攻撃自体を意味しますが、機動防御ではそれ以外の行動も含まれており
いうなれば機動打撃は機動防御という方式の一部に含まれるという感じ。このあたりはまた後日)
(前日の突破対処も機動防御の一部分とされています)
そういえばWW2独装甲部隊も突破初動における小規模部隊による即時早期逆襲を活用しておりました。
>>795 摩擦はどちらの側にも生起しますよ。
もちろん攻撃側が有利なのは当然ですがねw
>>主動を回復し敵を拘束する主逆襲
主逆襲した場合、防御部隊の予備隊はどうなるでしょう?
ほとんど使い切ってしまうことになります。そうなると司令部付隊点呼開始!
上級部隊の予備隊が期待できる場合に限ればやることもあるでしょうが、
手持ちの予備を使い切るような重大な決心を、果たして「敵の拘束」程度の
ためにするものでしょうか。(上級部隊の予備隊が予定通り来るかどうか、も
「摩擦」に左右されますよね?)
機動防御と機動打撃については、また後日。なお、機動打撃は機動防御の
重要な一部ですが、機動防御のときにしか使わないわけではないし、また
機動防御では機動打撃しか使わないわけでもありませんよ。
野外令からも参考にすべくコピペしてみました。
4413 逆襲
1 要旨
(1) 防御における逆襲は、陣地を奪回するため、防御部隊が行う攻撃行動である。
逆襲は、主動性を奪回し、あるいは防御組織の連携を回復して強靱な戦闘を継続するために重要であるが、
陣地による防護力を放棄するので我が戦闘力を過早に損耗するおそれがある。
逆襲成功の要件は、敵の衝撃力を阻止する陣地、侵入した敵を十分に火制し、
かつ、後続部隊を遮断できる火力及び侵入部隊を撃破するのに十分な機動打撃力である。
逆襲には、主戦闘地域守備部隊の行う局地逆襲と、防御指揮官の行う主逆襲とがある。
(2) 局地逆襲は敵の侵入を小規模のうちに排除して陣地を奪回するため
主戦闘地域守備部隊が行うものであり、戦機を捕捉して機敏に実施する。
敵が陣地に侵入した場合に、局地逆襲を行うべきか、又は阻止して上級部
隊の行う逆襲を容易にすべきかは、上級部隊指揮官の防御の構想及び指導
に基づき、敵の侵入規模、地形、その他の状況等を考慮して決定する。
(3) 主逆襲は、重大な敵の侵入を排除して陣地を奪回するため、
防御指揮官が計画し、かつ、実施する逆襲である。
主逆襲は、通常、防御指揮官の予備隊を基幹とする逆襲部隊で実施するが、
数個師団を並列する大規模な防御の場合には、防御指揮官の予備隊をもって第一線師団を増強し、
当該師団長に主逆襲の実施を命ずることがある。
主逆襲は防御戦闘の成否に影響するところが極めて大きいこのため
他の正面から所要の部隊を転用して侵入の阻止又は逆襲部隊の増強を図るとともに、
火力を逆襲正面に集中して、敵の後続部隊を遮断し、努めて侵入部隊の肩部又は側面を攻撃する。
さて、英軍の機動防御にはいります。
機動防御(戦闘群)
前線全体を守り通す事が不可能な場合、機動性に富んだ防御を選択するしかない。主な方式は2つ。
1)強固に防御された陣地間の間隙で作戦し、ここで不必要な近接戦闘に巻き込まれることなく
敵の進撃の遅滞を図る。
2)敵突破兵力の側面に機動予備兵力で攻勢をしかける。
どちらの場合も次の防御戦闘の3要素のなかから、いづれは1つが組み込まれる。
A)主要防御エリアの前方に展開される援護部隊。この中で主要な役割を占めるのが
偵察連隊であり、機甲戦闘群が支援することもある。
任務は遅滞の為の戦闘を仕掛ける事と。敵主力の探知である。
B)主要防御エリアの陣地兵力と機動兵力。
これは機械化歩兵戦闘群と機甲戦闘群の2種類からなり、任務は敵主力と交戦し
可能なら、これを撃破することだ。撃破が不可能なら、可能な限りの遅滞と損害を与えた上で
予備兵力に後の対処を任せることになる。
C)機動予備兵力。こちらは機甲戦闘群を主力にヘリ、航空機、砲兵などの対戦車勢力の支援を受ける。
既に突破したか、あるいは突破しようとしてる敵に決定打を与えるべく送り込まれる。
Lans考察:
Cは典型的な機動打撃思想のようですね。
問題はBですが、この記述では場合によっては突破自体を容認しつつ、
それならそれで逆襲により敵の斬減に勤めよとも取れます。
あくまでもCがあっての話でしょうが…
アクティブディフィンスの思想故か、陣地固守はしても、
それによる完全な突破阻止には重点をおかず(一定以上は不可能と認識)
Cによる打撃を前提視してるようにも思えます。
縦深の極めて少ない陸自では考えがたい事でありましょうが、
相手を欧州平原におけるWTO機甲軍団と想定してるというのも随分影響してそうです。
確かに欧州平原でソ連相手に完全阻止は大変なことだとは思いますが…
>>800 ヨーロッパの平原は広い。
歩兵をばらまくと敵機甲の前に雪のように融けてしまう。
前レスでは概要ですので、専門の章に入ります。
機動防御の基本
1)攻勢
攻撃なくして戦いに勝利することはない。
敵の侵攻主力を突き止めたら、これを阻止し撃破すること。
2)指揮命令
極度に流動化するであろう機動戦において正確な情報を素早く後方に伝達し
適切な命令を前方に送る指揮命令手段は必要不可欠といえる。
3)予備兵力の準備
機動予備兵力として少しでも多くの装甲車両、砲兵、工兵、その他の兵科を温存すること。
地域防衛戦闘に従事する全ての末端指揮官も手持ちの範囲内に予備兵力を準備すること。
4)兵力の結集
手持ちの機動予備兵力を結集させて、数的優勢を確保すること。
5)堅固な基地
機動予備兵力による攻勢は、堅固な基地から発進させること。
6)機動性
機動予備兵力は敵機甲兵力の突破が起きた地点に速やかに集結させること。
Lans注:
アクティブディフェンスでは自軍の翼側が危険になるのを承知で敵主攻以外から
機動予備を引き抜き、敵主攻に叩きつけるのですが、この最終的な反撃には
敵先鋒の6倍以上の戦力を結集するつもりだったようです。
このあたりが、整備兵氏の>768 (個人的には、ソ連軍の「6〜7倍」を推奨しますが。) の根拠ではないかと推測してみます。
ソ連型の突破では大規模な準備が必要で、一度発動されると、容易に主攻を切り替えることは困難であり、
そこを衝いて、助攻方面を手薄にしてでも突破主力に戦力集中し破砕(場合によっては根元に向かい逆侵攻も考慮)
まあ、問題はその反撃戦力が縦深同時打撃で集中できるのか?とか実施できても第2梯団にぶつかるだけじゃないのか?
(最悪、反撃の側面に第2梯団が突入してくる…怖)
とかいろいろあって、エアランドバトルへと進む訳ですが…
続き
こうした戦法にとって地域防御(陣地防御)と機動防御は一体不可分の存在である。
陣地防衛に固執しても、その成功はおぼつかないし、
逆に確固たる拠点が軸足として利用出来ない機動防御だけでも勝つ見込みは少ない。
機動防御は攻撃作戦と防衛作戦、そして遅滞作戦を組み合わせて敵の攻撃を挫くというものだ
機動防御を成功に導く秘訣は、前方で比較的小規模な兵力に機動性を持たせ
火力や障害物などの支援を与えて、攻撃側から主導権を奪い取ることにある。
(Lans考察:なんか機甲モッティを思い出しますw)
つまり敵と同等かそれ以上の機動力が必要という事である。
(Lans考察:後のRMA化による機動優勢思想の走り?)
さらに決定的な反抗を加える予備部隊の編成には、各方面から兵力を抽出する以外にないだろう。
また防御に間隙が出来たり、一部地域を失う覚悟がなければ、機動防御を遂行する事は不可能だ。
戦闘群以上のレベルで大規模な予備兵力を編成すると言うことは戦列に厚みを持たせるということであり、
横方向の兵力に間隙が生まれるのは致し方がない。結果的に相互援護は出来ないことになる。
(Lans考察:おお、言い切ってるよブリ脳つーか英米軍!w)
(ちなみに、小隊/中隊レベルでは相互援護を必須とし、陣地防御の最小単位は中隊であるとしています)
>>802 アクティブデイフェンスという教義を構築しないと軍としての方針が立てられないというのがありますね。
実行自体は難しいにしても。
エアランドバトルあたりから現実味がでてくるw
腹減ったのでピザ焼くっす。しばし休憩…ふぅ
Lans丼がメシタイムなのでまた野外令から
4403 防御の方式
1 要旨
防御を構成する主要な戦闘要素は、陣地による阻止火力及び機動打撃であ
り、防御は、これらを柔軟に組み合わせることによって行う。
防御の方式は防御の要領を決定するに当たって、基礎となる考え方であり、
陣地による阻止火力に主体を置く陣地防御と機動打撃に主体を置く機動防御とがある。
防御に当たっては、この両者の原則を総合的に適用し、当面の状況に最も適合した防御の要領を創造することが重要である。
2 陣地防御
(1) 陣地防御は、陣地による阻止火力に主体を置き、敵の攻撃を破砕して防御の目的を達成しようとする方式である。
このため、主力をもって戦闘陣地を占領して敵の衝撃力を減殺し、火力及び逆襲によって敵の攻撃を破砕する。
(2) 陣地防御は、一般に、特定地域を確保して劣勢な相対戦闘力をもって強靱な防御を行う場合
又は航空状況、彼我の編成・装備、地形等の要因によって防御部隊の機動の自由が制限されている場合等に適するが、
部隊運用の融通性及び敵を奇襲できる可能性が制限される。強靱な陣地防御を行うためには、
天然の抵抗線が利用でき、かつ、防御準備のための十分な時間の余裕を有することが望ましい。
3 機動防御
(1) 機動防御は、機動打撃に主体を置き、敵を撃破して防御の目的を達成しようとする方式である。
このため、敵を不利な態勢に陥れ、我が主力をもって機動打撃を行い、敵部隊を撃破してその攻撃を破砕する。
(2) 機動防御は、一般に、部隊運用の融通性及び敵を奇襲できる可能性が大きく、
戦闘の推移は急速かつ流動性に富む。有効な機動防御を行うためには、
防御を行う地域の縦深が十分に大きく、航空状況及び地形が防御部隊の自由な機動を許し、
かつ、地形に適合した部隊の機動打撃力が敵に勝っていることが必要である。
さて続き
機動戦
防衛の基本的枠組みとして地域の確保は常に必要だが、機動防御は移動しながらの戦闘であることを忘れてはならない。
火力陣地と突破対処陣地を次々と深度の方向に移動させ反攻に繋げていくのである。
深度のある予備兵力を維持することで敵の突破勢力を識別し突破対処と反攻の為の陣地に移動する時間が稼げる。
可能ならば手持ちの機甲予備兵力は結集して攻撃に用いても良い。
また必要な場合は限りある戦力をいたずらに消耗させるよりは異なる任務を順次実行してもよい。
予備戦力投入を決心した後は対処のスピードが重要である。
反攻や突破対処の戦闘では数分ときには秒単位で勝敗が決する場合もあるのだ。
また戦闘群指揮官は、予備を投入したなら、直ちに規模は少なくなっても新たな予備を編成しなくてはならない。
機動戦では敵を知恵で出し抜き、さらに機動力で圧倒し、究極の目的として罠に追い込んだり
奇襲反攻をしかけたり(あるいはその両方)して、これを完全に撃破する。
敵の攻撃に持ち堪えるだけでは十分とはいえないのである。
敵侵攻を完全に撃破する為には機甲部隊が必要となろう。
つまり機動戦とは然るべき時に、然るべき組み合わせの部隊を送り込むことなのだ
NATO軍はその前線全幅に渡って深度のある陣地を防御する能力がないという事実を潔く受け入れた結果とも言えるだろう。
極限すれば、間隙があってもそのまま放置し、敵の突出があってもやむなしという考え方である。
敵は主導権を握っているのだから、どこに兵力を集中させるかも望みのままとなる。
兵力差は8ないし10倍程度に拡大することも考えられ、こうなったら突出自体は受け入れる以外に方法はないが、
これは決して全面的な突破とか敗北を受け入れることにはならないのだ!
