A-10サンダーボルトUPart9

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19名無し三等兵
メガネパイロットが、土方野郎系中年ワイルドマッチョパイロットの部屋の前に立った。
「・・・何だ、メガネPか」
「入ります」
部屋の中は真っ暗だった。足元から、ターキーの空き瓶の感触が伝わった。

「ファックしに来たのか?」
「違います!変なこと言わないで下さい!」
「じゃあ何だ」
「昨日の重防備拠点への攻撃ですけど、私のアベンジャーがなかなか当たらないから、
リーダーはその間ずっと超低高度で囮になってたって聞きました」
「・・・」
「200発以上被弾して、油圧全部駄目にして、残ったワイヤー一系統だけで帰還したって」
薄暗い部屋の奥からふぅー、と溜息が聞こえた。

「・・・私のせいで、これ以上リーダーや皆を危険に晒すのは・・・もう・・・」
暗闇から突然、熊のような図体がメガネPの目前を塞ぎ、彼女の眉間を刺すかのように指を突き立てた。
「お前は女だ!デカマラをハメられることはあってもハメたのは今回が初めてだな?最初は皆童貞だ!
だが、次からはイカせられるようになる。お前もだ!」
「・・・イエス、サー」
「A-10は片翼でも飛べる、被弾200発は問題ない!」
「イエス、サー」
「明日は0800に、お前のデカマラを奴等へハメに行く!どうだ、奴等をイカせたいか!」
「イエッサー!!」
「それと、ファックする気が無いなら今すぐ出て行け!」
「サンキューサー!、リーダー!」メガネPの涙声が暗闇に響いた。

「あのう、リーダー」
「何だ?」ベッドに戻るリーダーの足が止まった。
「・・・またがる勇気があれば、リーダーの部屋へ来てもいいのですか?」
「・・・この・・・ガキはとっとと出て行け!」