さらにまた御免で
>>935を訂正
>>918産業革命の原動力が植民地からの搾取に大きく拠っていた。
↓
>>918産業革命の原動力が植民地からの搾取に大きく拠っていたなんてどんなマルクス主義者の発想だよ
眠くてもう駄目だあ。
>フランスで産業革命がうまくいかなかったのは上記のような理由のほかにもナポレオン戦争による
>余剰人口の減少も大きな理由だ。
イギリスとフランスの条件の違いについて分析が不徹底であるので捕捉する。
18世紀のフランスは戦争と海外植民地の喪失および王室が破産に瀕していたにも拘らず、欧州で最も強大な国家であった。
にも拘らずイギリスが先に産業革命を達成した理由は、まず第一に機械装置への資本投下が最重要であるが、
フランスは多くの資本を有していたものの、その大半は非生産的用途に消えてしまい、工業投資に利用され無かった。
18世紀前半のイギリスの金利の低下は、安価な資本を工業投資に使えるよう貢献している。
また労働供給の適応性も不可欠な要素であって、イギリスでは18世紀始めには農奴制やギルドはほぼ消滅していたが、フランスではまだ完全にはなくなっていなかった。
次に産業革命の時期はフランス革命と時を同じくしていて、
イギリスが制海権を握っていた為にフランスに対する原料、とくに原綿の輸入を遮断することができた。
そして産業化には需要の拡大が不可欠であるが、イギリスは人口でフランスに劣るものの、海外植民地の獲得により市場の確保の面では遥かに凌いでいる。
さらにフランスとイギリスは共に天然資源を産出する地域だったものの、イギリスの資源の方が産業に使いやすく
石炭が港の近くで産出するため、鉄鋼石を輸送するのに費用が安上がりだった。
事業の機会に関してもイギリスの方がフランスより僅かに有利であって、名誉革命以降、イギリスの議会は産業・農業の拡大に一貫して献身的だった。
ただし、新しい技術の発明も産業革命に固有のものの一つだがこれについてはイギリスが独占しているわけではなかった。
ジャカールやボーカンソンといった機械工業に貢献した人物はフランス人であったが、上述の理由からいってイギリス人の方が機械を産業に結びつける機会に優れていたということができる。
16〜19世紀はいろいろな要素が錯綜してわかりにくい(卵か鶏かの議論になる)が、
植民地がなくても経済成長を達成した例は多い。
・戦前の日本は、ほとんど植民地のない状態で、安く優秀な労働力だけでアジア一の大国に成長した。
・戦後日本はまったく植民地のない状態で、奇跡と呼ばれる高度成長を達成し、アメリカに次ぐ経済大国になった。
・ソ連はアフリカ・アジアにほとんど植民地を持っていなかったが、スターリンの計画経済によって、大恐慌にも影響を受けず、
ヨーロッパの田舎国を大国に成長させた。
・ヒトラーは大規模な公共事業を行い、ほとんど植民地のない状態で、ヨーロッパを席巻する大国を作ることに成功した。
植民地政策で市場を確保しないといけないというが、安くて優秀な商品なら欲しがる国はたくさんある。
現に、高関税障壁を突破して、日本は生糸の輸出を伸ばしていった。
長期的に見たら、必ず自由経済は商品を適正な価格に戻す。
資源も占領統治するよりは、普通に購入したほうが早い。
いずれにせよ、戦前の日本は、順調に加工貿易に成功して、経済発展していた。
英米蘭中の周辺国を敵に回してまで植民地に固執する理由はない。
これらはすでに当時の経済人からは指摘されていたことだ。
植民地の少ないドイツにしてもフランスにしても、イギリスの煽りをうけて産業化には成功しているが
当時は産業育成に成功した国は、アメリカしかりドイツしかりフランスしかり、
必ず植民地やそれに準じた市場の争奪競争に汲々としているからな。
前提としてそれを踏まえて考えていくべき。
>>940 世界的な不況に伴って世界がブロック経済体制に突入していき、
関税障壁による日本製品の締め出しが深刻化していた時期と、日本が大陸に進出していった時期は重なっている。
当時は、略奪経済と生産経済の過渡期だったんだよ。
広大な国土が経済には有利という農業中心段階(石高イコール国力)の価値観と、
自由貿易ルートと、優秀な人材と技術力さえ確保したら、広大な領土など必要ない。
かえって足手まとい、という工業中心段階(加工貿易志向)の価値観が入り混じっていた。