Lans考察:
あー、NATO軍の限界を自ら肯定してますねー。
>陣地を防御する能力がないという事実を潔く受け入れた結果とも言えるだろう。
このように自虐的に書いてしまうあたりがいかにもブリ脳。
ちなみに突破対処兵力として限定的であるとしながらも空中機動部隊に大きな期待をしている節も見受けられます。
>>807 >自虐的に書いてしまうあたりがいかにもブリ脳。
もっともNATOでの英軍の担当地域がソ連軍の主功軸になる可能性が低いということもあるかもしれませんね
予備兵力の活用
十分な数の予備兵力に縦深を持たせ、
なおかつ航空輸送や地上車両あるいは両方を組み合わせた十分な機動性を与えれば
敵に対し阻止や反撃ばかりかNATOの現在の用語で言う「逆侵攻」さえ可能となるだろう。
これはすなわち、予め待ち構えるエリアに敵を誘き寄せるという意味だ。
自然物、人工物を取り混ぜた障害物を利用し敵を絞り込むように追い込み、
側面や後方に攻撃を仕掛けるのである。
(Lans;この為に突破を容認しつつも逆襲を拘束目的で行うのでわ?)
つまりあたり構わず突進しようとするWTO軍の習性を逆手に取るのが機動戦ということになる。
こうなれば敵の側面は必然的に無防備となり、こちらはそれを狙って攻撃をかければ良いのだ。
もしも首尾よくほどほどの損害を与えて敵を分断することが出来れば敵の攻撃を挫いたことになる。
連絡線を立たれた機甲部隊の先鋒は砂浜に引き上げられた巨鯨のようなものだ。
西ドイツに駐留する英陸軍は現在、機動戦に適した戦術と装備を整えている。
味方の勝利は、いかにして守勢を攻勢に転じるかにかかっているのだ。
Lans考察:
まあ、完全機甲化を完遂している軍隊でないと取れない方法ですわな…
陣地防御
優れた防衛戦術は機動戦と陣地防御を上手く組み合わせることである。
味方が主要防御陣地を整えるまで時間を稼ぐのが援護部隊による機動戦だ。
援護部隊の要点は敵を長時間遅滞させ、その隙に強固な陣地を設営し
その後に本当の意味で敵の侵攻を阻止することである。
一般的に前線全面で陣地防御を行うに十分な兵力は与えられていない。
これが可能になるのは、前線全体を保持できる場合だけだ。
その為には障害物によって守られ、よく整えられた相互に完璧な援護ができる多数の防御陣地が必要になる。
これに加えて前線後方に多数の陣地と機動予備兵力を用意すること。
敵が防衛地域に侵入しようとしたなら、間接・直接火力を集中してこれを撃退し、
仮に局部的に侵入が成功するような事があれば、素早く反撃してこれを阻止する。
このような防衛戦術は非常に多数の兵員を必要とするので独駐留ライン軍団(BAOR)では機動防御を選択する可能性が高い。
しかし歩兵が徒歩で行動したり、塹壕を掘って狭い地域を防御する事態も起こりえる。これが陣地戦である。
いわゆる「域外」作戦の場合こうした事態が起こりやすい。近年では1882のフォークランド紛争があげられる。
防御陣地を立案する場合、縦深の重要性を忘れてはならない。
守っている前線が広すぎて、全面に縦深を持たせるだけの兵員が足りない場合、
前方に機動兵力を援護部隊として配置するか、または突破対処任務の為に深度を持たせて配置すべきだ。
ただしフォークランドではごく少数の装軌偵察車両を除き機動力は殆ど用意されなかった。
このような場合は深度を確保する事が、敵の突出を防ぐ唯一の方法なのである。
陣地防御が可能な最小単位は中隊である。
中隊間の相互支援は必ずしも常に可能とは限らないが、
その場合、間隙は監視によってカバーし必要なら砲兵や迫撃砲の火力をもって閉塞する。
しかし中隊内での相互援護は絶対に必要だ。仮に敵に包囲された場合でも中隊なら持ち堪えられるが、小隊では不可能だからである。
さて次は赤軍にいきますか…
ところで、
機動力と機甲が不足し機動防御を取れず、かといって陣地防御に必須な多数の兵員も得られない国は一体どうすればよいのでしょうかね…orz
さらに十分に機械化された援護部隊さえも無い訳ですが…
ちなみに英軍の典型的な援護部隊の遮蔽幕担当部隊の基本編制が載ってるので書いときます。
(援護部隊は軽装甲偵察部隊からなる遮蔽幕と機甲戦闘群からなる遅滞部隊、そして予備により構成される)
捜索騎兵大隊
騎兵小隊(シミター4輌)x3
強襲騎兵小隊x1(スパルタン4輌)x1
対戦車小隊(ストライカー4輌)x1
このストライカーは米国のじゃなくて
スウィングファイアを装備したN-Los射撃可能な装軌ATM車両です。
(開発は60年代後半…陸自も変態呼ばわりされますが、こちらもどうして…だからブリ脳とか呼ばれるんですよ…)
>機動力と機甲が不足し機動防御を取れず、かといって陣地防御に必須な多数の兵員も得られない国は一体どうすればよいのでしょうかね…orz
>さらに十分に機械化された援護部隊さえも無い訳ですが…
狭隘な地勢を選び玉砕覚悟の防戦・・・
栗栖氏や木元氏の著作にはそう書いてありましたorz
>>800 800ゲトおめ〜。背後にぱぱの影がないか気をつけましょう。
さて、機動防御のABCですが、これは理想的な場合にはABC全部が組み合わされる
運用になります。いずれか一つは組み込まれるということですが、少なくとも2つはないと
厳しいと思います。
A:掩護部隊(陣地防御の場合もそれほど変わりません。)
B:拠点陣地守備部隊及び警戒部隊(局地逆襲/機動打撃部隊も含まれるか)
C:機動予備(防御部隊の主力であり、機動打撃担任部隊)
ですので、Cはどういう思想、Bはどういう思想と分けて考えるのはどうかと思います。
むしろ、「Bの成分が濃ければ濃いほど陣地防御に近い」「Cの成分が濃ければ濃いほど
純粋な機動防御に近い」と考えるべきでしょう。そして、Cの存在を前提としているのは
教範の項目が「機動防御」である以上当然のことです。
>>802 第2梯団というか、アクティブディフェンスで恐れられたのはむしろOMGですね。
今までの比較的硬直化した第1・第2梯団システムではなく、軽快に機動軸を
変換し縦深にわたる突破を行うOMGに柔軟に対応するため、空中からの火力
投射が必要不可欠となり、同時に縦深攻撃の必要性が増したと考えられます。
ね。
>>809 >「突破を容認しつつも逆襲を拘束目的で」
>>807で「敵の攻撃に持ち堪えるだけでは十分とはいえない」と書いているので、これは
「拘束目的」とは違うのでは?ただ、敵の誘致導入のために限定目標の攻撃を行うという
意味であれば、それもあり得ると思います。
>>812 そこでorzするよりも、その「狭隘な地勢」に至るまでの間の地域にお住まいの方々のために
orzすることにしますね。
これも主権者たる国民のご意思ですが。
そこで無防備都市宣言ry
機動戦闘車がたとえ予想以上の代物でもあれは稜線で砲塔出して戦うべき車両ですし
平地がry
一連の書き込みを読むと日本は本当に戦車と火砲の数量を必要としてる国なんだなぁと改めて思う。
>813
ABCが組み合わされるといのは、後で何度も出てきていますので了解済みです。
なので、なぜここで「少なくとも1つ」という記述になるのか私も疑問です。
>OMG
そうですね。主攻軸をずらされれば、アクティブディフェンスの基本計画が崩壊しかねませんから。
あと6〜7倍の反撃戦力の集中の必要性、
こちらが第1梯団を側面打撃しつつ第2梯団からの我の側面を保持する為に必要ってことなのですかね。
>拘束
そうです。私の今回の拘束の意味合いは、敵の一部を拘束し
先鋒の斬減を行うこととともに敵の誘致導入を図る為と思っています。
突破していくにしても、こちらの逆襲が発動している以上、対処の為に側衛を残すでしょうから
(というか拘束した一部の敵が突破した敵本体の側衛として残置されるという意味合い)
(陣地部で少しでも敵を拘束、残置させれば、それだけ敵主力の自由度/主導性は低下すると思います)
(我の逆襲部隊に対処するという時点で、ある程度の主導性を我に持ち直してます。)
(陣地によって、敵の一部を拘束し敵を先細りさせるという考え方です。)
(この場合、逆襲を行うかどうかは、敵戦力の拘束量に影響を与えると思います)
(ただ防御を継続するだけでは、敵の残置部隊も少なくて済むのではないでしょうか?)
