F-15系列戦闘機総合スレ 10機目[イーグル]

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782名無し三等兵
F-15近代化試改修2号機、完成審査に合格  
空自、19年度から飛行開発実験団で実用試験
民間航空に関するニュースです

航空幕僚監部は、F−15J戦闘機の近代化試改修2号機(形態2型機)の技術審査を、
2月22日、三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所で行い、「妥当」との評価を下した。
これを受けて、同2号機(942号機)は今月中に飛行開発実験団(岐阜基地)に引き渡され、
今後、平成19年度中に実用試験の実施を経て、近代化試改修事業を終了する計画となっている。

平成9年度より推進してきているF−15戦闘機の近代化試改修事業は、
2010年代以降に予想される経空脅威に対処するため、
MSIP(多段階改良計画)適用機約100機弱を対象に進めていた。
同試改修事業の実施にあたっては、1号機と2号機の2段階に分けて実施している。

このうち、試改修1号機(近代化形態1型機)では、
火器管制レーダー、セントラルコンピューター、ジェネレーター、空調システムを
それぞれ換装・改修させたほか、99式空対空誘導弾(AAM−4)の運用能力も付与させている。
試改修1号機は平成15年10月に飛行開発実験団に引き渡され、
技術的追認を実施し、システムの機能・性能等を確認している。
783名無し三等兵:2007/03/08(木) 20:09:14 ID:???
引き続き、試改修2号機は、平成14年度の「F−15の近代化試改修(その6)」契約から進められてきたもので、
試改修1号機の改修内容に加え、戦術データリンクおよび統合電子戦システムが搭載された。

試改修2号機は昨年12月4日、三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場で
初のカンパニーフライトを実施し、その後、社内で技術確認飛行試験が進められてきた。

また、航空自衛隊では、F−15の近代化試改修事業と並行して、
平成16年度の第1次契約から形態1型仕様で量産近代化改修を始めており、
平成19年度に1号機を納入する予定。

さらに、現中期防衛力整備計画(17年度〜21年度)では26機の改修が盛り込まれており、
第1次契約分の2機に続き、第2次契約となる17年度には4機、18年度には2機の改修が計画されている。

なお、F−15量産近代化改修は当初、形態2型仕様での量産改修を
平成20〜21年度に切り替える計画であった。

しかし、19年度予算案でF−2一括取得要求が優先された結果、
19年度改修要求(形態1型機)が見送られたため、
形態2型機の量産改修時期の後倒しとなることが懸念されるところである。

ソース 日刊航空通信