湾岸戦争でのA-10攻撃機の行動をちょと調べてみました。
参加機体数:148機(A-10Aが136機、OA-10が12機)
約43日間のイラクにおける戦闘飛行で・・・
・1000両以上の戦車
・2000台以上の車両(装甲車やトラック等と思われる)
・1200個以上の砲台
・ヘリコプター2機(機関砲により撃墜)
・多数のSAM、AAA陣地
以上の戦果をあげています。
>>886の数字が正確ならば、A-10だけでイラク軍戦車の五分の一を撃破したことになります。
逆に言えば、見通しの良い砂漠地帯でも五分の一しか撃破できなかったとも言えますけど。
そしてA-10は戦争中に6機の損害を出してます。
・2月2日 対空砲により一機撃墜 乗員は捕虜
・2月14日 三機撃墜 乗員2名が捕虜で1名は戦死
・2月19日 OA-10が一機撃墜 乗員は捕虜
・2月27日 OA-10が悪天候により墜落 乗員は死亡
注目すべきは悪天候による墜落で、航空機運用は天候に左右され易く、非常に脆弱だというのも証明された感じかと。
それと同士撃ちも発生しており、1月31日に米海兵隊APCにマーベリックを発射して5名死亡。
2月26日には英軍APCを誤爆して9名が死亡しています。
どんなに通信・電子機器が発達し意思疎通を図っても、この辺はどうしようもないですね。