>813
>Cの存在を前提としているのは教範の項目が「機動防御」である以上当然のことです。
これが「陣地防御の項目」でも、基本は機動防御を取るべきであり
陣地防御は、その補完や軸足としての拠点確保であったりして、極めて重要なものと認識しながらも
機動防御を成功指せる為の要素としての認識が強く、
陣地防御を中心とする場合は、あくまでも機動防御を取れない場合に取るものとされてたりします。
それほど教義というものは全般にわたって影響を及ぼすものであると。
(そりゃあ教義をもとに装備を配備し編制を組み訓練を行うのですから、当然といっちゃ当然なのですが)
上記の意味で、現在の陸自が英米的機動防御を行うことが困難なのは当然であり
それが悪いと言う意味では全くありません。
日本には日本の地勢に合わせた教義と装備、編制こそが必要なはずなのです。
その為にも各国の教義を見とくのも有意義ではないかと。
早く統合教義できないかなぁ…公開されないかなぁ…wktk
では「ソ連地上軍」から予備や防御に関する記述を。
予備隊
ソ連軍の作戦予備や戦術予備は西側諸国に比べて小規模であり、
大隊で1小隊、連隊で1中隊、師団で1大隊
また軍では第2梯隊の師団から抽出した1連隊、方面軍でも1師団程度である。
攻撃、防御いずれの場合でも敵機甲部隊の脅威を破砕するため予備隊の増強用として対戦車予備を拘置する。
対戦車予備は第1梯隊の機動的な支援後拠となる。
一方予備隊は第2梯隊の後方に配置され、後方地域に所在する部隊で増強されて逆襲を実施する。
西側の「前方2単位、後方1単位」という部隊配置に比べるとソ連の戦術予備は規模が小さい。
この配置は最大限の部隊を接触させて圧迫を持続するというソ連の思想を端的に示している。
防御においても攻撃的なソ連軍事思想が現れている。
数的に優勢なソ連の作戦・戦術部隊は西側の部隊が自隊の予備で対処するような機能を後方の部隊に担任させることが出来る。
続く
逆襲
第1、第2梯隊の後方には予備隊が位置し、いわば第3の防御地帯を構成する。
予備隊は逆襲部隊であり、第1第2防衛地帯と対戦車予備の支援受けて敵を撃退し、主導を回復し攻撃を再開する。
もし予備隊が失敗すれば、その後方の部隊が、この任務を遂行するだろう(ソ連の予備は戦力が小規模)
ソ連軍は逆襲は基本的に攻防両者の移動中の戦闘であり遭遇戦と考えている。
逆襲は第1第2防御地帯の拠点から火力支援される。これら部隊は特に支持が無い限り、その拠点を固守する。
また独力で逆襲し、あるいは直上部隊の命により移動する。
逆襲の好機と判断した場合は予備隊が第3防御梯隊内の陣地から出撃し遭遇戦により敵を撃退するであろう。
予備隊は小規模であるが直射や事前に準備した射撃のほか第1第2防御地帯の拠点部隊の射撃支援を受ける。
予備による逆襲が成功しない場合は防御部隊の後方に展開している次の梯隊が投入されるであろう。
Lans考察:
これも第1防御地帯が突破されても陣地を固守し逆襲が失敗しないように侵入戦力の残減を目指してるように見えます。
って、後のほうにも、そう書いてあるやw
あと、整備兵氏が繰り返し危険視している1回の逆襲の失敗で第1梯隊の運命が決まるという点も指摘されています。
しかし、ソ連の攻撃思想は防御よりも、進展してる攻撃軸に集中し、先に決定的な突破を決めてしまえばおk
な考えもありますので、一概に弱点とは言い切れない可能性もあります。
つまり予備が少ないということは1線防御部隊が多いということであり、
陣地固守に徹すると言うことは排除/掃討に時間がかかる可能性もあると思います。
そして時間経過の間に主攻方面が決定的成果を上げる可能性もあると思うのです。
(すなわち、その間は敵攻撃部隊を拘束してるという事ですから)
あー、疲れたです。
次はパンツァータクティクですが。。。また後日
泡の出る麦茶のむー。
>>817 >「少なくとも一つ」
これは私の想像ですが、以下のようなことになるんじゃないかと。
Aのみ=機械化・機甲化された掩護部隊による流動的な遅滞行動
Bのみ=主力による機動打撃を計画せず、防御地域守備部隊の局地逆襲に期待
Cのみ=ほぼ純粋な機動防御
このような形が(実現は困難としても)考えうるから、「少なくとも一つ」なのかも知れません。
>6〜7倍の根拠
いや、もっと単純に、米軍が想定する対抗部隊が攻撃時に通常敵の6倍、できれば味方の
損耗を抑えるために7倍以上の戦闘力を集中するとされているからです。「損耗を抑える」と
いう思考には、ロシア人になりきれない悲哀を感じます。
>残存陣地による敵の一部の拘束
了解です。確かにそれは必要ですし、ここで陣前出撃ができればより有効です。後は我の
戦闘力(と編成装備)がそれに適しているかどうか、ですね。
>>819 統合教義については、現在作成が難航しているとのことです。
陸海空の考え方のズレもさることながら、陸の内部で「教義なんか作ったらそれに拘束
される」という恐れを持つ方々がいる、と漏れ聞いておりますが。
個人的な意見では、「思考がそれに拘束される」ことが悪いのであって、「教義」そのものが
悪いのではないと思います。さらには「防衛力の維持の必要」「必要な規模」について国民に
説明する上でも有効ですし、また教育訓練に一貫性を持たせるのにも役立つと思っています。
>>821 突破された部位以外の陣地は徹底固守し、敵の側背からの火力の投射や後続の遮断にあたる、と
いうのは、陣地防御においては各国軍隊共通ですね。ここでほぼ陣地による阻止火力のみに
頼るか、機動打撃を組み合わせるかはそれぞれの軍隊の編成装備運用思想によるのでしょう。
>ソ連軍防御部隊の配分
第1梯隊に十分な戦闘力を配分するほか、第2梯隊をもって縦深の防御を組織するところは
クルスク戦を彷彿とさせますね。
防御があくまで「攻撃ができない、やむをえない場合」の手段であるため、「時間稼ぎ」は
重要なのでしょう。
遅れましたが、お疲れ様でした。
>824
>「教義なんか作ったらそれに拘束される」という恐れを持つ方々がいる
そもそも各国の教義はどれも、それに追随して応用を講じないことを厳として戒めていたと思いますが…
確か旧軍の教本でさえそうであったと思います。
今月から始まった歴史群像の連載でも、ちょうどその記述がw
しかし、そうはいっても旧軍やソ連軍などは教義に引きづられた感じもしますし…
長年ソ連軍を研究してきた側としては懸念を持つのかもしれませんね(汗
しかし教育訓練もそうですが、明確な指針があるとないでは
装備・編制に明らかに大きな差が出てくると思うのです。
無意味、無根拠に削減が叫ばれる今こそ
根拠としての統合教義を!と叫んでみますw
>>826 >応用
「運用の妙は、一にその人に存す」というやつですね。例え教義に反する運用でも、それが
状況に照らして有効であれば積極的に挑戦してみるのが望ましい姿です。例えば沖縄戦で
米軍は普段やらない夜間の白兵奇襲を仕掛けて、牧港の戦線を崩壊に導いています。
とはいえ、「教義」の根拠に基づかない運用は、指揮官が責任をとることになります。
(別に「教義」通りの運用でも指揮官が責任を取るのは変わらないはずなんですが。)
そのため、官僚的軍人にとっては教義を盲信することが生存の道であり、そうした官僚化が
進んだ旧軍やソ連軍、かつてのフランス軍等で致命的な段階にまで広まってしまったの
でしょう。(フランス軍については、ドゴール将軍が当時から非難していますね。)
さて、現在の我が国は・・・?
自衛隊の場合は「俺が責任を取る!」とか言わないとそもそも布陣さえ出来なさそうだがw
そんな状況になっても自衛隊の責任を追及する奴が日本人に居るかねぇ
普段は自衛隊に嫌な顔してても実際ヤバいことになったら日和るのが日本人だろw
日本には日本人ではない人も沢山住んでいます。
そして彼等は陸上戦力の弱体化を望んでいます。
WW2独戦車部隊いきます→「パンツァータクティク」
・反攻攻撃
防御戦闘において戦車部隊が顕著な役割を演ずるのは反攻攻撃である。
この反攻攻撃は出来る限り事前に計画され戦況が有利に展開したところで発動されるのが望ましい。
この種の反撃は数分以内に実行に移せるように、綿密に計画検証されねばならない。
また、ここで論じている反撃は目標が限定されており、戦区の境界を越えて行われることは大抵の場合はない。
実際の経過は「遭遇戦」で述べた応急攻撃の基本に従う形になる。
「衝き返し」とは逆襲と対照をなす。予め計画されるものではないからだ。
これは戦況の危機的な進展に応じて侵入した敵を撃退すべく、
その時点で投入可能な戦力を持って当該戦区指揮官の裁量により決行されるものだ。
防御戦で衝き返しの一手が使えるというのは、常に独軍特有の長所であった。
また彼らは著しく優勢な敵を相手に、殆ど絶望的な状況にあってなお、頻繁に態勢を逆転させることが出来た。
Lans注:
反攻攻撃は比較的大規模な反撃であり、機動防御的なもの
衝き返しはまさしく局地逆襲と思われます。
リポストを衝き返しと訳しているんですね。ドイツ語だから原語が違うかもしれませんが。
あれっ、比喩の上では「マンシュタインの煌く報復の刃」とかいいますが、文学的修辞で
かならずしも教義から出てきた言い回しではなかったのかもしれないと思い当たりました。
・予備部隊の役割
遮蔽された区域(出来れば直射火器の射程外)で出撃に備える部隊はいわゆる「予備兵力」を構成する。
彼らは同一の命令系統にあって、高度な戦闘即応態勢を保ち、短時間のうちに以下の任務を遂行できねばならない。
1)局地的かつ緊急の「衝き返し」を実行する。
2)突破してきた敵を阻止する。
3)侵入の脅威を食い止める。
4)戦闘陣地を維持している部隊の増強/交替を行う。
5)事前に計画・偵察された反攻攻撃を行う。
その際、彼らを断片的に投入するのは避けるべきだろう。大抵の場合まとまった投入がより速やかにして確実な効果に繋がる。
そもそも予備部隊は手っ取り早く投入できるように拘置されるものである。
予備部隊が投入されたら、他の戦区から撤退してくる部隊を使って、再び新たな予備部隊が編成されることになる。
一般に中隊レベルにおいて予備部隊が編成されることはない。
しかし戦闘陣地への増援を行っても、既に戦果を上げた敵にとっては、それが単なる限定的な反応の域を出ないことも多い。
また大半の事例で牽制は戦線の噛合いに帰着する。
さらに予備部隊がその場にどれほど長く拘置されるかというのは、ほとんど予見できず、その為に彼らが消耗してしまう事もあり得る。
唯一綿密に計画された反攻攻撃だけが、彼らの拘束時間を短く特定する。
付言すれば、その場合は人的損害も少なくなるのが通例である。
続く
・反攻攻撃(別項)
先述の通り反攻攻撃は応急攻撃の基本原則に準じる。
その目標は常に数Km以内に限られる。その後には交戦を伴わない撤退が実施される傾向にある。
また中間目標は一切設定されない。
反攻攻撃を行う中隊は密集状態を崩してはならない。敵がこちらの陣地に到達し身動きが取れなくなった瞬間が
しばしば反攻攻撃発動のひとつの条件となる。
Lans注:
本書はWW2独戦車大隊を基礎にしているので、反攻攻撃の部隊規模が中隊とされていると思われます。
あ、明確な記述発見。
・防御地域
一般に邀撃陣地は反攻攻撃が予定される地域のみならず、防御地域の深奥に置かれる。
通常、1個中隊は予備として拘置される。
衝き返し(逆襲)こそが独軍の得意点であるとし、そのおかげで戦線を維持できたとしながらも、
反攻攻撃こそが最終的な防御を完遂するとしてるあたりが興味深いです。
また、局所逆襲に関してはメレンティン参謀も著書で下記のように重要性をアピールしています。
原則とすべき唯一の方策を再び繰り返そう。
もしソ連軍が橋頭堡または前進拠点を築いたならば、攻撃せよ。直ちに攻撃せよ。強力な兵力を投入し攻撃せよ。
遅疑するのは常に命取りになろう。1時間の遅滞は攻撃失敗を意味しよう。数時間の遅滞は攻撃の大失敗を意味する。
そして1日攻撃を遅らせるのは決定的な破局を意味することになろう。
たとえ歩兵1個小隊と戦車1輌しか攻撃に充てることが出来なくても、攻撃を発起せよ。
ソ連軍がまだ地面の上に居るときソ連兵を視認し渡り合えるとき、重火器をまだ使用していない時に攻撃せよ。
数時間後では遅すぎる。遅滞は敗北を意味する。断固たる精力的かつ遅滞なき行動が勝利への道である。
まあ、これは渡河し橋頭堡を確保しようとするソ連軍に対するものですが、
防御戦全般にも当てはまる事の多い事だと思います。
>832
突き返しは「Counterassault/Gegenstob」の訳となっています。
反攻攻撃は「Counterattacks/Gegenangriffe」の訳とされています。
>>836 ありがとうございます。となると突き返しの場合は、assaultで、陣地を占領するところまでは
考えず、敵の戦力を叩いたあと後退して戦線を整える、あるいは友軍戦線へと帰還する感じ
なのかもと想像します。
突き返しというのはうまい訳だなぁと感じ入ります。
あ、書き間違い
>835
×局所逆襲
○局所的な逆襲
まだ、左右の見え方がずれるので、書き写しは疲れます〜
それにしても、相変わらず誤字脱字が多いですが、そこは気にしないでくだされ。
誤字脱字あっての私なり!
