欧州産兵器総合スレッド

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88名無し三等兵
http://www.kojii.net/news/news061222.html

○今年の Typhoon (Defense-Aerospace.com 2006/12/19) 
Eurofighter Typhoon が 2006 年に達成したマイルストーンいろいろ。(Eurofighter) 

これまでに納入した量産機は、メーカー側が保有して試験に使っている IPA×5 機を含めて、合計 111 機。
パートナー諸国による飛行時間の累計は 13,500 時間、さらに試験飛行の分が 4,900 時間。 

能力向上型のブロック 5 が登場した。
初号機はスペイン空軍向けの SS011 で、エンジンの試運転は完了、クリスマスまでには初飛行の予定。 

ブロック 2B は予定の全機を完成させた。
ただし、書類仕事が終わっていない関係で、まだ進空できていない機体がある。 

兵站支援用のサポート拠点は、ドイツの Neuburg AB (2 個目の Typhoon 装備航空団、JG74 のホームベース) に集約して合理化を図る。
1990 年代末期に立案した、当初のサポート計画を見直したもの。 

英空軍基地・RAF Coningsby に、乗員訓練用のドーム型シミュレータ・ASTA (Aircrew Synthetic Training Aids) FMS (Full Mission Simulator) が設置された。
さらにコックピット・トレーナーも設置してある。英空軍だけでなく、他のパートナー諸国の要員もここで訓練する。
89名無し三等兵:2006/12/23(土) 15:16:42 ID:???
オーストリア空軍が採用した Typhoon の配備先・Zeltweg AB でも、
訓練施設の建設が進められているところ。2007 年初頭からソフトウェアのダウンロードを始める。
機体の方は 2007 年 5 月から納入開始。 

飛行試験の分野では、ドイツの Manching 工場に置かれている IPA3 (Instrumented Production Aircraft Three) が、
レーザー目標指示ポッドの空力試験を実施、所定の目標を達成した。
さまざまな搭載兵装の組み合わせで問題なく飛行できることを確認したもので、
Paveway II×4 発、AAM×6 発、増槽×2 個を搭載。 

空対地攻撃兵装の搭載試験では、空力面に加えて EMC (Electromagnetic Compatibility) の試験も実施した。 

BAE Systems 社が保有する開発用機・DA2 (Development Aircraft Two) と BT005 は、
曳航デコイの飛行試験を実施中。 
90名無し三等兵:2006/12/23(土) 15:17:16 ID:???
アビオニクスと統合化された新型ヘルメットについても、装備した状態でのフライトを始めた。
バイザーにディスプレイを組み込んだ造りになっていて、パイロットの評判もよろしい。 

BAE Systems 社の Warton 工場を拠点として、2 対 2、2 対 4 の交戦実験を実施した。
ジャミングなどの戦時シナリオをシミュレート、さらにセンサー融合の試験まで実施している。 

機動に関する制限はすべて撤廃されて、空対空任務であれば、性能をフルに発揮できるようになった。 

BSI (British Standard Institution) による評価で、ISO9001-2000 認証を獲得した。