独島級揚陸艦を語るスレ

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40名無し三等兵
17 :マンセー名無しさん :2007/03/01(木) 00:22:05 ID:+yAgo9iR
大丈夫? トラブル続出の独島艦の行方(上)

 韓国海軍最大の軍艦であり、アジア最強の強襲揚陸艦を自ら任じる独島艦が揺れている。
統制権が2012年にわが国に返還されることが決まり、また日本の新型ヘリコプター空
母の就役が明らかになっている今、独島艦の持つ意味はますます重要になっているのだが...
 独島艦は2005年に進水を果たした。しかし、その後の経過は順風満帆とはとても言
い難かった。まず、ヘリコプターの離発着試験において、甲板が一部変形するというあり
得ないことが起こった。この変形において、一時は最後部のLCACと呼ばれるホバーク
ラフトの出入扉の開閉に支障さえ出た。海軍は設計ミスであるとして設計を委託したオラ
ンダの会社に謝罪と賠償を求めたが、設計上は何の問題もないとの回答が返ってきただけ
だった。よく調べると、施工を担当した下請会社の工事が原因であった。わが国はオラン
ダに対し、かかなくてもよい大恥をかいたのだ。
 海軍はオランダに対し、もう一つ大恥をかいている。東海での公試中に台風に見舞われ
た独島艦は、その荒波に耐えきれなかった。想定以上に揺れ、乗組員が勤務に耐えられな
くなったばかりでなく、喫水線下の一部に亀裂が発生したのだ。
海軍は今度こそ設計ミスだと主張したが、やはり返ってきた回答は要求された設計は満た
しているというものであった。納得できない海軍が、非公式に著名な欧州の設計会社に検
討してもらったところ、もともと重武装でトップヘビーな性格を持つことから繊細な設計
をされていたのに、わが国が稚拙な技術で改修して重くなった甲板が主原因になったとい
う判定をもらった。造船技術世界一を誇るわが国が、軍艦技術では先進国に及ばないこと
とが露呈し、やはり大恥をかいたのだ。

 結局、独島艦は甲板の改修・船底の強化改修という2度の改修で、数百億ウォンという
追加費用がかかった。しかもこの強化により重くなったため、最高速度が3ノット近く遅
くなってしまったのだ。
41名無し三等兵:2007/03/09(金) 04:04:35 ID:???
18 :マンセー名無しさん :2007/03/01(木) 00:24:17 ID:+yAgo9iR
大丈夫? トラブル続出の独島艦の行方(中)

 独島艦は、小型空母といってもよい形をしている。韓国民なら、誰でもこの
独島から飛び立つ戦闘機やヘリコプターの勇姿を思い浮かべ、韓国民としての
誇りを持つに違いない。
 しかし、実際は戦闘機どころかヘリコプターさえ飛び立つ姿を見られないと
いうことを思うと、暗澹たる気持ちになる。もともと戦闘機が搭載されるよう
にはなっていないが(非常時にはハリアー等の垂直離着陸戦闘機の離発着は可
能であるという)、ヘリコプターさえ無理というのはどういうことだろうか。

 これは、廬政権の無策に原因がある。実は、独島艦に搭載されるヘリコプタ
ーがまだ機種さえ決まっていないのだ。廬政権は潤沢な予算がないため、選定
に慎重を期しているという。しかしながら、通常は設計時に搭載ヘリコプター
を決めているのが世界の常識だ。廬政権は現状で最大かつもっとも重いヘリコ
プターも搭載可能なので、搭載ヘリコプターを後から決めることに問題はない
というが、現政権は世界の常識を知らなかったというだけの話だ。
 この結果、わが国はまたもや大恥をかいた。昨年初めてわが国単独で行った
上陸演習に姿を見せた独島艦は、一機のヘリコプターも積んでおらず、当然の
ごとくヘリコプターによる上陸はできなかったのだ。この上陸演習には各国の
駐在武官が多く見学に来ていた。そのうちの一人は「まさに韓国式だ」と述べ
ていた。これはとうていよい意味ではないだろう。

 独島艦に積載予定のLCACとよばれるホバークラフトも問題続出だ。現在
積まれているLCACは、最大積載量が20tであって、戦車の一台も搭載で
きない。日本のおおすみ級揚陸艦の米国製LCACは50tまで積めて、それ
が世界の標準だ。そこで、海軍はLCACを自主開発することにしたのだが、
この開発が滞っている。これは、わが国にホバークラフトの核心技術がこれま
で皆無であったことが原因だ。ホバークラフト先進国の日本でさえ米国製を輸
入したのに、核心技術をなんらもたないわが国が簡単に開発できるとうぬぼれ
たのだ。
42名無し三等兵:2007/03/09(金) 04:05:21 ID:???
19 :マンセー名無しさん :2007/03/01(木) 00:25:52 ID:+yAgo9iR
大丈夫? トラブル続出の独島艦の行方(下)

 改修のため鈍重になってしまい、ヘリコプターの搭載も決まらず、LCACの性能も不足している
独島艦であるが、わが国がこの種の揚陸艦を建造したのは初めてである。そこは評価すべきだ。問題
は、今後この経験を生かせるかどうかのはず...しかし、その点でも問題が頻出している。

 独島級揚陸艦は、当初三隻建造し、それぞれが機動艦隊の中心となるはずだった。となれば、独島
艦の不手際な経験を後継の二隻に生かすものと考えるのが普通だろう。だがそうなってはいない。廬
政権のために低成長に陥ったわが国の予算は緊縮を強いられ、それは海軍予算も例外ではなかった。
そのため、後継の二隻の建造の目処は全くたっていない。統制権問題から、今後新たに正面装備に1
90兆ウォンもの多額の国防費が必要となるのであるから、後継の二隻の建造はほとんど不可能とな
ってしまった。
 今後経済が好転し建造が可能になっても問題は山積みだ。独島艦を設計したオランダの会社とは度
重なるクレームが原因で関係が冷え切っている。わが国は世界一の造船技術をもつが、この種の軍艦
を設計する能力が多少不足していることがわかってしまった。後継艦は、現状では予算・設計のいず
れにおいても建造が難しいのだ。

 これに比べ、日本はおおすみ級揚陸艦を既に三隻建造し、着々と実績を重ねている。それに加え、
今年の夏には新造ヘリコプター空母を就役させ、同型艦の建造もすでに決まっているという。将来の
本物の空母の建造もささやかれる。中国は旧ソ連の空母を再整備中で、更に国産の大型空母の建造も
明言している。
 わが国は日本海上自衛隊と並び、北東アジアの二大海洋勢力と呼ばれているが、日本には離され、
中国には追い上げられている状態だ。海軍力もサンドイッチになっているのが現状なのだ。