16 :
名無し三等兵:
Colt 社の .45 ACP 採用オート第一号は Model 1905 であった。
当初からミリタリー用として開発されたモデルである。
そもそも米国がミリタリー・サイドアームの口径として
.45 に執着しはじめたのは 20 世紀初頭のフィリピンでの
戦いが発端である。当時フィリピンに派遣された米陸軍は
採用したばかりの .38 口径ダブルアクション・リボルバーを
装備していた。しかし原住民であるモロ族の戦士による狂信的突撃を
効果的にストップさせることが出来ず、本国から急遽
.45 口径シングルアクション・リボルバーを取り寄せ、
急場をしのいだ。このことから造兵・軍医学関係者を中心に
設けられた調査委員会でミリタリー・サイドアームに必要な
マン・ストッピング・パワー (man stopping power) を
調査することとなった。その結果、最低限のマン・ストッピング・パワーを
確保するのには口径 .45 、弾丸重量 230 gr (= 14.904 g)、
銃口初速 800 fps (= 243.84 m/s) という数値がガイドラインとして生まれた。
17 :
名無し三等兵:2007/01/23(火) 12:31:36 ID:???
Colt 社の .45 ACP 採用オート第一号は Model 1905 であった。
当初からミリタリー用として開発されたモデルである。
そもそも米国がミリタリー・サイドアームの口径として
.45 に執着しはじめたのは 20 世紀初頭のフィリピンでの
戦いが発端である。当時フィリピンに派遣された米陸軍は
採用したばかりの .38 口径ダブルアクション・リボルバーを
装備していた。しかし原住民であるモロ族の戦士による狂信的突撃を
効果的にストップさせることが出来ず、本国から急遽
.45 口径シングルアクション・リボルバーを取り寄せ、
急場をしのいだ。このことから造兵・軍医学関係者を中心に
設けられた調査委員会でミリタリー・サイドアームに必要な
マン・ストッピング・パワー (man stopping power) を
調査することとなった。その結果、最低限のマン・ストッピング・パワーを
確保するのには口径 .45 、弾丸重量 230 gr (= 14.904 g)、
銃口初速 800 fps (= 243.84 m/s) という数値がガイドラインとして生まれた。
18 :
名無し三等兵:2007/01/23(火) 12:35:51 ID:???
コルトガバメントM1911A1はアメリカ、コルト社が開発したハンドガンだ。
45口径という強力な弾丸を使用し、1900年代初頭に開発されたにも関わらず
現在でも使用されている名銃だ。
1900年代初頭、軍は西部劇の銃として有名なコルトSAAの後継として
38口径のリボルバーを採用した。
しかし、1902年のフィリピン併合に伴う戦争で38口径銃の威力不足が指摘された。
現地の部族、モロ族との戦闘で狂信的で戦闘前に麻薬を使っていたモロ族の戦士達を
38口径は無力化する事が出来なかったのだ。
驚くべき事に彼等は6発すべてを撃ち込まれても死なず、
アメリカ軍兵士を刺し殺したというケースもあった。
その為、軍はマンストッピングパワー(攻撃的な敵を行動不能にする力)
の高い銃の必要性を痛感した。
そこで開発されたのがM1911であり、それを
軍向けに改良を加えたのがこのM1911A1である。
19 :
名無し三等兵:2007/01/23(火) 12:36:49 ID:???