もちろん、戦後の日本、韓国、シンガポール、台湾のアジア諸国の高度経済成長が、
後者のほうが有利であることを完膚なきまでに証明した。
どちらが有利かとは、当時の段階では社会科学的に決め切れなかった部分はあると思う。
当時の日本人が、大日本主義が日本の経済発展につながるという妄想を抱いても不思議ではなかった。
内需に大胆に資本投下するケインズ主義も、まだ目新しかった。
本来なら、満州・朝鮮などに資本投下しないで、日本列島改造論を30年早く取り入れるべきだった。
>>943 それは自由貿易社会における話。
貿易に高い関税や制限が存在する時代に成立する話ではない。
・物資兵站の重視。
・陸海軍の規格の共通化(例えば同口径の弾の共有が可能となる)
・兵器はいたずらに改造を増やさず、とにかく共通規格で量産する。
・暗号の強化及び更新の頻度を上げる
・敵暗号解読の強化
・陸海軍情報の共有化
・兵器(特に砲)にゴムタイヤを早くから取り入れて移動を効率化
・特殊技能をとにかく修得
(例えば車の運転免許、専門用語などは一切無視してとにかく多人数に運転技術を覚えさせる)
・飛行機製造工場と飛行場を隣接させる。
・マジックヒューズ
・電探
・感度の良い無線「電話」
・(民間に対し、)軍隊の何がわかるんだよという先入観の排除。
これがあるため、帝国陸海軍は民間の頭脳・学問・研究をほとんど有効利用できなかった。
・大和、武蔵は作らず
・戦艦の設計思想(例えば、士官より下士官がはるかに多いのに、便所の数が比例してないとか)
・とにかく、生命重視。
つまり、物資の確保、無駄の排除、情報の重視、つまらない面子の排除・・・・
そして、最大の要因は、驕りの排除。
これらが出来なかった日本・・・・負けるべくして負けたんだよ。
>>942 締め出しなど深刻化してないよ。
それはむしろ日本の植民地政策に抗議する政治的なものだろ。
日本の輸出はおおむね順調に増加している。
ブロック経済なんて、誇大妄想のレベルだよ。プロパガンダ。
だいたい関税政策なんて、どこの国でもとってることだ。
日本だってこの間まで、牛肉やオレンジに関税をかけていた。
しかし、安くて優秀な商品なら国民は欲しがる。高関税には内外から批判にあう。
結局、自由化せざるを得ない。神の見えざる手は発動する。
そもそも、関税政策をとるということは、その国も自国産業を保護しないといけないということだろ。
ということは、そもそも購買力がないということだよ。
購買力のない国に売るわけにもいかない。
ならばこそ、大胆に内需転向するべきだった。国内のインフラ整備ことが大事。
日本の戦後復興は、主に内需によって達成されたものだ。土木工事とか三種の神器とかね。
大に東亜戦争肯定論者だって、買わない政策は突破できた。
致命的なのは石油禁輸などの売らない政策であったことを認めていたはずだが。
>>946 抗議といかの問題ではない。
自由貿易体制の息の根が止まったのは1929年の世界恐慌が直接の原因。
これによってイギリスは連邦諸国を中心にしたスターリングブロック、フランスはフランブロック、
アメリカはスムート・ホーリー法を始めとする保護貿易を行い、
閉鎖的な貿易体制が世界的に不況の回復に深刻な悪影響を与えていた。
日本はいち早く不況から抜け出してはいるが、それは高橋是清の積極財政の効果と
満州事変による内需の拡大が直接の原因。
いくらがんばって大陸進出を肯定しようと思っても無理無理。
資源の少ない貿易立国が、国際連盟から脱退して国際的孤立を深めた時点で不合理だよ。
しかも、石油を輸出してくれる相手に対して、反抗的な態度をとり続けるなんて狂ってるよ。
経済的合理性を考えたら、植民地主義よりも、国際協調主義を貫くべきだろ。
石油を止められたらアウトなんだ。
国際的非難を浴びてまで大陸進出するメリットなんか何もない。
満州開発よりも、国内開発の方がどう考えても急務だろ。
アメリカに土下座して靴をなめてでも、八方美人を貫くべきだよ。
それが商人の生き方だ。
商人の生き方じゃなくって、サムライの生き方を優先したから、アメリカに挑んでいったんだろ。
完全に、経済性よりも、面子の問題だよ。
経済的に苦しいからこそ、大陸進出は控えるべきだった。
そもそも、太平洋戦争開始時では日中戦争の泥沼化は誰が見ても明らかだった。
泥沼化に何の経済的合理性がある?