・・・orz
>837
>突き返しの場合は、assaultで、陣地を占領するところまでは考えず
ちょっと違うのではないかと…
assauitに対する反撃なので、敵の突撃/突入に対する、いわゆる逆襲に値するものだと思います。
で反攻攻撃は attackに対する反撃として機動打撃的なモノなのでは無ないかと…
実際 >834 では目標が数Km以内、後で交戦を打ち切り撤退とあるので、
反撃でそのまま陣前ま敵を追撃し、敵を破砕したら陣内に戻るという状況が想像されるのですが…
また 敵がこちらの陣地に到達し身動きが取れなくなった瞬間 とあるので、
この状況はいわゆる陣前出撃に近いのではないでしょうか?
そういえば独軍は教義に捕らわれず状況に応じた応用を重んじるようにと、
教義自体がそうなってますが…
あれ?それはそれで独軍…実は非常に教義に忠実ってこと?w
ある意味教義を絶対視w
まあ、結局は「教義のどこ」に忠実かって話なわけですががが
形式に忠実か?
意図に忠実か?
ってとこでしょうか。
意図に忠実だと状況によって判断せよって話になるのか?
教義を理解した上で、戦機を見る目と指揮官の意図を把握した上での独断、かな。
>>839 counterattackもcounterassaultも、「相手に対するcounterとしてattack/assaultを行う」と
言う意味になりますね。ドイツ語はよく知りませんが。
説明から見ると、counterassaultはまさに局地逆襲ですが、counterattackは攻勢転移に
近い印象があります。そして攻撃に成功しても(敵の後続を予想して)追撃はせず、また
防御地域に復帰するものかと。陣前出撃は、敵の攻撃準備間に行うものなので、やや
違います。
>ドイツ軍の応用重視
モルトケ以来ですね。そのせいで19世紀のプロイセン軍の教範は非常に簡略で、
発展途上国だった日本にとってはかえって難解。むしろ兵士の一挙一動までこと
細かに記述したフランス軍の教範が分かりやすかったとか。
1982年レバノンに派兵された米海兵隊
○32MAU(第32水陸両用戦部隊):海兵隊1746人、海軍78人
駐留期間:1982,8/16〜9/10 9/25〜11/1
○32MAU本部
指揮官:ジェームズ・M・ミード大佐
副指揮官:チャールズ・R・スミスJr中佐
S-1:マイケル・H・バーネット中尉
S-2:ジョー・L・ウィンブッシュ准将
S-3:デニス・R・ブランケンシップ少佐
S-4:ロイベン・B・ペインIII少佐
第2海兵航空団本部大隊写真判読分遣隊
第2海兵航空団32航空群基地大隊分遣隊
第2海兵師団司令部大隊対情報班別班
第2海兵師団広報室分遣隊
国防システム保全班,暗号保全業務員
第2部隊管理支援群航空艦砲連絡中隊分遣隊
○BLT2/8(大隊上陸チーム 第8海兵連隊増強第2大隊)
大隊長:ロバート・B・ジョンストン中佐
第8海兵連隊第2大隊
第10海兵連隊第3大隊H中隊(増強)―※155mm砲
第10海兵連隊第3大隊本部中隊分遣隊(艦砲射撃統制班)
第2偵察大隊A中隊第2小隊
第2戦車大隊B中隊第2小隊(増強)
第2戦車大隊本部管理中隊分遣隊
第2水陸両用車大隊本部管理中隊分遣隊
第2戦闘工兵大隊C中隊第2小隊(増強)
第2戦闘工兵大隊本部管理中隊分遣隊
第2戦闘工兵大隊工兵支援中隊分遣隊
第2戦車大隊対戦車中隊(TOW)第3小隊第3班
第8海兵連隊本部中隊分遣隊(多重無線班)
○HMM-261(第261中ヘリ大隊(増強))
大隊長:グレイドン・F・ゲスケ中佐
第261中ヘリ大隊
第261軽ヘリ大隊分遣隊
第269武装ヘリ大隊分遣隊
第362重ヘリ大隊分遣隊
第26基地大隊分遣隊
第27航空団業務群
第29本部整備大隊分遣隊
第29基地大隊分遣隊
CH-46E×13、CH-53D×4、AH-1T×4、UH-1N×2を装備
○第32MAU管理支援群
隊長:ウイリアム・Hバーネッソン少佐
第2部隊管理支援群第2上陸支援大隊A中隊第1小隊(増強)
第2部隊管理支援群第2上陸支援大隊本部管理中隊分遣隊
第2部隊管理支援群第2整備大隊分遣隊
第2部隊管理支援群第2補給中隊分遣隊
第2部隊管理支援群第9工兵支援大隊分遣隊
第2部隊管理支援群第2衛生大隊分遣隊
第2部隊管理支援群第22歯科中隊分遣隊
第2海兵師団司令部大隊憲兵中隊分遣隊
第2部隊管理支援群本部管理大隊分遣隊
第2部隊管理支援群第8車輌輸送大隊分遣隊
またまた既出かもしれんが、戦史叢書「本土決戦準備<1>関東の防衛」から転載
第140・第142・第143・第147・第151〜第153・第157師団(昭和20年、本土)【第一次兵備:昭和20年2月臨時動員】
│
├師団司令部(69名、乗馬11、自動車6、側車1) ※他に増加配属人員236名
├歩兵聯隊其の一(3,850名、馬125)【拘束に任ずる部隊】×3
│├聯隊本部(99名、乗馬36、小銃53、重擲弾筒1) ※乗馬班を有す
│├第1〜第3大隊(889名、乗馬1、輓馬15、小銃403、重擲弾筒40、機関短銃12、軽機関銃27、重機関銃18、九四式三十七粍砲6、五十七粍戦車砲6)
││├大隊本部(99名、乗馬1、輓馬15、小銃53、重擲弾筒1) ※輸送班、通信班を有す
││├中隊(182名、小銃84、重擲弾筒9、軽機関銃9、重機関銃6)×3
│││├第1〜第3小隊
││││├重機関銃分隊(6名、重機関銃1)×2
││││├軽機関銃分隊(8名、軽機関銃1、小銃7)×3
││││└重擲弾筒分隊(10名、重擲弾筒3、小銃7)
│││└第4小隊
│││ └歩兵砲分隊(8名、九二式歩兵砲1)×2
││├歩兵砲中隊(98名、五十七粍戦車砲6、同弾薬4,320発)
│││└小隊×3
│││ └分隊(五十七粍戦車砲1、同弾薬720発)×2
││└挺進中隊(146名、重擲弾筒12、機関短銃12、小銃96)
││ └小隊×4
││ └分隊(10名、重擲弾筒1、機関短銃1、小銃8)×3
│├第4大隊(537名、乗馬1、輓馬15、小銃389、重擲弾筒37、機関短銃36)
││├大隊本部(99名、乗馬1、輓馬15、小銃53、重擲弾筒1) ※輸送班、通信班を有す
││└挺進中隊(146名、重擲弾筒12、機関短銃12、小銃96)×3
││ └小隊×4
││ └分隊(10名、重擲弾筒1、機関短銃1、小銃8)×3
│├速射砲中隊(58名、拳銃8、九四式三十七粍砲4)
││└小隊×2
││ └分隊×2
│├通信中隊(136名、乗馬3、駄馬20、小銃127)
││├第1小隊(有線)
│││└分隊×6
││└第2小隊(無線)
││ └分隊×10
│├補給中隊(164名、輓馬20、小銃127)
││├輸送小隊
││└勤務小隊×2
│└衛生隊(189名)
│ ├担架小隊×2
│ └医療班
├歩兵聯隊其の二(3,207名、馬678)【反撃に任ずる部隊】
│├聯隊本部(167名、乗馬21、輓馬72、小銃39、重擲弾筒1)
│├第1・第2大隊(各1,199名、馬241、小銃517、重擲弾筒55、軽機関銃27、重機関銃12、軽迫撃砲6)
││├大隊本部(197名、乗馬19、輓馬33、駄馬70、小銃40、重擲弾筒1)
││├中隊(207名、小銃159、重擲弾筒18、軽機関銃9)×3
│││└小隊×3
│││ ├軽機関銃分隊(13名、軽機関銃1、小銃11)×3
│││ └重擲弾筒分隊(19名、重擲弾筒6、小銃13)1
││├機関銃中隊(201名、乗馬1、駄馬54、重機関銃12、拳銃12)
│││├戦銃隊
││││└小隊×3
││││ └分隊×4
│││└弾薬小隊
│││ └弾薬分隊×3
││└歩兵砲中隊(189名、乗馬9、輓馬55、拳銃12、軽迫撃砲6、同弾薬640発)
││ ├指揮小隊
││ ├戦砲隊
││ │└小隊×2
││ │ └分隊×3
││ └弾薬小隊
││ └弾薬分隊×3
│├聯隊砲中隊(155名、乗馬5、輓馬35、拳銃8、四一式山砲4、同弾薬420発) ※別に観測通信に必要な人馬を有す
││├戦砲隊
│││└小隊×2
│││ └分隊×2
││└弾薬小隊
││ └弾薬分隊×5
│├通信中隊(143名、乗馬3、駄馬20、小銃130)
││├有線小隊
│││└分隊×6
││└無線小隊
││ └分隊×7
│└衛生隊(189名)
│ ├担架小隊×2
│ └医療班
├師団速射砲隊(480名、小銃142、一式機動四十七粍砲12、同弾薬3,360発、小型牽引車4、乗用車1、自動貨車10、五号無線機2)
│├本部
│├中隊×3
│└段列
├師団砲兵隊(約508名、馬約79、野砲8、九一式十糎榴弾砲4) ※第140・第147・第152・第153師団に編合
│├本部(約89名、馬約3)
│├野砲中隊(約117名、馬約3、野砲4)×2
│├十榴中隊(約117名、馬約3、九一式十糎榴弾砲4)
│└段列(約68名、馬約62)
├師団噴進砲隊(約692名、馬約220、四式二十糎噴進砲36) ※第142・第143・第151・第157師団に編合
│├隊本部(約64名、馬約3)
│├中隊(約188名、馬約58、四式二十糎噴進砲12)×3
│└段列(約64名、馬約43)
├師団通信隊(235名、輓馬10、小銃220、輜重車9、電話機32、小被覆線156巻、三号甲無線機10、五号無線機4)
│├有線小隊×2
││└分隊×4
│├無線隊
││└分隊×10
│└器材班
├師団輜重隊(481名、乗馬55、輓馬181、乗用車1、指揮車1、自動貨車35、軽修理自動車1組、輜重車170、小銃163、拳銃22、軽機関銃2)
│├本部(74名、小銃27、拳銃6、乗用車1、自動貨車5、軽修理自動車1組) ※修理班、行李を有す
│├輓馬中隊(286名、乗馬55、輓馬181、輜重車170、小銃44、拳銃4、軽機関銃1)
│└自動車中隊(指揮車1、自動貨車30、小銃92、拳銃12、軽機関銃1)
├師団兵器勤務隊(108名、小銃18、武器修理車1組、自動貨車3、軽修理自動車1組)
└師団野戦病院(208名、自動貨車5)
※歩兵聯隊其の一【拘束に任ずる部隊】の主要装備
[兵器]小銃1,905、拳銃202、重擲弾筒158、機関短銃72、軽機関銃81、重機関銃54、九二式歩兵砲18、九四式三十七粍砲4、火炎発射機6、五十七粍戦車砲18
[弾薬]七粍七銃526,365発、拳銃13,664発、手榴弾1,800発、重擲弾筒2,448発、九二式歩兵砲2,520発、三十七粍砲480発、五十七粍戦車砲2,160発
[車両]自動貨車10、輜重車79
[通信]電話機30、小被覆線84巻、五号無線機8、六号無線機16
※歩兵聯隊其の二【反撃に任ずる部隊】の主要装備
[兵器]小銃1,203、拳銃96、重擲弾筒111、軽機関銃54、重機関銃24、軽迫撃砲12、四一式山粍砲8
[弾薬]七粍七銃521,910発、拳銃3,072発、手榴弾1,000発、重擲弾筒3,008発、軽迫撃砲1,600発、山砲1,008発、戦車地雷80発
[車両]輜重車237
[通信]電話機30、小被覆線84巻、五号無線機8、六号無線機12
※師団司令部の編制
師団長1、乗馬1
幕僚(参謀部、副官部):参謀長1、参謀3、副官2、その他16、乗馬6
兵器部:部長以下12(うち部員1は兵器勤務隊長兼務)、乗馬1
経理部:部長以下21、乗馬1
軍医部:部長以下7、乗馬1
獣医部:部長以下6、乗馬1
※師団司令部の増加人員の内訳
