タイフーン氏、もう来ないね。
本スレをもう、見捨ちゃったのかな・・・
学園島ではフリーズドライのような食品保存技術は発達してるんでしょうか?
それとも未だに瓶詰め・缶詰めがメインなのでしょうか。
無視かよ
もっと楽しく話したいよ。
無視かよ
最近このスレの住人、態度悪くない?
心の耳で聞けばみんなの楽しそうな声が聞こえてくるよ
(ツイスター ◆Upy4wcs9SI様かっこいい!)
(丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM様エロ恥ずかしい!)
(ハリケーン ◆i3FjaNbBfI様すてき!)
このスレを見捨てたのは、タイフーン氏だけか?
次スレ立ってるのに見捨てたも何もないだろ
見捨てたくもなるなぁ、と思う今日この頃。でもそれを理由に続き書かこうとしないのは良くないなとも思う。
(俺が言っていい台詞じゃないけど)
埋め代わりに投下始めます。
SG66-08
この機が空中集合点に達すると、爆撃隊の飛行機が吸い寄せられるように集まってきた。
十一コ飛行隊、三三機というと、結構な数だ。
まず本部小隊四機が編隊を組み、平行して各中隊がゆるい編隊を組む。
次いで、本部小隊が先行し、各中隊が後に続く。これが基本だ。
高度は一万五千フィート。
自分の機体に寄り添うように飛ぶ本部小隊機が左右にあり、その後ろに、青い空と地平線をバックに三個飛行中隊三○機が整然と編隊を組んでいる。
後席から見ると、さながらパノラマ写真のような、すばらしい眺めだ。
開戦の時の侵攻作戦のときもこうだったのだろうか、と感心しながら眺めていたとき、ふと、パノラマ写真に黒いシミがあるのを見つけた。
「……うん?」
第三中隊のさらに後方、六時方向、高度一万五千フィートに十二機の小さなシミが浮かんでいた。
まだ遠いが、単発の航空機だ。
機首をこちらに向けて、我々の方に向かってくる。
有紀大佐の話していた友軍のエスコート(援護戦闘機隊)かとも思ったが、主翼下に特徴的な固定脚がついていた。
とすれば、Ju87以外には考えられない。
戦前ならともかく、現在第一線で活動している固定脚の機体は、Ju87を除いて他には無い。
「不明機発見。六時、ヒトゴー、Ju87が一二機。ウチの部隊じゃありません」
「なに?」
報告すると、慌てて聞き返された。
有紀大佐の位置からでは、真後ろが見えない。
「よく見ろ、友軍のエスコートじゃないのか?」
「Ju87らしい固定脚が見えます。他部隊の機体では?」
「……この空域で作戦行動中のJu87は我々だけだ」
有紀大佐はそれきり黙り込んでしまった。
僚機からも、不明機発見の連絡が入ったが、それでも大佐は『隊長機、了解』としか言わなかった。
考え込んでいるようだ。
俺も不明機の判断をつけかねていた。
不明機の飛んでくる方向を考えると、敵というのは考えにくい。
とすれば、味方のはずだが、この空域で作戦行動中のJu87は我々だけらしい。
じゃあ、アレは何だ?
『不明機を確認する。各中隊は待機、本部小隊はついて来い』
考え込んでいるところへ、有紀大佐の声が響いた。
わからないなら、確認する。単純な話だ。
旋回を続ける爆撃隊から、本部小隊だけが分離し、一直線に後方の不明機に向かう。
相対速度はたぶん550km/hくらいだ。
みるみるうちに不明機が近付いてきて、シルエットが細部まで浮かび上がる。
「Ju87じゃないぞ! なんだ!?」
確かに固定脚の飛行機だったが、Ju87と違って空冷式エンジンを積んだ単座機だ。
大きさも二周りほど小さい。
カウリングは赤、機体本体は明灰色に塗装されており、胴体側面には、カウリングから後方に向かって先細りになった赤い帯が真っ直ぐ伸びている。
主翼には鮮やかな日の丸が描かれていた。
友軍のキ27(九七式戦闘機)だ。
いまさら固定脚の戦闘機とは、思いもよらなかった。
「まさか、あれがエスコートですか?」
「……どうやら、そのようだ」
何の冗談だろう。
あんな機体、技術的に劣っている敵空軍ですら、使っていない。
今朝のイ16戦闘機は、引き込み脚の戦闘機だったが、それでも旧式化のために対戦闘機戦闘には使われず、もっぱら対地攻撃に従事しているのだ。
それなのに、旧態依然とした固定脚の戦闘機が、いまさら何の役に立つというのか。
呆れて見ている俺の前で、一個中隊のキ27は悠々と飛行を続けている。
我々が旋回して、キ27と平行して飛ぶと、キ27の先頭を飛んでいた機体が、編隊を外れてこちらに近寄ってきた。
二十メートルくらいの所まで寄り添ってくる。
垂直尾翼の操縦翼面が赤く塗られていることからすると、どうやら中隊長機らしい。
コックピットガラスの向こう側で、日焼けした人物が、こちらに向かって敬礼した。
『こちらSG66第一飛行大隊、貴隊の所属を知らせ』
