パキスタン、ロシアから直接兵器購入へ
「パキスタンはロシア製兵器に手を伸ばす」
ttp://www.kommersant.com/p764200/arms_trade_Pakistan/ パキスタン国防省は今月末までにロシア製Mi-17汎用ヘリコプターの購入を決定
するであろう。パキスタンはまた、中国製J-10戦闘機とロシア製エンジンを入手す
ることを計画している。パキスタンは、インドが反対しているロシアとの直接的軍事
技術協力を再開させる用意が出来ている
パキスタン国防省の兵器調達科は、Mi-17 10機の調達に関する入札結果を今月
発表するだろう。国防省は、ただヘリコプターのモデル、そして供給者がオリジナ
ルの生産品であることを証明することを望んでいる。この要求に適うのはウラン・
ウデのOAO OPK Oboronpromだけである。この企業は昨年、同型のヘリを3機パ
キスタンに提供した。パキスタンの代表団が今後数週間以内に、その企業を訪問
し、そしてカザンヘリコプター工場とサンクト・ペテルスブルグのクリモフ工場を視
察するだろう。
長年の戦略上の軍事技術的パートナーであるインドのために、ロシアはパキスタン
への兵器販売を多目的装備に限定していた。ソ連崩壊後、ロシアは50機のMi-8ヘ
リとその近代化型Mi-17をパキスタンに供給した。現在、パキスタンはロシアとの
直接的な軍事技術的結びつきを提案している。パキスタンのShaukat Aziz 首相
は「ロシアは世界的な強国であり、我々はそれを1つのグローバルプレイヤーとし
てみている。私はグローバルプレイヤーは1つの国との関係を別の関係に依存す
るべきではないことを提案する」と述べた
ロシア政府は、まもなく再度パキスタンへのロシア製航空機エンジンの再輸出を決
心しなければならないだろう。イスラマバードは来年末までにJ-10戦闘機(別名FC
-20としても知られる)の購入について北京と契約を交わすと見られている。専門
家はこの取引でパキスタンは15億ドルを要すると述べた。J-10にはロシアの
MMP Salyut製のAL-31FN エンジンが搭載されるだろう。先月、北京は中国から
パキスタンへのRD-93エンジン150基の再輸出に関してモスクワと合意に達した。
その取引は、ロシアのウラジミール・プーチン大統領によって直接承認された。