>>199 の航空ファンの中国航空戦力記事について
内容は以下の通り
●特集 増強を続ける中国人民解放軍空軍の航空戦力を検証する
中国の最新航空戦力-J-10初公開
・カラーページ「実戦化の進む国産最新戦闘機「殲十」初公開」…(解説)石川潤一
●特集記事
・石川潤一「中国最新軍用機事情」
・岡部いさく「中国空軍戦闘機の系譜」
・田辺義明「航空トピックの収集方法について」
特集コラム・田辺義明「書評-茅原郁生編『中国軍事用語辞典』
・稲垣硬一「中国に現われた"空母ニミッツ"の正体」
・西村直紀「中国軍機のシリアルナンバー(機体番号)解読法」
特集とは別に、中国の衛星破壊実験に関する記事として以下のものがあった
・永瀬唯「ASAT(衛星破壊)実験成功で、中国が高い技術力を実証!」
>>203 続き
カラーページは、これまで公開されたJ-10の写真に加えてネットなどでは
見かけない写真もあった。これは、匿名の現地カメラマンによる独占取材
によって入手したもののようである
・石川潤一「中国最新軍用機事情」
石川氏の記事は、これまで『軍事研究』などに寄稿された物と被る内容もあ
るが、中国の新型戦闘機(+早期警戒機)の現状を網羅的に知ることが出
来る貴重な記事といえる
ただし、中国兵器スレでも話題になったFC-1/2/3/4の呼称の問題、FC-1=
殲撃9は果たして本当なのか?といったまだ確実でない情報もある
確実なミスといえるのは、FC-1の複座型として貴陽 JJ-9「山鷹」を上げている
点である。「山鷹」の開発経過はFC-1とは異なり、開発元も別の会社で、機体
形状やエンジン、翼形状、アビオニクスにいたるまで異なっており、FC-1とは別
機である
・岡部いさく「中国空軍戦闘機の系譜」
岡部氏の記事は、J-5からJ-8Uシリーズまでの中国戦闘機開発史であり、石川
氏の記事の前の時代を主に扱っている。取り上げられた機体はJ-5、J-6、J-7
J-12、J-8、J-8U。内容は、これまでの公開情報を手際よくまとめた物といえる
だろう。欲を言えば、J-12以外の未成戦闘機計画(J-9、Q-6など)も読んでみた
かった
・田辺義明「航空トピックの収集方法について」
今回、最も興味深かった記事の1つ。中国の航空戦力に関する情報収集方法に関
してこれほど網羅的に纏めたものは、これまで存在しなかったのではないか?
大変実用的な内容になっている
>>203 続き (2)
コラム記事では、・西村直紀「中国軍機のシリアルナンバー(機体番号)解読法」
が興味深かった。中国空軍/海軍航空隊のシリアルナンバーのシステムはソ連
とは異なる独自の方法であったことを示している
・稲垣硬一「中国に現われた"空母ニミッツ"の正体」(上のタイトルは間違い)
こちらのコラムに登場した「空母ニミッツ」とは
ttp://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/army/1117642284/61 で紹介されたコン クリート製空母のことである。
ただし、この記事では、すでに否定されたはずの 上海での空母2隻建造の話が出
てきたり、ワリャーグが今年の5月に就役するなど 未確認の情報も載っており注意
が必要
コラムでは、この「空母」の建造目的である「国防意識向上の施設」への疑問を呈
しているが、中国ではこの手の「教育的施設」としての軍事テーマパークは結構存
在するので、ここは素直に軍事テーマパークと取った方が良いように思える