動員・留守業務要員4、築城指導2、衛兵要員71、暗号手18、経理勤務112名、軍事司法業務3、臨時工事要員5、馬取扱兵12、自動車手9
第201・第202・第209・第214師団(昭和20年、本土) 【第二次兵備:昭和20年4月臨時動員】
│
├師団司令部(122名、乗馬12、輓馬2、乗用車2、自動貨車10、炊事自動車3、側車2) ※他に増加配属人員249名
├歩兵聯隊(4,368名、馬779)×3
│├聯隊本部(115名、乗馬15、輓馬36、小銃35、重擲弾筒1)
│├大隊(1,211名、馬185、小銃567、拳銃40、重擲弾筒37、機関短銃32、軽機関銃36、重機関銃16、迫撃砲4)×3
││├大隊本部(127名、乗馬12、輓馬21、小銃39、重擲弾筒1)
││├中隊(199名、駄馬4、小銃132、重擲弾筒9、機関短銃8、軽機関銃9、重機関銃2)×4
│││├第1〜第3小隊
││││├軽機関銃分隊×3
││││└重擲弾筒分隊
│││└第4小隊
│││ └機関銃分隊×2
││├機関銃中隊(138名、駄馬43、拳銃16、重機関銃8)
│││├戦銃隊
││││└小隊×2
││││ └分隊×4
│││└弾薬小隊
││└迫撃砲中隊(150名、乗馬2、輓馬55、拳銃8、迫撃砲4)
││ ├指揮小隊
││ ├戦砲隊
││ │└小隊×2
││ │ └分隊×2
││ └中隊段列
│├歩兵砲中隊(262名、乗馬5、輓馬90、四一式山砲4、迫撃砲4)
││├戦砲隊
│││├聯隊砲小隊×2
│││└迫撃砲小隊×2
││└弾薬小隊
│├作業中隊(186名、乗馬1、輓馬18、小銃176)
│├通信中隊(145名、乗馬4、駄馬28、小銃130)
││├有線小隊
│││└分隊×6
││└無線小隊×2
││ └分隊×6
│└乗馬小隊(27名、乗馬27、小銃25)
├迫撃聯隊(1,643名、馬821)
│├聯隊本部(81名、乗馬10、輓馬18、小銃2、拳銃9、輜重車15)
│├大隊(718名、馬356、小銃2、拳銃62、迫撃砲18、同弾薬2,220発、輜重車319)×2
││├大隊本部(63名、乗馬8、輓馬18、小銃2、拳銃7、輜重車15)
││├中隊(180名、乗馬4、輓馬79、拳銃16、迫撃砲6、同弾薬500発、輜重車76)×3
││└大隊段列(115名、乗馬1、輓馬80、拳銃7、迫撃砲弾薬720発、輜重車76)
││ └弾薬分隊×3
│└聯隊段列(126名、乗馬1、輓馬80、拳銃9、迫撃砲弾薬720発、輜重車76)
├師団速射砲隊(483名、小銃126、拳銃1、一式機動四十七粍砲12、同弾薬3,360発、小型牽引車12、乗用車1、指揮車3、自動貨車30、軽修理自動車1組)
│├本部(61名、小銃24、乗用車1、自動貨車2)
│├中隊(114名、小銃20、一式機動四十七粍砲4、同弾薬960発、小型牽引車4、指揮車1、自動貨車6)×3
││├戦砲隊
│││└小隊×2
│││ └分隊×2
││└弾薬小隊
│└段列(80名、小銃42、拳銃1、自動貨車10、軽修理自動車1組)
├師団機関砲隊(340名、小銃128、拳銃48、四式基筒双聯二十粍機関砲9、同弾薬7,200発、乗用車1、指揮車3、自動貨車25)
│├本部(46名、小銃8、拳銃6、乗用車1、自動貨車4)
│└中隊(98名、小銃40、拳銃14、四式基筒双聯二十粍機関砲3、同弾薬2,400発、指揮車1、自動貨車7)×3
├野砲兵聯隊(2,135名、馬1,612、野砲24、九一式十糎榴弾砲12) ※第201・第214師団に編合
│├聯隊本部(123名、馬60)
│├大隊(618名、馬483)×3
││├大隊本部(146名、馬93)
││├野砲中隊(137名、馬111、野砲4)×2
││├十榴中隊(137名、馬111、十榴4)
││└大隊段列(167名、馬47)
│└聯隊段列(158名、馬103)
├山砲兵聯隊(3,178名、馬2,178、山砲24、九九式十糎山砲12) ※第202・第209師団に編合
│├聯隊本部
│├大隊×2
││├大隊本部
││├山砲中隊(山砲×4)×2
││├十糎山砲中隊(九九式十糎山砲4)
││└大隊段列
│└聯隊段列
├師団工兵隊(999名、馬76、小銃891、軽機関銃2、自動貨車4、輜重車52、火炎発射機16、浮嚢舟16、折畳舟30、円匙528、十字鋤168、電話機10、小被覆線30巻)
│├本部(70名、乗馬9、輓馬19、小銃11、拳銃1、輜重車13)
│├工兵中隊(233名、乗馬1、輓馬10、小銃221、輜重車9)×3
│├対戦車中隊(192名、乗馬1、小銃182、軽機関銃2)
││└小隊×3
││ ├攻撃分隊×3
││ ├支援分隊
││ └対戦車資材分隊
│└器材小隊(38名、乗馬1、輓馬13、自動貨車4、輜重車12)
├師団通信隊(300名、乗馬2、輓馬16、小銃283、輜重車17、電話機32、小被覆線156巻、三号甲無線機8、五号無線機12)
│├有線小隊×2
││└分隊×6
│└無線小隊×2
│ └分隊×6
├師団輜重隊(431名、乗馬52、輓馬175、小銃147、拳銃17、乗用車1、指揮車1、自動貨車40、軽修理自動車1組、輜重車167)
│├本部(58名、小銃20、拳銃4、乗用車1、自動貨車5、軽修理自動車1組) ※修理班を有す
│├輓馬中隊(254名、乗馬52、輓馬175、輜重車175、小銃35、拳銃3)
│└自動車中隊(119名、小銃92、拳銃10、指揮車1、自動貨車35)
├師団兵器勤務隊(112名、小銃25、武器修理車1組、自動貨車5、軽修理自動車1組)
└師団第四野戦病院(277名、乗馬9、輓馬70)
※歩兵聯隊の主要装備
[兵器]小銃2,067、拳銃136、重擲弾筒112、機関短銃96、軽機関銃108、重機関銃48、四一式山砲4、十二糎迫撃砲16、火炎発射機10
[弾薬]七粍七銃681,720発、拳銃23,852発、手榴弾800発、重擲弾筒2,768発、山砲636発、十二糎迫撃砲1,540発、戦車地雷120
[車両]輜重車316
[通信]電話機28、小被覆線76巻、五号無線機12、六号無線機20
※師団司令部の編制
師団長1、兵2、乗馬2
幕僚(参謀部、副官部):参謀長1、参謀2、副官2、その他63、乗馬6、輓馬2、乗用車2、側車2
兵器部:部長以下10(うち部員1は兵器勤務隊長兼勤務)、乗馬1
経理部:部長以下23、乗馬1、自動貨車10、炊事自動車3
軍医部:部長以下11、乗馬1
獣医部:部長以下7、乗馬1
※師団司令部の増加人員の内訳
補充業務要員2、衛兵要員71、暗号手18、経理勤務158名
※次の部隊は終戦時未動員
師団制毒隊、師団衛生隊、師団第一野戦病院、師団第二野戦病院、師団病馬廠
第221・第222・第224・第229・第234師団(昭和20年、本土) 【第三次兵備:昭和20年5月臨時動員】
│
├師団司令部(430名、馬27、乗用車2、側車2、軽機関銃2)
├歩兵聯隊(3,310名、馬416)×3
│├聯隊本部(115名、馬51、重擲弾筒1)
│├大隊(873名、馬95、重擲弾筒28、軽機関銃27、九二式歩兵砲4)×3
││├大隊本部(重擲弾筒1)
││├中隊(重擲弾筒9、軽機関銃9)×3
││└歩兵砲中隊(九二式歩兵砲4)
│├歩兵砲中隊(233名、馬45、四一式山砲6)
│├作業中隊(199名、馬15)
│└通信班(144名、馬20)
├師団迫撃砲隊(754名、馬288、十二糎迫撃砲18、輜重車207、三号丙無線機1、五号無線機2)
│├本部(89名、馬25)
│├中隊(180名、馬61、迫撃砲6)×3
│└段列(125名、馬80)
├師団工兵隊(886名、馬108、輜重車6、火炎発射機9、浮嚢舟6、折畳舟5、工兵資材)
│├本部(90名、馬30)
│├中隊(252名、馬20)×3
│└器材小隊(40名、馬18)
├師団通信隊(254名、馬38、輜重車25、電話機32、小被覆線156巻、三号甲無線機8、五号無線機4)
└師団輜重隊(469名、馬174、指揮車1、自動貨車45、輜重車123)
├隊本部(61名、馬4)
├輓馬中隊(287名、馬170)
└自動車中隊(121名)
※歩兵聯隊の主要装備
[兵器]重擲弾筒85、軽機関銃81、九二式歩兵砲12、四一式山砲6、火炎発射機8
[車両]輜重車173
[通信]電話機28、小被覆線70巻、五号無線機5、六号無線機12
※師団司令部の編制
師団長1、兵1、馬1
幕僚(参謀部、副官部):参謀長1、参謀2、副官3、その他173(衛兵要員を含む)、馬23、軽機関銃2
兵器部:部長以下15、馬1
経理部:部長以下210(経理勤務班要員を含む)、馬1
軍医部:部長以下15、馬1
獣医部:部長以下10、馬1
※次の部隊は終戦時未動員
師団制毒隊、師団兵器勤務隊、師団衛生隊、師団第一野戦病院、師団第二野戦病院、師団病馬廠
※携帯火器(小銃、拳銃)は省略、なお歩兵聯隊には重機関銃の装備なし
第308・第316・第321・第322・第354・第355師団(昭和20年、本土) 【第三次兵備:昭和20年5月臨時動員】
│
├師団司令部(430名、馬27、乗用車2、側車2、軽機関銃2)
├歩兵聯隊(3,042名、馬104)×3
│├聯隊本部(132名、馬16、重擲弾筒1)
│├大隊(832名、馬6)×3
││├大隊本部(重擲弾筒1)
││├中隊(重擲弾筒9、軽機関銃9)×3
││├挺進中隊(重擲弾筒9、重機関銃6)
││└歩兵砲小隊(九四式速射砲3)
│├通信班(133名、馬5)
│├補給小隊(131名、馬65)
│└衛生班(150名)
├師団噴進砲隊(692名、馬220、噴進砲36、輜重車32、電話機12、小被覆線24巻) ※第308・第316・第354・第355師団
│├本部(64名、馬3)
│├中隊(188名、馬58、噴進砲12)×3
│└段列(64名、馬43)
├師団砲兵隊(508名、馬79、九四式山砲8、十糎加農砲4) ※第321・第322師団
│├本部(89名、馬8)
│├山砲中隊(117名、馬3、山砲4)×2
│├十加中隊(117名、馬3、十糎加農砲4)
│└段列(68名、馬62)
├師団工兵隊(806名、馬29、輜重車18、火炎発射機9、浮嚢舟6、折畳舟5、工兵資材)
│├本部(53名、馬2)
│├中隊(231名)×3
│└器材小隊(60名、馬27)
├師団通信隊(280名、馬15、輜重車8、電話機32、小被覆線156巻、三号甲無線機8、五号無線機4)
├師団輜重中(300名、馬140、指揮車1、自動貨車15、輜重車103)
│├輓馬小隊×2
│└自動車小隊
├師団野戦病院(232名、自動貨車16) ※第308・第322師団
├師団野戦病院(278名、馬79) ※第316・第355師団
├師団野戦病院(241名、自動貨車3) ※第354師団
└師団野戦病院(359名、馬1) ※第321師団
※歩兵聯隊の主要装備
[兵器]重擲弾筒112、軽機関銃81、重機関銃18、九四式速射砲9、火炎発射機4
[車両]輜重車48
[通信]電話機24、小被覆線60巻、五号無線機5、六号無線機10
※師団司令部の編制
師団長1、兵1、馬1
幕僚(参謀部、副官部):参謀長1、参謀2、副官3、その他173(衛兵要員を含む)、馬23、軽機関銃2
兵器部:部長以下15、馬1
経理部:部長以下210(経理勤務班要員を含む)、馬1
軍医部:部長以下15、馬1
獣医部:部長以下10、馬1
※携帯火器(小銃、拳銃)は省略
五十七粍戦車砲?