答礼した後、有紀大佐の声が無線機に響く。
しかし、応答がない。
『繰り返す、こちらSG66第一飛行大隊、貴隊の所属を知らせ』
再び繰り返したが、返事は無かった。
じっと見ていると、少しして、日焼けした人物は慌てたように、自分の耳を指差してから両手で×の字を作った。
ハッとして、ようやく気が付いた。
「有紀大佐、あの機体、無線を積んでないみたいです」
「はっ? なんだって?」
「アンテナも空中線も見当たりません」
「……え……」
俺の言葉を聞いて、有紀大佐は絶句した。ポカンと口を開けている姿が目に浮かぶ。
まさか、機体が旧式なだけでなく、無線も無いとは。
傍らを飛ぶキ27には『無線』の名前の通り、空中線もアンテナもついていなかった。
「……えっと……じゃあ、どうやって連絡を取るんだ?」
「さぁ……」
どうするのだろう、と思って見ていると、有紀大佐は手話での連絡を試みているようだ。
数分の後、連絡がついたのか、それとも諦めたのか、キ27は自分の編隊の方に戻っていった。
「大佐、どうしたんですか?」
「『ついてきてくれ、我々の上空を後続して援護してくれ』と言いたかったんだが、通じたんだか、通じてないんだか……」
「……あの……一つ聞いていいですか? 無線もない固定脚の旧式機で、敵の戦闘機と張り合えるんですか?」
「……いないよりマシだよ」
有紀大佐は、ふだんあまり人の悪口を言わない人だ。
「いないよりマシ」は彼女なりに精一杯気を使った言葉だったのかもしれない。
しかしオレには、彼女が何かを評価するときに使う言葉の中では、最下等の表現に聞こえた。
投下終了。ちょっと急用が入った。あと今回の話はあと半分あるけど、用事を済ませてから夜中ごろに投下します。
有紀大佐のしゃべり方に違和感がある
ドイツ軍機の計器はメートル法表示だから「フィート」は使わないほうがいいぞ
>キ27(九七式戦闘機)
これ、作中では1997年採用って意味?
それともまだ皇紀を使ってるの?
皇紀だとすごい事になる……
携帯電話がある世界で無線の無い航空機ってのは無いよな。
長文って読む気無くなる
続き
再度編隊を組みなおすと、時計は10:42を指していた。
予定通り、キ27十二機のエスコートの下、東進を始める。
太陽に向かって進むので、敵が迎撃機をあげていた場合、とてもやりづらい。
というのも、敵は太陽を背にして、こちらに不利な形で戦闘を仕掛けてくるからだ。
航程の三分の二を消化した辺りで、突然キ27の編隊が増槽を捨て、増速して我々の前に飛び出してきた。
我々の前で、コックピットを空けると左前方を指差し、そのまま一度だけ翼を振って、すぐに高度を上げ離れていく。
『敵機発見! 十一時、ヒトゴー、二四機、こちらに来ます』
同時に、誰かの声が無線に響く。
ちょうどキ27のパイロットが指差した先、前方十一時方向、高度一万五千フィートあたりに、二四個の黒い粒が見えた。
あれは……と見て、クソッタレと毒づいた。
黒い粒は、イ16戦闘機だ。塗装も今朝と同じだ。
たぶん、今朝のヤツが再出撃して来たに違いない。
『各隊、密集隊形! 敵機の攻撃に備えろ!』
有紀大佐の声が響く。
Ju87は戦闘機ではないし、まして今は爆弾を積んでいるから、空中戦は出来ない。
だから、敵機に襲われたときは、編隊を密集させて、全機の旋回機銃の集中射撃で対応するのが普通だった。
機の間隔を寄せ始めたJu87を尻目に、増槽を落としたキ27は、ゆるやかな編隊のまま上昇を始める。
イ16の方も同様に、こちらに向きながらも、機首をやや上にして高度を稼ごうと懸命だ。
後で聞いたところによると、戦闘機同士の空中戦では、上についた方が有利に戦闘できるのだそうだ。
イ16がグーンと近付いてきた。
キ27は、我々よりも二千フィートは上空に達したが、イ16はそれより千フィートも高い。
上昇力はイ16の方が上らしい。キ27が不利な形だ。
「大丈夫か!?」とも思ったが、よく考えたら、イ16に上昇力で負けている時点で、戦闘機としてダメな気がする。
我が空軍のBf109Eなら、イ16が三千フィート上がる間に五千フィートは上がれるだろうに。
オレの心配をよそに、上空では空中戦が始まった。
逆落としで突っ込んでくるイ16を、キ27が機首を上げて迎え撃つ。
彼我三百フィートで、真正面から壮絶な撃ち合いを見せた一瞬の後に、お互いがお互いの横をすり抜ける。
その時、上空へ抜けた直後に、キ27が驚くような機動を見せた。
九十度近くまで機首を持ち上げと見るや、ほとんどその場でクルリと反転してしまった。
失速反転というヤツだろう。
旋回といえば、普通、弧を描いて行うものだが、今のターンはV字に近かった。
自分の目を疑った。Bf109だってあそこまで鋭く曲がれない。
ボカーン!!!
