【P47が】 旧日本軍弱小列伝 その7 【1400km/h】
>>951 民間人も大量に死んで、GDPも激減して、「もはや戦後ではない」と言うのに
10年要して(開戦から数えれば失われた15年)、領土も喪失したのが
兵士を犠牲にして得たものなわけだが。
>>946 >指揮官の仕事は兵士を如何に「有効に殺すか」。
日本が破滅したんだから、有効な殺し方を日本軍はさせられなかったんだよね。
イタリア軍の方が有効な殺し方をしたと言えるとは思うがね。
>951
その質問にはうまく答えられない。
戦地によって大きく異なるし、見る立場でも解釈が異なる。
旧陸軍のことが知りたいのであれば、
伊藤氏の陸軍5冊(NF文庫)が入門書としてはいいんじゃないかな?
(幾分、美文調だけど、批判的な指摘もきちんとある。)
>951
道徳的な問題を抜きにして
純粋に軍事的に戦術的視野と戦略的視野でわけて判定すると大体結論は出ている。
1戦術的視野
特攻戦術を選択した時期は通常攻撃を効果的に行う事が
可能な技量の航空兵が既に枯渇していたため技量面ではまともな打撃を与える事は出来なかった。
また米軍の防空網は非常に強固であり、零戦隊の能力では局所的制空権さえも得られず
必全的に低速の攻撃機の帰還率は絶望的に低かった。
つまり通常攻撃であっても特攻と大差ない生還率であり
目標への到達率は爆装戦闘機の方が優速であることもあって特攻の方が高く
また命中率は特攻の方が格段に高かった。
以上の事から大戦末期に限定された条件では特攻戦術は通常戦術よりも効果的であったと言える
2.戦略的視野
自爆攻撃という極めて限定的な任務に特化していたとしても
パイロットの養成は莫大な時間と資源が消費され、
それを一回の作戦で確実に100%損失するのは
余程の戦果を挙げない限り採算が合わないものである。
一連の自爆攻撃によって米海軍主力艦を一隻も撃沈していない事から
特攻戦術は不採算、すなわち不毛の戦術だったと断言できるだろう。
米海軍主力艦艇とは何を指す? 戦艦? 空母?
海軍は大物を狙っていたが、陸軍は輸送船などを狙っていたと聞くけど。
>>952 戦争は、例えまったく利益にならなくてもしなければならないことがある。
フィンランドみたいにな。
>955
細かいようだが。
人的資源の立場からは、戦傷者(戦死+負傷)で数える。
なぜ撃沈(戦死)で戦果を数えるの?
それに特攻の目的は、撃沈だけじゃないよ。
レイテの時には、空母甲板の破損が目的の時もあれば、輸送艦を目的とした時もある。
>>955 戦術面は概ね問題ないが、戦略面は意見を異とする。
特攻は当初は比島決戦において米空母の発着能力を奪うことが眼目であり、撃沈は期待されていなかった。
純粋に打撃力としてみても、25番爆弾1発で、しかも突入速度の問題から威力は通常よりかなり劣るのだから
撃沈に至る戦果を挙げることの方がまれと考えるべき。
それでも比島決戦においてはほぼ唯一の有効な対艦攻撃手段として用兵され続けた。
戦場が本土に近づくと、様相は異なってくる。
第一に、当初から特攻の限界とされていた大艦への打撃力改善のため、
桜花をはじめとした大威力の特攻専用兵器が登場し始める。
少なくともこれらの兵器は明確に正規空母や戦艦の撃沈破を狙ったものだった。
しかし戦術面での稚拙な運用がたたり、有効な戦果は挙げ得なかったが。
第二に、撃沈困難な大艦よりも、小艦・輸送船に目標が移行した。
相変わらず空母を目標とする事例も少なからずあるのだが、これは陸海の協定によるところが大きい。
すなわち海軍が軍艦を、陸軍は輸送船を主たる目標とすることが定められた。
しかもピケット艦の配備は大艦への到達をすら困難とさせたため、むしろ積極的にこれら哨戒部隊が目標とされた。
ここに特攻の目的は、艦艇の撃沈よりも人的損害の強化に変わったのだ。
ここを間違えると特攻の意義も履き違えてしまう。
日本軍の戦闘目的は、マリアナ〜台湾沖航空戦までは明白に勝利を狙うものだった。
比島決戦以降は自らの損害を省みず、連合軍に人的出血を強要することに目的が変わっているのだよ。
比島戦当初は陸軍は勝利を目指していたが、ルソン以降は持久戦に移行したし、
硫黄島・沖縄では完全に自らの勝利は考えていない。
イスラムの自爆テロは効果あるじゃないか。
アメリカはいつまでたっても撤退できず、莫大な経済負担を強いている。
>>961 ナイフ一本と必死の1人で引き起こされた9.11は?
