日本と外国の軍事系特殊部隊を語ろう21

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510名無し三等兵
>>420
Yomiuri Weeklyがソースらしいけど、当初、米海軍に訓練依頼して断られたというのは確からしい。
その後、英海軍に訓練依頼してSBSから教官を派遣してもらったというのも、新聞記事などからも分かっている。

理由等の詳細についてはよく分からないのだけど、海自は特警の戦力化をもの凄く急いでいたということはよく分かる。
普通、新しい部隊を編制したりするときには、米軍などに要員を派遣して帰国後、教官を養成したり、基幹要員にすることが多い。
陸自のレンジャー課程や、空挺、海自水中処分隊、そしておそらく特戦群でも同様の過程を経ている。

ただし、この場合、実際に部隊が軌道に乗るまでは数年かかる。
ところが特警の場合、おそらく派遣も並行してやっていたのかもしれないけれど、海外から教官を江田島に呼んで訓練している。
この辺りが特異な気がする。

結局、1999年に部隊の必要性が高まって、2001年に正式開隊だからわずか二年でなんとか実働体制に持って行っている。
この短い期間だけ見ても、もの凄く急いで部隊を整えたということがよく分かる。
つまりのんびり教官候補を派遣して、数年かけて部隊を整えるということは差し迫った状況からして無理だったんだろう。
それで、教官を江田島に呼んできて部隊の訓練をしてもらったということだと思われる。

こちらから要員を派遣するなら、米海軍も多分断らなかっただろう。
同盟国軍との人事交流も任務のうちだし、派遣される要員なら英語や練度、適性も高いだろうし。
おそらく、教官を派遣して特警隊を訓練して欲しいというところでネックになったんじゃないかと思う。

SBSがそれでも受けたのは、教育のノウハウがあるのか、海自側が教官の受け入れ体制を充実させたんじゃないかな。