前述の通り、高い威力と単純な内部構造でこの銃は絶大なる信頼を受けている。
「GIコルト」や「ポケット砲兵」など様々な愛称で呼ばれている事からもこの銃の持つ人気の高さが分かるだろう。
だが、いくら名銃とはいえ欠点はある。その威力の高さゆえに射撃時の反動が強く、その為に命中率が低くなってしまう事だ。
第二次大戦後にGHQから自衛隊や警察へこの銃が渡ったが、その大きな反動と大きすぎて握り難いグリップが問題になった様だ。
そして装弾数が7発と少ない事も挙げられる。訓練された兵士でも装填中に撃たれる確率が高くなってしまうからだ。
それでも特殊部隊隊員達からは愛され、多数の隊員が必ずサイドアームとして使用している。
現在では開発元のコルト社が持つパテントが切れているので色々な銃器メーカーでカスタムモデルが作られている。
代表的なのはSWATが使用しているキンバー社製や、海兵隊の一部が採用しているスプリングフィールドアーモリー社製などである。
更に1991年には直系のモデルとしてサイトを大型化したM1991A1などもある。
映画「ブラックホークダウン」でもデルタフォースの隊員達がサイドアームとして使用しているのが随所に見られる。
ちなみに「あぶないデカ」シリーズの鷹山刑事やルパン三世の銭形警部も使用している。
前述で装弾数が欠点の一つと書いたが、現在ではそれが幸いして民間で再び注目される様になっている。
というのも、今アメリカでは銃器に対する規制が年々強くなっている。よく報道される無差別な銃乱射事件を受けてだ。
その中で銃の装弾数に制限を掛ける法案が成立し、装弾数の多さを売り物にしていた銃が売れなくなってしまったのだ。
だが、この銃は7発と元々装弾数が少ないのでその法案は適用されず、しかも45口径モデルは威力が高い。
そうなれば皆こちらを選ぶ。最近、ガバメントモデルのカスタムが増えているのはこの様な理由からである。
20 :
名無し三等兵:2007/01/23(火) 12:39:55 ID:???
前述の通り、高い威力と単純な内部構造でこの銃は絶大なる信頼を受けている。
「GIコルト」や「ポケット砲兵」など様々な愛称で呼ばれている事からもこの銃の持つ人気の高さが分かるだろう。
だが、いくら名銃とはいえ欠点はある。その威力の高さゆえに射撃時の反動が強く、その為に命中率が低くなってしまう事だ。
第二次大戦後にGHQから自衛隊や警察へこの銃が渡ったが、その大きな反動と大きすぎて握り難いグリップが問題になった様だ。
そして装弾数が7発と少ない事も挙げられる。訓練された兵士でも装填中に撃たれる確率が高くなってしまうからだ。
それでも特殊部隊隊員達からは愛され、多数の隊員が必ずサイドアームとして使用している。
現在では開発元のコルト社が持つパテントが切れているので色々な銃器メーカーでカスタムモデルが作られている。
代表的なのはSWATが使用しているキンバー社製や、海兵隊の一部が採用しているスプリングフィールドアーモリー社製などである。
更に1991年には直系のモデルとしてサイトを大型化したM1991A1などもある。
映画「ブラックホークダウン」でもデルタフォースの隊員達がサイドアームとして使用しているのが随所に見られる。
ちなみに「あぶないデカ」シリーズの鷹山刑事やルパン三世の銭形警部も使用している。
前述で装弾数が欠点の一つと書いたが、現在ではそれが幸いして民間で再び注目される様になっている。
というのも、今アメリカでは銃器に対する規制が年々強くなっている。よく報道される無差別な銃乱射事件を受けてだ。
その中で銃の装弾数に制限を掛ける法案が成立し、装弾数の多さを売り物にしていた銃が売れなくなってしまったのだ。
だが、この銃は7発と元々装弾数が少ないのでその法案は適用されず、しかも45口径モデルは威力が高い。
そうなれば皆こちらを選ぶ。最近、ガバメントモデルのカスタムが増えているのはこの様な理由からである。
21 :
名無し三等兵:2007/01/23(火) 12:42:51 ID:???
長年アメリカ陸軍の正式採用銃として愛されてきたピストル。
シングルアクションで、BERETTAに比べて、7+1発と装弾数に劣るが
.45口径のマンストッピングパワーは圧倒的!!
ポケット砲兵ともいわれていた。
私的には、イタリアンデザインの薫り漂うBERETTAよりも、GOVERMENTの方が
パワー重視的な感じがアメリカっぽくて、「軍用銃」のイメージが強い気がする。
1911年に採用され、ヨーロッパ各国の軍用ピストルが9mm(.38口径)
だったのに対し、アメリカが.45口径としたのは、
1902年フィリピンのモロ族と戦った時、
狂信的なモロ族の戦士達は当時装備していた
.38口径のリボルバーピストルの弾丸を数発喰らっても
そのまま平気で突撃してきた。
中には全弾6発を命中させられながらも米軍兵士を刺し殺したと言う事件があり、
対インディアン戦でストッピング・パワー(打撃力)の威力証明済みの
.45口径ピストルを採用したのでした。