特攻戦全体通じて9機に1機が命中乃至有効至近弾となっている現状を前に
>>961の言はなんとかの遠吠えにしか聞こえん。
その1200機ほどの特攻を行った上で、海軍航空隊は航空戦力を維持しているのだがな。
生産量が急減し、航空戦力が一気に枯渇し始めたのは45年5月以降。
言っておくが、人的出血の強要は日本軍の大戦略であり、特攻はその戦術の一環でしかない。
出血によって厭戦気分を醸成し、講和へのわずかな望みとした政府→大本営の方針に一線部隊が従っただけなのだよ。
マスコミですら意図的にかどうか混同するからこんな馬鹿が現れるのだが、
特攻は純然たる戦闘行動の一環でしかなく、民間人を意図して巻き込むテロと同一視するなど
それこそ英霊を侮辱する、万死に値する行為と知れ。
自爆テロでも、目標が軍であるなら確かに特攻に近しい意義を持つ。
それでも民間人を装って自爆する輩はその範疇に含めるわけにはいかない。
増してや軍以外を狙うのはまさに「テロ」であり、決して許すわけにはいかない。
彼らの行動は「命が惜しければ金を出せ」と言う強盗と全く同じであり、
ただその脅迫手段として自らの命を使っているに過ぎないからだ。
テロ=犯罪とみなされる所以である。
じゃアメリカが第二次大戦でやった日本空爆はテロなのかね?
>961
紹介のURLにある
正規空母の16隻(のべ)に損害って、
これは大損害じゃないのかね。
>965
テロと特攻を同時に語るな。
テロにはテロの理由がある。
テロを犯罪とするのは大国のエゴだよ。
軍事力・経済力でもって民族そのものや民族のアンデンティティを奪おうとしているのだからね。
それを踏まえたうえで、大国は自国民を守るためにテロ=犯罪としているわけだ。
>>966 ああ、戦略爆撃の犯罪性についてはWWU中はもちろん、戦後も議論の的となっている。
優勢なのは「軍需生産拠点を潰すための作戦行動であり許容される」だが、
大戦末期、明らかにそのような目的に合致しない爆撃の典型例として、ドレスデンへの爆撃が取り上げられる。
これぞまさにただ爆撃のための爆撃と言うべきであり、英軍の犯罪的行為とも称されるが、
「ユダヤ人に対するはるかに巨大な惨劇を思えば些細なこと」と嘯き、有耶無耶にされてしまった。
現代では、「勝てば官軍」の字義通り、まさに戦勝国アメリカの論理で戦略爆撃は意義付けられている。
すなわち、
「より効率的な勝利は敵味方双方の損害を抑え、結果としてトータルの犠牲を減少させる。
そのために一定の民間人の犠牲は甘受するべきである」
だ。
敗戦国である日本はこの点について大いに異議を唱えるべきなのだが、敗戦故に発言力は極めて小さく、
地道かつ継続的な努力を続けるしかないのが無念なところ。
軍需生産拠点を潰すために民間人ぶっ殺すのがOKならもうなんでもあり。
どっちがテロリストなのやら。
特攻を考えた奴は修羅だ!特攻を命じた奴も修羅だ!…よおし、なら俺も修羅になってやる
本当の修羅と言うものを見せてやる!えい、えい。
>>940 戦争は残酷なもの。美化はできない。
シャーマンがアトランタを破壊するとき、
抗議した市長に答えていった台詞だったと思う。
>>970 それは評価する側の主観に依存する問題。
テロリストの定義は時代によって、評価する側の立場によって変化するのが当然。
そういった評価はなにより評価する側の都合によって変化するものさ。
973 :
名無し三等兵:2006/05/09(火) 17:48:34 ID:sG/1gQV8
ここまでのまとめ
・日本の戦争は愚かな侵略戦争だった。
・「桜花=BAKA BOMB」という米軍の認識はもっともだ。
・ゼロ戦はヘボ戦闘機だった。
・チハは最低の戦車だった。
・日本は技術力、物量ともにアメリカに対し劣っていた。アメリカマンセー!!
