米軍 未来型戦闘システム公開
アメリカ陸軍は、世界で進めるテロとの戦いに打ち勝つため、
輸送が容易な従来より軽量で小型の戦闘車両や無人機などからなる「未来型戦闘システム」と呼ばれる新しい装備を2014年から配備することになり、
11日、報道陣に公開しました。
アメリカ陸軍は11日、ワシントンで、「未来型戦闘システム」と呼ばれる最新の戦闘車両や無人機など、現在開発中の装備を報道陣に公開しました。
陸軍によりますと、このシステムは、輸送機で空輸できるだけの、軽量で小型の装備を情報通信のネットワークで結び、
高い機動性を発揮することができるということです。このうち、155ミリのキャノン砲を搭載した戦闘車両は、
現在採用されている40トンから60トンの重さの車両に比べ、重さが18トン程度と、半分以下で、
山岳地帯でのテロ組織との戦闘などでも機動性が確保されることが期待されています。
陸軍では、このシステムが将来の対テロ作戦の主力を担うことになるとしており、2014年には、実戦への配備を始めたいとしていますが、
こうしたシステムの開発は、アメリカがアフガニスタンやイラクでの戦闘の長期化を視野に入れていることの表れだと受け止められています。
ttp://www3.nhk.or.jp/news/k10015203321000.html