47oではなく?
九七式中戦車の備砲を四十七粍砲に換装した際に取り外したものを砲塔ごと歩兵砲として再利用したらしい。
戦史叢書「本土決戦準備<2>九州の防衛」(p215)
対舟艇射撃能力向上のため聯隊砲中隊に戦車砲(砲塔共)を有する。
戦史叢書「本土決戦準備<1>関東の防衛」(p214)
大陸指第二千四百三十三号別冊其ノ一
第百四十、第百四十二、第百四十四〜第百四十七、第百五十〜第百五十七、第百六十師団戦闘、訓練要綱
戦闘
第五 〔歩兵聯隊其ノ一の任務〕
一般大隊ノ歩兵砲中隊タル戦車搭載砲ハ対舟艇、対戦車射撃ニ任ゼシムルヲ本則トス
〔以下略〕
>>862 ええっ! 砲塔付きで配備!?
砲車には載っていないのっ!?
割り当て弾薬が殊に多いことと、それにしては与えられている車馬が少ないこととを勘案すると、
地面に埋められてトーチカにされたのでしょうか。
本土決戦師団は独特な装備をしていて、編制表を見るだけなら実におもしろいですね。
>>862 よもや砲塔付きでの配備とは…
しかし師団のナンバーが変に飛んでるのは何でだろう?
突っ込んではいけないことかも知れないけど、この編成表、どこまで実態に即してるんだろうか
編成のときから帳簿上だけとされた部隊もあった模様
陸亜機密第一一七号〔昭和二〇年二月二八日)
第百四十師団等臨時動員要領細則 抜粋
第六条 臨時動員部隊ノ編制中欠除スル部隊及人員左ノ如シ
一 歩兵聯隊(其一)ノ歩兵砲中隊、補給中隊、衛生隊竝輸送班要員
二 歩兵聯隊(其二)ノ衛生隊竝行李要員
五 師団速射砲隊段列竝行李要員
六 師団司令部ノ兵器、経理、軍医、獣医部各部長
七 野戦部隊軍医、獣医将校ノ約三分ノ一
八 師団輜重隊(第百四十五師団ヲ除ク)ノ自動車中隊ハ当分ノ間之ヲ欠クモノトシ…
陸機密第九七号〔昭和二〇年四月二日)
第二百一師団等臨時動員要領細則 抜粋
第六条 臨時動員部隊ノ編制中欠除スル部隊及欠員ト為スヘキ人員左ノ如シ
一 師団司令部衛兵要員
二 歩兵聯隊行李要員
三 迫撃聯隊各聯隊段列及行李要員
四 師団速射砲隊段列要員
>>865 装備どころか人も揃ってない部隊もありそうですしね
戦史叢書「本土決戦準備<2>九州の防衛」から引用
第五十七軍戦力概況調査表(昭和二十年八月一日調)
第154師団(現在数/編成定員・定数)※配属の独立野砲兵第28大隊と迫撃砲第28大隊を含む
将校(689/690)、准士官・下士官(2219/2350)、兵(15712/15674),、人員計(18620/18720)、馬(327/1735)
小銃(7072/7079)、軽機関銃(69/302)、重機関銃(196/188)、重擲弾筒(613/585)、曲射歩兵砲(54/54)
速射砲(42/42)、四一式山砲(8/8)、噴進砲(70/0)、野砲(20/20)、迫撃砲(12/12)、乗用車(6/8)、
自動貨車(76/127)、修理車(3/3)、牽引車(31/31)、輜重車(319/352)、無線機(113/117)
第156師団(現在数/編成定員・定数)
将校(631/627)、准士官・下士官(2092/2155)、兵(13440/13168),、人員計(16163/16450)、馬(326/1264)
小銃(7075/7332)、軽機関銃(174/300)、重機関銃(143/188)、曲射歩兵砲(54/54)
速射砲(24/78)、四一式山砲(8/8)、噴進砲(50/0)、乗用車(1/3)、
自動貨車(17/17)、修理車(3/3)、牽引車(4/4)、輜重車(381/658)、無線機(97/108)
第212師団(現在数/編成定員・定数)※配属の特設警備第204中隊を含む
将校(655/646)、准士官・下士官(2030/2056)、兵(17576/17756),、人員計(20261/20458)、馬(1156/4980)
小銃(7943/8113)、軽機関銃(291/332)、重機関銃(131/144)、重擲弾筒(336/336)
速射砲(12/12)、四一式山砲(12/12)、九四式山砲(24/24)、高射機関砲(7/9)、迫撃砲(24/84)、乗用車(2/4)、
自動貨車(83/109)、修理車(3/4)、牽引車(12/12)、輜重車(648/2416)、無線機(124/125)
第三次兵備兵団
兵員は定員を充足しているが兵器は殆ど未充足(8月末以降に逐次充足予定)
>>863 其の通り。100番台の本土決戦師団は沿岸貼り付け師団なんだ。
歩兵聯隊其の一【拘束に任ずる部隊】×3 歩兵聯隊其の二【反撃に任ずる部隊】×1
歩兵聯隊其の一の内、貼り付け大隊×3 挺進大隊×1 速射砲中隊×1
貼り付け大隊は、貼り付け歩兵中隊×3 57mm砲塔中隊×1(3個小隊) 挺進中隊×1 って造りになってる。
貼り付け中隊1個を57mm砲塔小隊1個で支援する計算だ。
…まぁ流石に日本軍も、ありものの95式軽戦車に97式の砲塔載せて、少しでも有効活用図ってる。
外した95式の砲塔はどこへとは…聞くな…orz
>>864 飛んでる部分には外地(主に満州)で在留邦人カキ集めて作った即席師団が入る。
大体は関東軍主力がずらかる際の捨石にされてシベリアでえらい目にあった。
>>869 >飛んでる部分には外地(主に満州)で在留邦人カキ集めて作った即席師団が入る。
140(護東)東京で編成 相模湾配備
141 欠番
142(護仙)仙台で編成 仙台北方配備
143(護古)名古屋で編成 浜松付近配備
144(護阪)大阪で編成 潮岬付近配備
145(護州)広島で編成 北九州配備
146(護南)熊本で編成 薩摩半島配備
147(護北)旭川で編成 房総半島配備
148(富嶽)満州で編成
149(不撓)満州で編成
150(護朝)姫路で編成 南朝鮮配備
151(護宇)宇都宮で編成 鹿島灘沿岸配備
152(護沢)金沢で編成 銚子附近配備
153(護京)京都で編成 伊勢志摩付近配備
154(護路)広島で編成 宮崎付近配備
155(護土)善通寺で編成 高知付近配備
156(護西)久留米で編成 宮崎付近配備
157(護弘)弘前で編成 青森県三沢付近配備
158(不滅)満州で編成予定だったが日ソ開戦で未編成
159 欠番
160(護鮮)広島で編成 南朝鮮配備
161(震天)中支で編成 上海付近配備
>>870 それでも欠番が出るんだ
飛んでるのは縁起が悪いからとかそんな理由でもあるのか?
下がりすぎ
まずは簡単に始められる海外マネー撃退法を教えてあげよう。
日本の株式市場に流入している金の約6割が外資マネーということを知っているかな?