なんだ、管理人と全く同じ考えじゃないか。ここはいつから管理人マンセースレになったんだ?
戦争を美化する行為と、
戦争で亡くなった方を供養する行為をごっちゃにしてしまうのかな。
戦死された方の最後を多少美化するぐらい大目にみてほしいなぁ。
>973
しょぼぷースレの>1の再来か?
>>974 そりゃ多少ならね。
でもそれによって客観的な考察が妨げられてはならないと思うよ。
>>974 もちろんだ。当然逆の
戦争で死んだ人を供養することと
戦争行為を美化すること
は、全然違うものとするべきだ。靖国で供養するのと同時に
上官の命令は国の命令(勝手な命令=私兵行為 は死罪だよな)なのだから
特攻隊の隊員は日本国によって殺された人々だと、しっかり言うべきだ。
間違っても「ただただ純粋な思いから志願して〜」などという妄言を許すな。
「悲しい行為でした」などとまやかすのもどうかね。「惨殺行為」なんですから
>>977 遺憾にして、すべての戦争はそうですねえ。
でも、そのことを非難するひとと、そのことを賛美するひとに分かれます。
それは主観の問題。
あなたは妄言と感じるわけで、ほかのひとは妄言と思わないわけで。
熱く自分の主観を語るのはいいですけど、それを他人に強要しようとしても無駄かと。
オレは974だが。
>977
君が戦争行為を憎んでいるのは良く分かった。
でも人に強要してはいけないよ。
それに、もう少し特攻について勉強して欲しい。
特攻隊は、微妙に統帥権(従来の命令系統)からは組織的にはずれている。
志願者という形で新に部隊を形勢している。つまり、私兵行為に近いんだ。
そして、その先駆けとなった大西長官は自害した。
大部分は、国体などを守るために(と信じて)逝っていった。
ならば、供養する我々としては、国体(現在の日本)などをもう少し大切にすべきじゃないかね。
>>979 特攻は純粋な志願ではなく事実上強制に近いものだったとも聞くが、違うの?
あと私兵行為だから国家の責任ではないってのもおかしな理屈だと思うが。
出血を強要することで厭戦気分を引き出し有利に講和する戦略が失敗したのだから、
その戦略に基づいておこなわれた特攻は無駄な作戦だったと言うことでFA?
と言うか出血の強要で有利に講和すると言う作戦の妥当性が、あの日本の状況で
どこにあるのかがよく分からん。
海軍はほぼ強制
陸軍は海軍よりはマシ
>>939 >>940 お前らみたいな超国賊的発言を吐く奴なんて世界中探してもそう多くは無いと思う。
無茶な作戦指示や特攻命令を出した上官ではなく前線で戦っている兵士の行為を愚弄するのは筋違いもいいとこ
大体お前らの思想は「個人の利益が最優先。みなさん自分が嫌だと思ったことは断りましょう」というどっかのB-25を空母に搭載した党首と似ているが、
その思想に取り付かれている限り、お前らみたいな愚民共は一生使われっ放しなんだよw
まあ何が言いたいかというと、お前ら低学歴野郎は俺みたいな高学歴に一生こき使われてろって事だm9(^Д^)プギャー!!