完全に負けが込んだギャンブラーの心理だ。
理性が働いているのなら、さっさと撤退するべきだろう。
誰も頑張ってもないし、大陸進出を肯定もしていない。
事実と違う事を書けば、違うという指摘が入るのは当然の事ではないのか。
結論先にありきで、根拠は間違っていても何でもいいというのは議論を荒廃させるだけで建設性がない。
そもそもこの話の発端は、産業革命や産業化には植民地を持つ事が不利なのか、あるいは不必要なのかが出発点だったと思うが。
日本に限って不必要などということは当然ないし、必要性を認めれば大陸進出を肯定したという非難にあたるというのは知的誠実でない。
産業革命において植民地の果たした役割が大きさを認めれば、即ち植民地支配を肯定した事になると考えているとすれば、極めて単純な善悪論だと断じる他はない。
どんな物事にも功罪があるのであって、華々しく見える工業化改革にも、一面には労働者の搾取や植民地支配の強化といった負の側面がある。
産業革命が近代化に果たした役割を評価する事と、負の側面を否定することはけして矛盾しないし、あくまで分けて考えるべきことであって、
負の側面があるから全否定、肯定的側面があるから全工程という二元論ではプロパガンダ以上の概念を説明する事はできない。
>>952 別に善悪論なんか語ってないだろ。
最初っから、徹頭徹尾合理性について語ってるんだよ。
経済的な側面から見たら総合的に考えて、大陸進出は不合理だといってるだけで。
実際、資本投下した分は回収できなかったんだろ。
朝鮮経営は赤字だったし。
たとえ太平洋戦争がなくっても、民族独立気運は国際的に高まってたから、満州も朝鮮も
赤字のまま独立を認めざるを得ないよ。
このスレは妄想を語るスレであって、
正論を語るスレではありません
>>953 まず断っておくべきことは、植民地の重要性を認めた所で植民地支配を肯定したことにはならないということ。
そして改めて確認しておきたいが、産業革命期の産業化に関しては植民地貿易に大きな要因があったということでいいのか。
>>955 だから植民地支配なんてたいして重要じゃないって。
現に、植民地なしで高度経済成長を達成している国はいくらでもある。
それをどう説明するんだよ。
そんなこと言ってるのは、いまだにレーニンの従属理論を真に受けてるマルクス主義者だけだろ。
植民地支配は、経済的合理性よりも支配欲のほうが大きいって。
あんなであんな遠距離を政治的に支配する必要があるんだよ。
そのための政治的・軍事的出費を考えると不合理だろ。
植民地は海外交易の刺激になっただけ。
大きな要因だというのなら、何で産業革命がポルトガルやスペインで起きなかったんだって言う話だ。
イギリスが経験論の発祥の地で、情報交易も進んでいたし、キリスト教の
イデオロギー支配からも比較的自由だったので、科学性が高かっただけだろ。
ベーコンやニュートン、ワットを生んだのは伊達じゃないんだよ。
経済学者としては、アダム・スミスも生み出している国だ。
資本主義や科学技術に対する認識のレベルが他国とは違うんだよ。
産業革命は、技術革命、科学革命だったの。
>>946 日本の対外輸出が行き詰まった代替として植民地貿易に比重が移っていった経緯は以下の説明が詳しい。
世界の繊維製品市場における日本製品の急速なシェア拡大は、英国や、インドをはじめとする英国植民地諸国において政治問題化し、
関税引上げや、輸入数量割当て当、英国本国および植民地諸国の産業保護を目的とする貿易制限の強化をもたらした。
特に、1932年7月〜8月に英国および英国植民地により開催されたオタワ会議の後には、英国と英国植民地間相互に待恵的待遇を与える一方、