平均株価は外資によって維持されていると言っても過言ではない。もちろんこのような状態は
不健全であり、日本の株価は外資の思惑一つで簡単に上がったり下がったりしてしまうのが
現実なのだ。
しかし裏を返して言えば、あなたが株の売買を通じて利益をあげることができたとした場合、
その利益の6割は外資から金を奪うことによって成り立っていると言えるわけなんだ。
もしも君が株で100万円の利益をあげれば、外資から奪い取った金は60万円。
1億円の利益をあげれば、外資から奪い取った金は6000万円。
100億円の利益をあげれば、外資から奪い取った金は60億円にも達することになる。
つまり君が株式市場に参入し、利益をあげればあげるほど、外人投資家がそれに応じた
打撃を被るというわけだ。
君が利益をどんどんあげていけばいくほど、ハゲタカファンドは苦しんでいくんだ。
それがどれほど日本を守ることにつながるか、わざわざ説明するまでもないだろう。
株で勝つ方法は簡単。日経新聞や株に関する雑誌を講読すれば良い。
日頃から情報収集を怠りなくおこなえば、そして外資がすぐには入手することができない情報を
日本の地の利を生かして先に入手することができれば、外資を出し抜いて金を奪い取ることなど
造作もないのだ。
最近は株に投資するなとレスする奴がいるが、そいつは外資のスパイだ。日本の愛国者が株で
外資から金をせしめることを恐れて、外資のスパイが情報工作しているのだ、気をつけろ。
金が無いならサラ金で借りれば良い。株式トレーダーは自営業みたいなものだから、職業を聞かれたら
自営業と答えれば良い。
アコムで無理ならプロミスで借りろ、プロミスで無理なら武富士で借りろ、
武富士で無理ならアイフルで借りろ、アイフルで無理ならレイクで借りろ。
海外ファンドから日本経済を守るため、そして海外ファンドを苦しめるため、君も株に投資しよう。
>>870に出てくる第一次兵備沿岸師団の第147師団は、
連隊長談の実数として連隊宛速射砲22、大隊砲18、重機54とある。
>>851を充足で連隊長は大喜び。
ただし、各歩兵連隊1個大隊欠で、師団砲兵と野戦病院も編成未完。弾薬は30%充足とのこと。
それに「速射砲」といってもほとんどはチハ短の頭ですよ、連隊長殿。
>>859の第三次兵備沿岸師団の第354師団は、小銃が数人に一丁、わらじ履き、飯盒の代わりに竹行李。
しかし、この時期の兵団通称号は末期的でいいねえ。「富嶽」「不撓」「不滅」「震天」
>>874 名前だけでも必勝と不転退を決意を事でしょうね。
悲壮感が漂ってるというか何というか
>>874 >この時期の兵団通称号は末期的でいいねえ。。「富嶽」「不撓」「不滅」「震天」
昭和19年10月18日軍令陸甲第140号が制定施行され、今後、外地で新たに編成する部隊は現地の司令官が編成することとし、新設兵団(旅団クラス以上)の兵団文字符は次の発音で始まる漢字一字または二字とすることとになった。
南方軍(「イ」「カ」)、支那派遣軍(「シ」「チ」)、関東軍(「マ」「エ」「フ」)
南方軍
「イ」師団 94(威烈)
独立混成旅団
「カ」独立混成旅団 70(果敢)、71(敢闘)、72(貫徹)、105(敢威)、128(快捷)
支那派遣軍
「シ」軍 43(秀嶺)
師団 129(振武)、130(鍾馗)、131(秋水)、132(振起)、133(進撃)、161(震天)
独立混成旅団 81(至強)、82(至烈)、83(至猛)、84(至勇)、85(至潔)、86(秋霜)、87(震動)、89(至純)、90(震雷)、92(至堅)
独立警備隊 1(矢石)、2(至威)、3(伸張)、4(至誠)、5(至隆)、6(至毅)、7(至武)、9(至剛)、10(至敏)、11(至鋭)、12(至巌)、13(疾風)、14(紫電)
「チ」独立混成旅団 88(冲天)、91(馳駆)
関東軍
「マ」師団 120(邁進)、122(舞鶴)、123(松風)、134(勾玉)、135(真心)
独立混成旅団 79(丈夫)、
「エ」軍 「遠征」
師団 121(栄光)、124(遠謀)、125(英機)、126(英断)、127(英邁)、128(英武)
独立混成旅団 80(鋭鋒)
「フ」師団 136(不抜)、137(扶翼)、138(不動)、139(不屈)、148(富嶽)、149(不撓)、158(不滅)
独立混成旅団 130(奮闘)、131(奮進)、132(奮戦)、133(福寿)、134(奮励)、135(不朽)、136(奮躍)
上げ
通称号といえば、日本軍の通称号・秘匿名って、ときどき重複してるよな。
振武=第129師団と第41軍とか。藤兵団ってのも2個あった気がする。
まあ、なんとかなってたんだろうけど。
サイパンにいた第三十一軍と第四十七独立混成旅団が同じ「備」兵団なんだよな
>>879 上級部隊(所属する軍など)の通称号と同じ場合が結構ある。
たとえば、
独立混成第44旅団「備」(所属する第31軍が「備」)
独立混成第48旅団「備」(所属する第31軍が「備」)
独立混成第49旅団「備」(所属する第31軍が「備」)
独立混成第50旅団「備」(所属する第31軍が「備」)
独立混成第51旅団「備」(所属する第31軍が「備」)
独立混成第52旅団「備」(所属する第31軍が「備」)
独立混成第44旅団「球」(所属する第32軍が「球」)
独立混成第45旅団「球」(所属する第32軍が「球」)
独立混成第64旅団「球」(所属する第32軍が「球」)
独立混成第96旅団「幡」(所属する東京湾兵団「房」の上級部隊である第12方面軍が「幡」)
独立混成第101旅団「達」(所属する第5方面軍が「達」)
独立混成第114旅団「房」(所属する東京湾兵団が「房」)
独立混成第115旅団「建」(所属する第51軍が「建」)
独立混成第115旅団「建」(所属する第51軍が「建」)
警備第1旅団「幡」(所属する東京防衛軍が「幡」、東京防衛軍も上級部隊である第12方面軍と同じ)
警備第2旅団「幡」(所属する東京防衛軍が「幡」、東京防衛軍も上級部隊である第12方面軍と同じ)
警備第3旅団「幡」(所属する東京防衛軍が「幡」、東京防衛軍も上級部隊である第12方面軍と同じ)
旅団未満の部隊(独立した聯隊や大隊など)の通称号は所属する軍の通称号と同一だから、不思議でないとも言えるが…。
中国・四国を分けてそれぞれ旅団を置くくらいなら、北陸地方にも
着上陸に備えて1個旅団を配置してもよくない?
戦車部隊を持たない空中機動旅団に任せず、戦車大隊と近接戦闘車
を配備した、小ぶりだが充実した機械化旅団を。
>>881 ぶっちゃけ12師団の空中機動化は失敗じゃなかろうか。
1個普通科連隊を運ぶだけのヘリも無し、北陸地方から戦車隊消失。
12旅団はTK-X大隊を含む機械化旅団に再編して、ヘリ部隊は偵察ヘリと汎用ヘリ8機の12飛行隊に縮小して、
余ったヘリは第1ヘリ団に移管した方が良い。
>>880 ×独立混成第44旅団「備」(所属する第31軍が「備」)
○独立混成第47旅団「備」(所属する第31軍が「備」)
第109師団「胆」(所属する小笠原兵団が「胆」)もあった。
パラオの独立混成第53旅団「胆」とかぶってる。
ぶっちゃけも何も失敗ですがな・・・(´・ω・`)
しかし
北陸にTK-Xを回す余裕は無いだろう。
もう1個ぐらい富士の教導団並みの規模の部隊が欲しいかもな
とりあえず4TkBnか8TkBnを2TkR並に拡張して、あと12TkBn復活させりゃ何とかなるような
とはいってもその時点で1000両超えそうだが
実際は600
上げ
北陸は第10師団隷下の第14普通科連隊の担当でつ
そういやこの一方的武装解除の時代に第10師団は例外的に増強されてるよな
師団戦車大隊もちゃんと4個中隊もってるし
南北どっちにも派遣できる中央戦略予備って事か?
>>891 第10師団はこのご時勢なのに増派用として増強されてる
肝心の1師団と12師団をさんざん削っておいて10師団だけは増強というのも優先順位思いっきり間違えていると思うがなぁ
>優先順位
そのうち日本の中枢は名古屋に移り、名古屋市役所が国会議事堂に、小牧が国際空港に、
そして瑞穂グラウンドが国立競技場になるからです。
897 :
名無し三等兵:2008/06/17(火) 15:47:12 ID:686oB7Vt
イ三三三三 \
/イニニニニ\ヽ\ゝ_
/イニニニニニ\\V/彡\、
|三ニ>───、\V//彡\ヽヽ
|三ニ|  ̄ \\ヽ|
ハ三シ∠ミヽ, \ミ l
{!レ/ ミゝ.,_ ∠三ゝ |ミ l
| レ 彡ヽ`'ゝ f=・xミ; |ミ/
'┤ ノ i `'' /}
l ーイ⌒(、 ':i / /
| 《三ヲ`7≦ 〃
ト、 斤  ̄`''キ≧ /´ <はっぴゃくきゅうじゅうなぁーなっ!
<| 丶 ヽニ--ソ'" /
ノ| \ \  ̄ /\
/ l / ヽ、ヽミ _彡'´.〉 /\
__/ .ト、ヽ i | / |. \_
35万4個軍団13個師団な陸自
現実には18万に戻してもらえたら御の字だなw
>>900 軍事研究で元陸自の人が色々と嘆いてたな。
しかし、もしアメリカ供与装備の大量導入が実現してたら、
それらの装備更新期には地獄のような羽目になってたろうな・・・
>>902 防衛庁(省)、自衛隊も日本も官僚組織なんだし最初からその規模なら予算もそれに合わせてある程度は
増やすと現状の規模の維持ではハードルが全然違う
>>902 大昔の、ここのスレタイまんまな電波記事?
当時高校生で金なかったんだが、あまりの毒電波の凄さに都立図書館へ(自転車で)行ってコピー取った覚えがあるww
>>902 昔、栗栖氏が10年ごとに一括生産で更新、という提案してたな。
>>905 なるほど。ところでトルエン丼は10年前に作ったプラモの作り方覚えてる?
西ドイツって、陸自と一緒で本土決戦が大前提だったんだなとなんとなく
>>906 研究費用については触れていなかったんで氏がどう考えているかは知らない。
特に陸戦兵器についての持論なので海空兵器についてもどう考えているかも知らない。
小生としては一括生産は危ないとは思っている。
>>907 見事に防衛線を前進させる事に成功したなぁ
冷戦期西ドイツ陸軍装甲師団は、北部以外の方面隊ならタイマンで潰せそうな勢いがある。
そういや装甲擲弾兵師団も相当豪華だよなぁ…
真なるペントミックは結構強そうなんだけどな。
オネスト・ジョンがあるからかもしれないが。
まぁ、相手がワルシャワだし。
真なるペントミックだと13000人ほどいるんだよなぁ
それに比べて陸自は……
かつての甲師団にペントミックらしく普通科連隊を一つ増やしても、2000名強増えて11000人くらいか。
>913
>真なるペントミック
現在の通信指揮機能があれば、十分な運用が出来そうですよね。
ただ、現米軍は連隊戦闘団よりも、ちょい規模を大きくして旅団戦闘団を選びましたが。
(ROAD改からの進化という意味でも、こちらの方が順当でしょうし)
>916
普通科の追加では足りないです…orz
米型ペントミックにするには…機甲偵察大隊と特科の追加が必要(その兵站/整備も)
ちなみに、戦車大隊と別に、機甲偵察大隊に軽戦車とかも…
>>917 そういや米軍らしく真なるペントミックにゃぁ機甲偵察もいたな…
陸自を見てると勘違いしそうだがペントミックって全然軽くないからなぁ
歴史群像アーカイブ見てると、1962の改変直後だと特科は8門大隊なんだな・・・
陸自は特科火力はそれなりに自慢だったな
過去形なのが悲しいな
いまでも低充足師団は8門大隊じゃね?
むしろ歩兵の頭数的には旅団並なのに12門大隊な高充足師団が火力密度高いと言えるような
陸自って5門中隊で15門大隊じゃないの?
第2特科連隊が5個大隊16個中隊で80門とかいうことになってた気がするんだが。
5門中隊ってなんか微妙な数字じゃね?
普通4か6だと思うんだが、見たことある人いない?
微妙なんだが、海外でも元々砲兵中隊は4門+予備砲として1〜2門の編制なんで、米軍も開戦後しばらくは4門、やがて5門、6門と増やしていったらしい。
しかも欧州戦線の方が優先的に砲が回されてるので、太平洋戦線では終戦近くなっても計5門中隊が多かったそうな。
第七師団が四個大隊四十門ってのはよく覚えてる。
予備砲なんてのがあるのか!
7特科連隊は全大隊とも2個中隊編制だから計40門なら5門中隊なんだろうな
そういや可能ならば7Dの特科連隊にも全般支援用の第5大隊があったほうが良いのかな?
11iRもCT組むんなら5個大隊あった方がいいだろうな
ただ1個のRCTの規模は小さいから直協大隊の門数はあんまり増やさんでいいと思うが、
全般支援大隊まで2個中隊なのは癇癪起きますね!11!!1!111!111!!!!!111!
まぁ他国の機甲師団ならそもそも全般支援大隊はMLRSなんだろうが
いや、11普連もCT組むべ?
87式装備の高射中隊も施設のナンバー中隊も4つづつ有るんだし。
7師にGS専任大隊が無いのは機動運用前提だからで、GSは出先の管区師団、旅団が方面特科も含めて一元管理。
仮に7師管内でも必要になったら、Reinfの1特群バラしてとか方法はいくらでもありそう。
GS専任大隊が無いって言ったら、2師も改編前は5個大隊全部DSだったよw
3普連駐屯の名寄には、第2、第4大隊(75式3中隊x2で豪華30門)が前方展開、9、25、26普連にそれぞれDS派遣して、
GSは残った18両装備の多連装ロケット中隊と管内に駐屯してる4特群を主軸に運用するって感じ。
玉砕部隊にはやっぱ厚い支援与えてくれてたんだな・・・
つうか普通科の少なさを火力で補完してただけ
それすらも今は無理になったけどな
保守
保守
936 :
名無し三等兵:2008/07/22(火) 21:56:04 ID:nM1msWe8
陸上総隊ageってもう935か。
陸上総隊案って師団旅団の上の結節をなくす話なんだろうか。
それとも方面隊(軍)をなくすがかわりに軍団相当を置くんだろうか。
フラットに15個以上の単位が並ぶのもどうかと思うが。
今回のは方面隊という結節そのものは残すようだが
そもそもネーミングセンス悪くね?
