「えー、あのー
新刊の発売予定についておたずねしたいんですけど」
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ええ。はい。
こちらの発売予定はWebサイト等に掲載されておりますが。
>>371 「いや、そういうのじゃなくて。前にだすといっていた小説で」
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やっぱり。
ボクは額に手をあてながら、はいどうぞと答えた。
>>372 「<☆>はいつ発売になるんですか?」
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でたぁ。
こんな電話がくるのはこれで何本目だろう。
<☆>とは遥かなる星のこと。
10年前にボクがほっぽり投げたものだった。
>>373 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
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<遥かなる星>は現在構想中です、ボクはそう返答した。
執筆が中止された小説についてはすべてそうこたえることになっている。
>>374 「えー、でもー、SFマガジンに載ったインタヴューにー」
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あー。わかったよ。わかったよ。
>>375 「あのインタヴューでは、執筆中といっていたんですけど」
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はい。そのとおりです。いまも執筆中です。
(なにいってやがるんだ。八年も前のインタヴューの約束なんて
誰もおぼえてるわけないじゃないか)。
>>376 「ならば、いつ、発売されるんでしょうか」
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未定です。あれこれと案がありまして、難航しています。
読者のみなさんに御満足いただけるものにしたいですから
(想像力がないのか、おまえは)
>>377 「えー、でもー、明年前半までにはでるって」
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はい。その予定でしたが、なにぶん執筆の時間が限られておりまして。
読者のみなさんに御満足いただくため、ほかにもシリーズがありますし
(まぁ、気持ちはわかるよ。適当なこといっちゃったこっちも悪いけどね)
>>378 「でも、2chで教えてもらったんですけどー、佐藤大輔はしょーもない
エロゲばかりやっているからだめなんだって」
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ああ
(あのなー)。
こちらでは2ch掲示板で公式のサポートはおこなっておりませんので、
そういう御質問にはおこたえしかねます。
(たしかに趣味でエロゲやっているけどさ)
いえ、もちろん、さまざまな御意見があることは承知しておりますが。
>>379 「僕も同じ考えなんですけどー」
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貴重な御意見、まことにありがとうございます
(知るか、ボケ)
>>380 「だってエロゲーよりも美少女ゲームのほうが絶対に面白いし」
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ああ、そうかもしれませんね
(てめぇがそう思っているだけだろう、ばか)
電話で御教授いただくとご迷惑でしょうから、是非とも手紙でおよせ
願えないでしょうか
(読まないけどね)
たいへんによろこぶと思います
(なわけないだろう)
>>381 「あのーそれより、一度、遊びにいっていいですか」
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(うう。でました。でましたねぇ)
たいへんもうしわけありません。執筆のスケジュールが遅れ気味なもので、
現在、見学はおことわりしているんですよ
(すくなくともおまえには会いたくねーよ)。
>>382 「お話させてもらうだけでいいんですけど。
僕も<カリブに沈む太陽>ていう小説を考えててー」
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(死ぬまで考えてろ)
その電話を切るには三〇分が必要だった。