日本等の城外国に対して関税を引き上げる、ないしは輸入数量割当てを課す動きが顕著となった。
こうした貿易制限の影響もあって、1935年以降、アジア向け繊維輸出が頭打ちとなり、一方、アフリカ、南米向け等の繊維輸出が増加した。
もっとも、こうした新市場向け輸出の伸びは、主要市場向け輸出の落込みをカバーするには至らず、繊維輸出の伸びは1930年代半ばに鈍化し、
あわせて輸出全体の伸びも頭打ちとなった。
かわって、1930年代半ばから後半には、植民地・半植民地向けが輸出増加の牽引役となった。
その原因には、植民地・半植民地以外の地域における貿易制限強化により、植民地・半植民地に輸出先を求めざるを得なかったという事情のほか、
1931年の満州事変後の軍事的な大陸進出とともに、対植民地・半植民地投資が増加した点が挙げられる。
こうした1932年以降の植民地・半植民地向け投資の拡大は、橋本が「対満投資は満州への商品輸出のテコとなった」と指摘しているように、
この地域への輸出の増加をもたらした重要な要因であった。
ちなみに、この時期の植民地・半植民地向け輸出では、特に重化学工業製品の伸びが著しい。
(日本銀行金融研究所『戦間期日本の為替レート変動と輸出』)
http://www.imes.boj.or.jp/japanese/kinyu/2002/kk21-2-5.pdf
>何で産業革命がポルトガルやスペインで起きなかったんだって
ポルトガルやスペインは植民地争奪戦で敗れたからだよ。植民地戦争に
敗れたら経済成長は望めない、だからドイツもヒトラーが出てベルサイユ
条約体制を破棄して再軍備に励んでいる。日本も例外ではなかったつーだけ。
繁栄の終わり
1588年に アルマダ海戦でスペインの無敵艦隊がイングランド海軍に敗れると
次第に制海権を失っていく。イングランドはこの後、徐々に力をつけ、
1世紀ほど後の17世紀後半には海上を制する大英帝国へと発展していった。
フェリペ3世のころにはオランダ独立戦争でオランダが事実上独立。スペイン
は貿易や産業で重要な地域となっていたオランダを失った。さらにフェリペ
4世の治世の1640年にはポルトガルが独立。その後ハプスブルク家、カトリック国
として30年戦争に介入するが、敗退する。1659年 フランスとピレネー条約を
締結。スペインの「黄金時代」は完全に終わりを告げた。
スペイン・ブルボン朝
18世紀のスペイン
18世紀に入るとスペインハプスブルク家が断絶し、フランスのルイ14世は自
らの孫、ブルボン家のフィリップをスペイン王にしようとした。ところがそ
れに各国が異議を唱えスペイン継承戦争が始まった。この戦争は12年に及び、
1713年のユトレヒト条約でフィリップがフェリペ5世として即位することは
承認されたが、イギリスにジブラルタルを割譲。さらに新大陸に於いても
フロリダなどを譲り、海外での影響力は著しく低下した。その後、オースト
リア継承戦争、7年戦争に参加するがイギリス、フランス、オランダなどの
新興勢力の後塵を拝することとなった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2
結局大東亜戦争は欧米の帝国主義者からの自衛とアジア独立のための正義の戦争だったでFA?
>>957 >日本の対外輸出が行き詰まった
日本語読めないのかい。
米英蘭の輸出ピークは、1937年って書いてあるでしょ。
>ポルトガルやスペインは植民地争奪戦で敗れたからだよ
語るの落ちたね。
それじゃあどうして、広大な植民地を持ったポルトガルやスペインが後続のイギリスに破れたの?
