>>257 エンジンの背が高いことが原因のように言われるが実際にはM5軽戦車のように
エンジンデッキ部分だけ背を高くしたり、M18ヘルキャットのようにエンジン
の出力軸とプロペラシャフトの間にギヤボックスを介してプロペラシャフトを床
に這わせて車高を下げるアイデアも存在した。
アメリカでは30tクラスの戦車は変速装置など全ての操作が重くなることを
理解していたが当時まだパワーアシスト装置が開発されていなかったことから
操縦装置(ペダルやレバー)を長めにして、梃子の原理で操作を軽くしようと
考えた。
そのため、戦車兵を手足の長いノッポで構成した。他国はチビで力持ちを選ぶ
傾向があったのとは発想が異なる訳。
ノッポを入れる戦車は当然背が高くなる。そんだけの話。
またアメリカは戦車の背の高さに頓着せずに視界の良さを重視する傾向があった。
戦車長の操作する機関銃の火力を非常に重視しキューポラを銃塔にするレイアウト
を好んだことからもそれが伺える。(M3中戦車・試作のみだがM4・M26に採用
し、その後M48・M60でも採用している。)