規制に巻き込まれてしまいまんた…orz。
航空機を動かすためには、機体そのものだけではなく、オイル、燃料、弾薬なども必要です。
それ以上に必要なのが、エンジンや武器、機体に使用する補用品の類。
これが補給できなければ、例え機体があっても飛行は出来ませんし、修理補給廠では作業停滞能率低下に繋がります。
ドイツ航空工業では、この補用品の調達を次のように行っています。
当初は、補用品の調達分配業務はこれを官業とし、製作所からは国有倉庫に納入させて、此処から補給諸廠へ分配して予備部品を集積、
所要に応じて部隊へ補給する体制でした。
これが円滑な補給を欠いたため、航空需要有限責任会社を設立し、補用品補充業務を移管します。
本社はBerlin、出張所が国内数十カ所に自動車のサービスステーションのような感じで設置し、補用品の調達分配と、各社で不要となる
端物棚卸し材料を引取り、これを集めて必要とする会社に売却することもしています。
空軍の補用品調達は、品種と月別所要数を算定し、これを補給諸廠と修理製作所を分配する比率を指示し、これを一途に航空需要会社
に注文します。
で、メーカーは、生産中の機種については、部品製作所に多量注文して集積、調達を行い、生産中止機種に関しては、修理工場などの
部品工場で、その機種用の補用品を製作依頼を行い、それを以て航空需要会社に納入する形となります。
つまり、この補用品の調達は、既存の環境だと対応出来ますが、これがアフリカのような環境だと、数量の見積ミスを起こす可能性が
極めて高いわけです。