OKHとかならいいのか?w
それも困るな〜
総軍と東部軍等々
陸上総隊の下に第1〜第5管区の軍事関連に特化した組織をつくればいいんですw
で、一部、方面総監部におしつけられていた行政は全部総隊に帰しちゃえ。
>>943 防衛総司令部
│
├北部軍管区
│
├東北軍管区
│
├東部軍管区
│
├中部軍管区
│
└西部軍管区
いっそのこと、従来の普通科連隊を3〜4個中隊編制の大隊にして(中身は変わらん)、合わせて師団を旅団に、師団の特科連隊や戦車大隊等を大規模な特科・戦車連隊として、現米軍師団や冷戦中の西ドイツ師団のように重装備の大型師団としてしまうのはどうだろうか。
……いや、国内では使いづらそうな気もするし、メリットもないようなw
そもそも師団なんて編成いらんだろ
どんな戦争想定してるんだ
メリケンさんは師団−旅団−大隊にしてしもうた。
日本は師団−連隊を捨てられないなぁ・・・ロマンだしw
連隊に拘るのなら、米海兵風の師団-連隊-大隊にしてみては?
>>944 もうそれで良いな
師団以下は解体して軍管区隷下の部隊に再編だ
950 :
名無し三等兵:2008/07/24(木) 23:56:42 ID:RGUvHoBJ
950
951 :
名無し三等兵:2008/07/25(金) 02:00:20 ID:RNpnqqk/
陸自の方面隊って中間指揮結点としては機能してないからなぁ。前線になってる
方面隊に増援を送り出した後は「留守部隊」になる。
逆に増援を受けた方面隊では作戦単位が10個以上って事になってしまう訳で・・
・・、実際には隷下の師団に割り振って指揮させるんだろうけど、それなら増援予
定の部隊は地域によらず「機動集団」、「機甲集団」とでもしてタイプ別編制にし
た方がすっきりするんじゃないの。
各方面隊を米軍式の5個師団にしたらちょうどよかったりして
んで軍政面は方面別に陸海空跨いだ統合軍つくるとか
>952
そのネタに近い話を、しばらく前から陸戦スレで展開中w
>>953 今から見に逝きますw
それはそうと米軍式の5個師団じゃ戦車とIFVが全然足らんような・・・
今の陸自戦車戦力の900輌弱は米軍流に言うと20個大隊だから師団あたり4個大隊ということになるが、
教育所要その他が100輌はあるだろうから
火砲も門数は足りてるけど自走化率低杉('A`)
Wikipediaに書いてある陸自戦車部隊をまとめてみる
第1戦車大隊:2個中隊 74式戦車30輌
第2戦車連隊:6個中隊 90式戦車44輌、74式戦車54輌
第3戦車大隊:3個中隊 74式戦車44輌
第4戦車大隊:4個中隊 74式戦車74輌
第5戦車隊:3個中隊 90式戦車44輌
第6戦車大隊:2個中隊 74式戦車30輌
第71戦車連隊:5個中隊 90式戦車72輌
第72戦車連隊:同上
第73戦車連隊:同上
第7偵察隊:74式戦車10輌
第8戦車大隊:4個中隊 74式戦車74輌
第9戦車大隊:3個中隊 74式戦車44輌
第10戦車大隊:4個中隊 74式戦車58輌
第11戦車大隊:2個中隊 74式戦車38輌
第13戦車中隊:74式戦車14輌
第14戦車中隊:74式戦車14輌
第1戦車群:4個中隊 内訳不明
戦車教導隊:5個中隊 90式戦車28輌、74式戦車54輌
第1機甲教育隊:4個中隊(87RCVとの混成)
戦車教導隊:5個中隊 90式戦車28輌、74式戦車54輌
ようは分からんが全部で950両くらいだろうか?
600まで減らすんだよね・・・
減った分の人員はどうなるんだろう
・・・はっ!
機動戦闘車が別枠に!!
やっぱり戦車定数600輌とか無茶が過ぎるだろ…
>>958 600輌を3個装甲師団に集約して中央部に控置
地方の住民は自己責任ということでw
962 :
名無し三等兵:2008/07/27(日) 10:59:15 ID:7oxO7f+M
保守
現在の方面隊を師団戦闘団に
隷下部隊を機能別旅団に再編、西方移転を進める
文句あるしと?
>963
>師団戦闘団
名称は師団じゃ駄目なんですか?
師団とはもともと諸兵科連合の基幹部隊ですので。
それと、師団戦闘団というとWW2独末期のいや〜な編制前例が…
>機能別旅団
他スレでも書きましたが、どう分類するのでしょうか?
>文句あるしと?
分散し張り付かなければならない以上。機能別旅団ではなく、
旅団戦闘団としてある程度完結させた方が良いと思います。
ちなみに、旅団は歴史的にみて、機能別部隊と完結した小型所兵科連合部隊の2種類がありますので、
旅団戦闘団として書くのには意味があります。
そして陸自の旅団は、あきらかに旅団戦闘団です。
(はい、そこ、中身は増強大隊戦闘団とか言わないようにw)
道民には関係ない話ですねわかります
>964
台湾の事例参照
そうでもせんと西方移転は進まない
>師団戦闘団
つまり、財務省によって壊滅させられた陸自師団を寄せ集めて再編成した部隊ってことですね?
わかります。
そもそも
師団戦闘団
って思いっきり重複言葉なんだよ。
どっちも諸兵科連合部隊を指すんだから。
実質無視した名ばかり部隊じゃダメ
>968
それが、WW2独軍末期に装甲師団とは【別】に装甲師団戦闘団ってのがあってですね…
定数の揃わない装甲師団を戦闘団として正式編制にするっていうのがありましてですね…orz
>>970 将来編成されるかもしれない陸自の師団戦闘団は実質大隊戦闘団規模だったりするんですね!!!
イヤー><
李登輝による国軍改革
国民党時代の台湾軍は実際には身動きの取れない詰込み雑多師団に将軍ばかり多い悪習が蔓延っていた
部隊編成を諸科旅団編成に改め、有事には組合せて戦闘団を編成する形式にあらためた
自衛隊の師団は身軽ですよー。いろんな意味で。
将軍ばっかりでもないし。
そもそも師団に将って師団長の陸将と副師団長の陸将補の2人だけだろうが
976 :
名無し三等兵:2008/07/30(水) 18:10:58 ID:rOBYz8Lq
方面隊に何人だよ、実質旅団の指揮にゃ准将で充分
兵員が居ないのにお山の大将で揃いすぎてる
陸は実質剛健を目指せ
>976
方面隊には2〜3個師団/旅団、そして、それらを増援的に補強する各種支援部隊があり、
それらをひっくるめて指揮する必要があります。
さらに、有事には他方面隊からの増援を受け入れ、指揮し兵站の面倒を見なければなりません。
つまり有事の際、あっという間に部隊が普段の数倍に跳ね上がるのです。
今回、陸上総隊が、それらを全てひっくるめて指揮するとかの検討がなされる訳ですが。
地域毎の作戦計画や、兵站計画を事前に準備調整し、またそれらの指揮、支援組織とならなければならなので、
方面総監部がなくなっても、陸上総隊自身が巨大な組織になり、小回りがきかなくなる恐れがあるのは内緒ですw
まあ、きっと上手くやってくれるのでしょう。
で、陸上総隊の貴下に、第1〜第5方面部と機動兵站部みたいなのが出来るに1票w
増援を指揮下とかきくと、きっと方面隊も沈まない旗艦みたいに最強なんだろうナ
>978
まったく意味不明です。地球語でおk
ところで、以前第7艦隊旗艦だったブルーリッジってどんな艦だかしってます?
そして今の旗艦コロナドはどんな艦でしょうか?
まぁ自衛隊にも准将ができるというから実質旅団規模な師団をOF-8相当の陸将が指揮してる現状は改善されるのだろう
旅団化された部隊はいざというときは旅団単位で戦うのかね?
それとも無理やりにでも2〜3個くらいのCT組むのかね?
後者を選択するのは絶望的じゃないかとも思えるのだが、気にしちゃいけないのかね?
>>981 基本的には師団、旅団単位で戦闘団は組まない場合も多いようだけどね。
諸科旅団編成する考え自体はよい
では問題はどこから機械化歩兵旅団や砲兵旅団を持ってくるかの話
>>981 米独じゃ旅団は単一の戦闘団みたいだな
陸自の連隊と同じポジション
>>983 西側陸軍に砲兵旅団ってあったっけ?
自衛隊だったら、特科群があるし、アメリカの陸軍には軍団砲兵が旅団である。
MLRSを装備してるところが多いと思う。で、自衛隊の場合は203mm自走榴弾砲も
ある。
>>985 米軍の砲兵旅団は知らんかったわ
今のドイツ連邦軍の編制表見ても出てないけど、冷戦中はあったのかな?
>981
普通科連隊(軽)の数だけの実質大隊戦闘団を必要なら組むだろう。
1000人前後と小さいが、無意味ではないと思われ
>>987 その場合戦闘団じゃなくて戦闘群じゃね?
ゲリラとか相手ならそのくら細分化する必要もあるかも知れんが
>981
陸自の旅団とは実質、旅団戦闘団
すなわち諸兵科連合を行っており、いまさら数個旅団で戦闘団を組む必要はないのです。
ただ、数個旅団が連携する合同作戦は普通に行うと思いますが。
また、旅団貴下の連隊が個々にCTを組み個別の作戦に従事する事もあるのは、
従来の師団同様にありえると思います。
>983
地球後でおk?
諸兵科連合の旅団の話しと、
機械化歩兵旅団、砲兵旅団の話がまったくリンクしておりませんが?
>983
最近では米軍師団内の旅団は旅団戦闘団と呼ばれる事もあるようです。
まあ、SBCTなんか良い例。で他の旅団なども戦闘団化してますので、同じように扱われるみたいな。
>砲兵旅団
一応、米師団の全般砲兵は砲兵旅団として組まれています。
ただし、貴下の大隊の殆どは、他の旅団戦闘団に編制で配属済み。
>>977 まあ、ドイツのワイマール憲法下の陸軍とかみたいなもんか?
あらかじめ有事に膨張できるように一山いくらで急には集められないスタッフだけは先行投資で養成しておくような。
陸自の場合は、徴兵で増えるわけではなく配属部隊で増えるところが違うけど。
>991
ワイマールとは全く違います。
どちらかというと地域に対して予め司令部を置き、
緊急時の拡大に対処するのは米軍の地域別統合軍に近いです。
まあ、陸自なので方面隊は陸のみの組織ですが。
アメリカ北方軍(USNORTHCOM)- 北米担当
アメリカ中央軍(USCENTCOM)- 中東担当
アメリカアフリカ軍(USAFRICOM)- アフリカ担当
アメリカ欧州軍(USEUCOM)- 欧州担当
アメリカ太平洋軍(USPACOM)- アジア・太平洋地域担当
アメリカ南方軍(USSOUTHCOM)- 中南米担当
ワイマールは、陸軍全体の拡大に対処するのも、
方面隊は地域内の増援受け入れに対処するものです。
全体として増える訳じゃないです。すでにある部隊が増援されるんです。
つまり増援は他の方面隊や中央直轄から派遣されてきますので。
じつは空自も航空方面隊/団、海自も地方隊があります。
地域組織は陸自だけじゃないんですよ。
どなたか次スレを
立てれなかったです…orz
埋め立て
練り埋め
みなさん、1000牽制「してますねw
1000 :
名無し三等兵:2008/08/01(金) 10:02:24 ID:Kg07tSEA
1000ならTK-X900輌体制
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。