ターンを終えたキ27は、真っ逆さまに急降下する。イ16はまだ反転の途中だ。
今度はキ27の機銃が一方的に火を噴いた。
頭上から撃ち込まれた何機かのイ16が、煙も吹かずに、木の葉のように落ちていった。
パイロットがやられたのだろう。
上からコックピットを狙われては、さしもの防弾装備も役に立たない。
その後は、双方、編隊を崩して格闘戦になだれ込んだ。
「へぇ……やるじゃないか!」
めずらしく、有紀大佐が感嘆の声を漏らした。
俺も同感だった。まるで狐につままれたような気がして、ついさっきキ27を見て「なんだこの旧式機は!?」と思ったとき以上に驚いた。
エスコートは、完全にその任務を果たしている。
それどころか、二倍の数の差を押し返して、格闘戦で敵を手玉に取っている。
我々のそばに敵影は無く、爆撃隊は安全に飛行していた。
……どうやら、キ27に対する評価は、改めたほうがよさそうだ。
見かけは古臭いが、アレはアレで優秀な戦闘機なのだろう。
オレは、キ27とあのパイロット達に、最初馬鹿にしたことを心の中で詫び(空中戦の途中にこちらを見ているとも思えないが)、彼らの援護に感謝の気持ちを込めて、敬礼を送った。
投下終了
大佐のしゃべり方に関しては、できればどこに違和感があって、どう直せばよいかご教示願えれば……
ちなみに、作者の中ではこの人は花菱有紀とは別人であります。
メートル法表記に関しては、ドイツがメートルなのは知っています。
直そうかとちょっと考えないでもなかったのですが、前からの話でフィートを使っていたので、そのまま行くことにしました。(あとがき参照のこと)
直したほうがよいのなら、次々回あたりの投下からは直そうかと思います。
九七式戦闘機については、まんま旧陸軍の九七式戦闘機のことであります。
携帯に関しては、全技術がWW2相当の物と考えて書き始めたので……(タイフーン氏の設定とは異なりますが)
>969 ナイスタイミング
極東タソ乙
>>971 >九七式戦闘機については、まんま旧陸軍の九七式戦闘機のことであります。
そんなことはわかっている。
「九七式」の命名に作品中で意味を与えているかと聞いているんだ。
あなたの作品は年代も現実の戦史そのままで天皇も存在するのか?。
てきとうに決めたに1052ウォン
>>974 ツイスター乙
自治スレとの書き込み時間でバレバレだぞw
>>975 何がバレバレなのかよくわかりませんが?
ツイスター氏、避難所派住人の策略に注意してください。
自治スレを荒らし同情を得ようとする連中ですぞ。
避難所派と現実的考察派がいる限り避難所への処置は必要だと思うが。
それともやましいことがあって避難所には書き込めないのか?
避難所とそこでの議論というものが何か、
こそついているようで、どうも好きになれないんですよねぇ。
ただの独り善がりかもしれませんが。
避難所は閉鎖的ですし、管理人も人格的問題がある人物ですからね。
避難所には行きません。私は開放的な議論がしたいので。
>973
「九七式戦闘機」という固有名詞の戦闘機として理解してください。深い意味はありません。
「九七式」の命名に作品中で意味を与えているわけではありません。
>あなたの作品は年代も現実の戦史そのままで天皇も存在するのか?。
現実の歴史と戦争をそのままトレースしてやっています。しかし、「枢軸側と連合側が戦っている」以上の設定があるわけではありません。
なので地名や年号、国名は、絶対書かないようにしています。他にも話の本筋に不要なことは、一切書かないよう努めています。
天皇の存在については否定も肯定もしません。(必要になれば、あとの話で出てくるかもしれません)
設定を決めないのは、後付けで設定がコロコロ変わったり、途中で矛盾が生じるのを防ぐための予防措置とお考えください。
はあ、名前は無意味ですか
実にがっかりする設定ですね
>985
はぁ。 後学のために聞いておきたいのですが、どのような設定だったら、満足できたわけですか?
1997年制式とか考えてたんじゃねーの?
ポスト日本の独自の暦とか。皇記みたいにキリスト生誕じゃない基準があるんじゃない?
>>989 読解力ないんですか?
作者本人が名前に意味はないと断言してますよ
学園島スレ荒らしのリモホ
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194.165.130.93
167.193.194.102
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