C-X/P-X、その派生型を語るスレ量産19号機

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155名無し三等兵
>>149
私も専門家では無い素人に過ぎないので、あくまで参考意見としてお聞きください。

P-8は高度60mを180ノットでロイターできるように、十分低速で飛行できます。
私が申し上げた「低空飛行が限られる運用」とは、つまり速度域と機体疲労の問題なのです。

機体が基本的にB737-800という点などからP-8は強度上問題を抱えているわけです。
B737-800から自重が20トン以上増加(自重50%増加)している理由もこれを克服するためです。
それでも低空飛行時の最高速度はP-8が360kt、P-3Cが300kt、P-Xが450ktでそうです(過去スレのTFR師匠の発言より)。

これが重要な理由は、対象船舶にSAM等が搭載されている可能性を考えて頂ければご理解頂けるでしょう。
そこでアメリカはソノブイ発射器から発射できる使い捨てUAVなどをP-3C用に研究しているみたいです。
当然これはP-8MMAにも使えるでしょうね(もちろん必要があればP-Xにも)。

機体構造の脆弱性からくる機体疲労に関しては、定期的な低空飛行哨戒を行う海自では深刻な問題になります。
ですが米軍であれば必要な飛行回数はBMAS等のUAVで緩和する計画ですから、それほど問題にはなりません。


つまりP-8は機体性能的にP-Xに劣りますが、決して駄作というわけではなくBMASや使い捨てUAVなどを
包括したプロジェクトであり、かつ米軍の運用に合わせた機体であるとご理解頂きたいわけです。