植民地の大小が、戦力の決定的な差ではないということだよ。
歴史を見たら、大国が、後続の小国に敗れ、追い抜かれることはよく見られる。
これは技術力によって覆されるんだよ。
技術は、ある日突然、一人の天才の発明によって出現することがありえる。
だから急に理解できないほどの、パワーバランスの変化が見られる。
ヒッタイト帝国は鉄の発明によって隆盛を極めた。
ポルトガルの航海技術の向上によって、広大な植民地を獲得した。
信長は鉄砲の大量採用によって、戦国時代を制した。
ドイツは機甲師団戦術によって、広大な植民地を持つフランスを占領した。
日本は機動艦隊による航空戦術で、真珠湾奇襲を成功させ、マレー沖海戦に圧勝した。
同じように、イギリスは蒸気機関の発明によって、機械制大工業制度を確立して大量生産を可能にした。
それが大英帝国を支えたんだよ。
そして、戦後、技術革新に失敗したイギリスは、英国病と呼ばれる経済停滞に苦しんだ。
技術を制するものが資本主義を制する。
>>962 >日本語読めないのかい。
>米英蘭の輸出ピークは、1937年って書いてあるでしょ。
都合のいい所だけをつまみ食いしている。
対米輸出は主要品目でピーク時の約3割にまで低下しているし、
リンク先の統計をちゃんと見れば、急激な為替レート変動の影響もあり、名目輸出は1937に向上しているが、相対的に原料の供給も不利になり、
実質輸出でみると30年代前半から下がり続けている。
「日本の為替レート下落と輸出数量増加は、このように貿易制限が世界的に強化されつつあった艦橋で発生しており、本文でもみたように、結果的に、貿易制限が1932年以降、綿織物を中心に、英国や英国殖民諸国による日本製品貿易制限の強化を招いた。」
と分析してある通り、関税率も年々高まっていた。
輸出増加率では1930年代は大半がアジアの植民地地域に対する増加であるので、
「植民地・半植民地以外の地域における貿易制限強化により、植民地・半植民地に輸出先を求めざるを得なかったという事情のほか、1931年の満州事変後の軍事的な大陸進出とともに、対植民地・半植民地投資が増加した点が挙げられる。」
とあるように、行き詰まりを打開するための植民地貿易という説明だ。
>>962 >語るの落ちたね。
>それじゃあどうして、広大な植民地を持ったポルトガルやスペインが後続のイギリスに破れたの?
>植民地の大小が、戦力の決定的な差ではないということだよ。
植民地が産業革命および産業化に貢献的要素があったかどうかという話をしているのに
いつのまに「戦力の決定的な差」の話に摩り替わったのか。戦力どうこうとは直接的には無関係な話でしかない。
産業化の技術という点についていえば、産業機械の開発に貢献したジャカールやボーカンソンはフランス人であって
単純に機械技術の発明の差がイギリスとフランスを隔てたとはいえない。
>>963 たとえ数字の解釈を変えたところで、マクロ的に見て、植民地支配が赤字だったことは変わらないでしょうに。
たとえ君の言うとおり、実質的に輸出量が減っていたとしよう。
しかし、それがすなわち植民地拡大が合理的になるとはならないでしょ。
それにそれに伴う軍事費も膨大なものだ。
植民地の国民が従順ならともかく、当然独立運動も起こり、反乱が起きたらそれを鎮圧せねばならない。
さらに国際世論からの批判。
これが決定打となって、結果として、アメリカに大敗している。
アメリカを敵に回してまでやるべき価値があるとは思えないけどね、経済的に見て。
総合的に見て、大陸進出が不合理だったことは何も変わらない。
輸出額の解釈変更だけじゃ、どうしようもない差だよ。
>>964 いずれにせよ、植民地先行国だったポルトガル・スペインが国力を衰退させている以上、
植民地の大小は副次的な要素だと認めるわけね。
まあ、それならもう争うことはないよ。
こちらは、日本・韓国・シンガポール・台湾のように、植民地なしでも高度経済成長を
達成できた例を提出できれば十分だよ。
植民地の有無は十分条件であっても、必要条件ではないということ。
答案を見てから後付けで有利な条件だけ集めて植民地論争するのも結構だが。
日本人が色々と暴れて各地に民族組織を作って日本戦後も世界中で戦争が継続する
事となった時代以前は世界は白人の世界で、半人半神を自称する様な時代だぞ?
黒人は奴隷で給料ももらえないし、白人以外は特権階級以外、要職につけない。
さらに、アメリカが植民地叩きをしていたのは利権に乗り遅れたからで、
実際には他の国の植民地を切り崩しては自分の経済圏に組み込む工作をしてるし、
南米はいまでもアメリカの庭だ。ブロック構想のシステムが少し変わっただけで、
当時はそんなに先進的な考え方は存在していない。
日本や西独逸が発展出来たのは元々独力で発展出来る素地があったのと、
米国を中心とする新経済圏に組み込まれたからだ。
ソ連が発展した事になっているが、ソ連は新経済圏からはじき出されて破綻したから
潰れちまったんだろうが。いつの時代の人間だよw
大体、日本は中国の軍事的進出を引き上げるとまで言ってるのに、今更植民地や
日本の進出が問題だったなんてなんの冗談なんだ?
