驚異の高性能!世界最強戦車XK2を評する

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44名無し三等兵
>>21のsorya氏の発言は一ヶ月前から遡らないと分からないかも 

以下sorya氏の発言 2007/02/02

あ。念のためにいっとくけど、以下は私見だから信用しなくても良いよっと(笑)。

@防盾とは何か
 防盾とは何か。それは砲が可動するに伴い暴露される高脆弱部分を
 カバーするために適用される機能要素であり、その機能は防護です。
 つまり、砲が独立して動作する限り、そして砲機関部含め各種脅威に対する
 (場合によっては強大すぎる音圧だろうし、降り注ぐ榴弾破片だろうし、
 直撃する対戦車兵器だったりますが)防護を必要としている場合に限り、
 防盾という機能要素は確実に必要であり、現代であってもそのルールは
 適用されます。

@実装としての防盾の2大(正確には3大)+1潮流
 しかしながら防盾はそれ単体では成立しません。少なくとも砲塔を有する
 車両においては。です。そして砲塔とのインテグレーション方法…
 厳密には哲学に根ざした実装方法…によっては主に2つ。
 正確には3つのバリエーションがあります。以下それを説明していきます。
45名無し三等兵:2007/03/05(月) 21:14:00 ID:???
い)防盾なんかいらない、よっ
 防盾がある限り可動部が露出し防御力低下を招くため、低脆弱性設計が成立しない
 と考えるグループが実装するのがこの実装です。正確には防盾は要らないが
 無くすわけにもいかない。
 
だから

「極限まで防盾を無くす努力をする(=内装式防盾の採用)」
「砲の見かけ露出面積を極小化しようと努力をする(=同軸式駐退復座装置の採用/例えばM256)」グループです。

具体的に指摘すると西側戦車においては米国M1シリーズ、
英国チャレンジャー1及びイ国メルカバMk.IIIまでがそれに該当します。

そしてこのグループに共通するのは
「コア車両に外装式特殊装甲を追加」する様式をもつ比較的旧世代の設計であることです。

M1シリーズやチャレンジャー1を間近でみることができたなら、何故旧世代の
設計なのかが理解できるのでしょうが、この2車両は特に防盾の実装方法が独特です。

よく見ると砲塔には外郭装甲と内郭装甲があり、その中に300□程度の
防弾鋼板を用いた内蔵式防盾を実装することにより外郭装甲厚が
出来る限り採れるデザインが採用されています。

例:
  (外郭装甲)−−−(防盾収納用隙間)−−−(内郭装甲)
  ・溶接接続型   ・砲身に取り付け    ・旧式モノリシッ
   箱形装甲     た内装防盾       ク装甲車体(砲塔)

しかし、伊アリエテの様に新世代車体なのにわざわざ内装式防盾を
仕込む物好きな国も一部あるから、この手の様式はおもしろいです。
46名無し三等兵:2007/03/05(月) 21:15:35 ID:???
ろ)防盾こそ漢(をとこ)の証1
 砲塔部にインロー部をもち、そこに防盾を仕込むグループです。
 具体的に指摘すると西側戦車では独国レオパルト2シリーズ、日国90式、
 イ国メルカバMk.IV、韓国K1(も入れて良いかな?)、
 印国アージェンが該当するでしょう。

 そしてこのグループの特徴は「新規設計された最適化車体構造をもつ」
 比較的新しい設計世代であることです。

は)防盾こそ漢(をとこ)の証2
 このグループはある意味い)の概念を取り入れたものになります。
 つまり、砲塔前縁を囲うように防盾を拡大し実装したものです。
 仏国AMX40まで、加国C1の一部がそのグループに該当します。
 強いて言えば、ク国にて試作されていたファルコンも該当するでしょう。

 しかし、近年では余り顧みられるデザインではありません。
 理由は防盾重量が大きくなりすぎるからです。

に)ん?大丈夫?
 このグループは評価待ちです。具体的には仏国レクレルク、韓国K2、
 日国TKXが該当します。