アメリカがレッドパージまでソ連の間諜にいいように操られていたのと、
米国が中国利権獲得を狙ったあからさまな謀略によって回避が難しくなっていたのだから、
日本が進出を断念するだけじゃ無理。日本が米国の侵略の尖兵になるくらいやらなきゃ
難しかったろう。
>さらに、アメリカが植民地叩きをしていたのは利権に乗り遅れたからで、
>実際には他の国の植民地を切り崩しては自分の経済圏に組み込む工作をしてるし、
ちょっぴり正確じゃない
植民地を独立させる名目で戦争を起こし(米西戦争)
戦争が終わり、約束通り独立だと喜んだフィリピン人を反米テロリスト扱いして60万人も虐殺(米比戦争)して
自分の植民地にしてしまったのがアメリカだった。
969 :
だつお:2007/09/09(日) 14:32:28 ID:GPePvlUn
>歴史を見たら、大国が、後続の小国に敗れ、追い抜かれることはよく見られる。
>これは技術力によって覆されるんだよ。
[日本軍損害]
空母機20喪失
[イギリス軍損害]
沈没
空母「ハーミス」
重巡「コーンウォール」
重巡「ドーセットシャー」
駆逐艦「テネドス」
仮装巡洋艦「ヘクター」
基地航空機等50機喪失
http://www007.upp.so-net.ne.jp/togo/dic/data/cylon.html セイロン沖海戦参加兵力・損害
「陸軍機甲部隊」(学研)P143の古是三春氏の記述より
例えば連隊長戦死、保有戦車の七一パーセントを損傷した第三戦車連隊では、
八九式中戦車(乙)二八両のうち二一両(七五パーセント)が主に対戦車砲
によって損傷を受けたものの全損・廃棄処分となったのはわずか七両
(二五パーセント)にすぎない。反対にBT−5戦車で編成されていた
ソ連側の第11戦車旅団は、ほぼ全戦車を全損状態で失い(約一八〇両)、
BT−7で総取替えされたほどだった。
970 :
名無し三等兵:2007/09/09(日) 14:57:51 ID:CUYzdPh+
結論を出すと、
遥か遠い、ドイツと組むより、身近の米ソどちらかと組んでいれば、
戦勝国になったんだろうな。
ソ連とは組む気だったのに、チョビ髭が狂って暴走したんだよ
防御零戦と紫電改を陸軍も使えば勝てた
973 :
959:2007/09/09(日) 15:20:07 ID:???
>語るの落ちたね。
>それじゃあどうして、広大な植民地を持ったポルトガルやスペインが後続のイギリスに破れたの?
>植民地の大小が、戦力の決定的な差ではないということだよ。
確かに広大な植民地を抱えて生産量が多いだけで強いとは限らないつーのは、
大英帝国やソ連の衰退に似ているのかもしれない。中身が腐って質が劣化するから。
近代戦は量よりも質、単純な生産量よりも技術という質の面が大きくモノを言う。
特に海戦というのは機械同士の戦いだから、メカの技術差がモロに出てしまう。
しかしだからといって植民地は不要ということにはならない。
植民地は資産であり、資産だけで事業が成功するわけではないにしても、
資産保有が重要であることには変わりない。
>>970 日本はソ連とは終戦まで組んでただろ。スターリンが利益目当てに裏切っただけで。
米国との和平交渉までソ連通してやってるんだぞ日本は。
米国はキチガイ過ぎて米国の利権層に狙われた国が戦争なしに態度を
覆させるのは難しい。というか、出来た国ってあるのか?
>>971 駐独大使が騙されたのと、警戒する層の意見を押しのけて日本側が駐独大使の
報告を鵜呑みにしてしまったのは問題だが、伍長殿の感覚からするとソ連が
侵攻を始めるとかなり危険な状態だった訳で。
独ソが組んだのが奇怪だと言っていたのに、なぜ信じてしまったのかだなあ。
戦争の無い平和状態で戦艦・戦車・砲を量産→英米から開戦の口実にされる
戦争してから武器を作る→資源が無いから不利
北極熊を仮想敵に英米を説得して作る→そんな外交技術は日本に無い(アメリカ元首は容共主義のフシ)
選択肢ないなぁ
植民地には方式がある。例えば、米国式や日本式は正確には当時で言う植民地方式とは言わない。
経済の根っこを牛耳って政治も独占する方式(南米・アフリカ諸国)や、現地政権を建てて
経営権を認めてもらう方式(満州・フィリピン・イラク)や、併合(沖縄・ハワイ・チベット等)な。
最近は利益追求が進んで余計なものはいらない、鉱物資源や営利面に特化し、
軍隊を特定区域だけに駐留させる方式が流行ってる。
かつての植民地方式という古い方式がやり方をかえただけで、今も結構侵略による
領地占領政策は続いていて、大きなウェイトをしめている。
単に銃すら持ってない時代と違って抵抗活動の脅威が大きくなったし、
諸外国の介入で武装蜂起の危険性も高まったので、より負担が軽い方式に変わった。
それだけだ。
比較的交渉がし易くなった世の中になったのは独立運動で独立国が増えた影響に過ぎない。
当時は殆ど植民地支配なんだから、世相が違いすぎる。
>>975 ルーズベルトって社会主義革命は市民革命みたいなもので、民主主義の一種くらいに考えていたんでしょ
なんてあの国の大統領って国際政治にオンチなのか。チャーチルの方がよっぽど見る目がある。
>>977 ルーズベルトは、有色人種が嫌いだったからな。
>>974 日本とソ連が組んでたというが、互いに中立条約を守っていただけだろ。
>>974 >駐独大使が騙されたのと、警戒する層の意見を押しのけて日本側が駐独大使の
>報告を鵜呑みにしてしまったのは問題だが
駐独大使が騙されたかどうかなんてどうでもいいこと。
日独同盟は米英連合との戦争を阻止するためのカード。
日本一国で交渉しても勝ち目はない。
>伍長殿の感覚からするとソ連が
>侵攻を始めるとかなり危険な状態だった訳で。
だからといって、好んでニ正面作戦のリスクを抱え込むとは思えないわけで。
それを日本やソ連が予測するのは非常に困難。
>独ソが組んだのが奇怪だと言っていたのに、なぜ信じてしまったのかだなあ。
別に信じてなどいない。
奇怪云々言ってたのはアホの総理だけ。
>だからといって、好んでニ正面作戦のリスクを抱え込むとは思えないわけで。
>それを日本やソ連が予測するのは非常に困難。
第一、バルカンでの作戦の後でバルバロッサを発起すると、
時期的に冬将軍に引っかかって膠着する可能性が高い。
独ソの争いが長期化すれば、それこそ米英が背中から思い切り殴りかかれるわけで、
両面に敵を抱え込んだドイツは滅亡するしかない。
で、伍長閣下がそんなバカをやるわけがない、独ソ戦が勃発するにしても1942年以降、というのが日本の外務の予測。
しかし、独ソ戦勃発の段階では、勝負はどう転ぶか分からない。
独ソ戦が終結すれば、つまりソ連を早期に降伏させれば、ふたたびドイツとともに連合軍と対峙できる。
したがって、日本陸軍は全力をもって北進を開始し、ありとあらゆる犠牲に耐えてドイツ軍の攻勢を手助けするべきだった。
いっそ負けてしまっても構わない。
1人でも1発でも多くの戦力を東に誘引できればそれでいい。
それ以外に枢軸が勝ち残る方法はない。
グダグダ言ったって勝てねぇ〜もんは勝てねぇ〜よ!
ここは、21世紀に及んでもなお
日本を『ならず者軍事大国』にしたがってる似非愛国者の巣窟ですね。
>いっそ負けてしまっても構わない。
>1人でも1発でも多くの戦力を東に誘引できればそれでいい。
いっそのこと、思いっきり大敗するのがいいかもしれない。
日本軍弱体とみて勢いづいたソ連軍が、満州まできてくれるならしめたもの。
それどころか朝鮮を制圧して本土まで来てくれるかもしれないぞ!
ま、結局のところ北進は、陸軍自身の反対と南進論の台頭で頓挫するわけだが。