>980
強制に近いものってのは大旨同意する。
とても志願を拒否する雰囲気ではなかったとの回想もある。
しかし、だからと言って強制だったとも言えない。
そのあたりはグレーゾーンなわけで解釈の問題じゃないかね。
比島時の部隊からの抽出で特攻隊を形勢した時期は、
部隊のほぼ全員に志願だけさせておいて、所定の人数を特攻隊に転出させた。
(もちろん、後期になると志願させられて・・・と遺書に残した隊員もいる)
私兵行為だから国家の責任ではないと誰も言っていない。
そもそも、国家の責任なんて概念は、後知恵(我々の考えでしかない)ですよ。
>>983 漏れは、物資が有り余っている状態よりも物資が足りない状態の方が
人間として幸せなんだと断言した国家で、まともに発展した国を知らない。
>981
FA房もまとめ房も巣にお引き取りください。
よく分からないことがあれば、本をたくさん嫁。
>>985 どこからそのような解釈が出てきたのか非常に疑問なのですが、国語が受験科目に無いFランク理系学科出身の方ですか?
大体物資が有り余ってるアメリカですら上官の命令が絶対なんですが?
どうやら社会常識も知らないニートの方のようでしたね。失礼しました
>>987 物資が潤沢になるような命令をしたのがアメリカ。
物資が無ければ無限の精神力で戦えば良いと言って
戦うと言うより虐殺されたのが日本。
社会常識かどうかは知らないが、漏れの社会経験から断言できる。
社内のリソースを潤沢にするような命令を出せる会社は発展する。
社内のリソースを上司に捧げるよう命令する会社は滅びる。
たしかに、
広島も長崎も東京の大空襲も、民間人をねらった虐殺だな。
倫理的な判断で戦争を語るようになったらその戦争は負け戦。
日露戦争を倫理で語る馬鹿はいない、日本には。少なくとも漏れは日露戦争の
作戦判断については漏れの知っている範囲では戦略的合理性で弁護できる。
だから日露戦争は戦略的にそれほど間違った戦争ではない(それでもかなり
危ない橋は渡っているが)。
太平洋戦争は倫理で語る馬鹿は多い。何故なら日本がとった作戦を戦略的
合理性で弁護できないから。
倫理で人間を語りたいのなら坊主にでもなれ。政治や戦争を語るな。死ぬなら
一人で死ね。無能な働き者のせいで人死にがたくさん出るのは見るに耐えん。
>>977 最初の関大尉が志願だったとするのは、まさにその特攻隊を作った
指揮官達が書いた本ですがね(中島正/猪口力平)。
あなたこそもっとよく調べてください。「死人に口なし」を地でいったのは誰かと言うことを
>991
旧軍のとった『作戦』なら、
その多くは戦略的に説明できるし、
そうゆう本はずっと前から出ている。
NF文庫の伊藤正徳ぐらいよめ。
残念ながら『外交・内政』は無理だけどね。
>>988 >>989 >>991 話が飛躍し過ぎですね
これだから重度の妄想癖がある軍オタは困る。
そもそも国土面積も工業力も違い過ぎるアメリカと戦前の日本を物資量で比べるのはナンセンス
物資が潤沢になるような命令ってあんたアホ?日本だってドイツだってアメリカだって物資を求めて利害が衝突して戦争してるんですが?
結局物資調達ではアメリカに対抗出来ず、講和に持ち込んで短期戦で重要な士気を少しでも上げるために精神論を持ち出したって事。
ガダルカナル以降はその精神論があらぬ方向へ行っちゃったけどな
悪いのは拡大拡大で最終的にアメリカに戦争挑んだ陸軍強硬派。一介の兵士を馬鹿にするのはアメリカが北朝鮮を攻撃したら日本を攻撃するとか言ってるチョンと同レベル
995 :
994:2006/05/09(火) 19:46:04 ID:???
講和に持ち込んで→講和に持ち込むために
>>994 一介の兵士を馬鹿になんてしてないよ。
ただ漏れはアメリカに殺された日本の兵士よりも、
日本に殺された日本の兵士や国民がかわいそうと言っているに
すぎない。
東京大空襲も広島・長崎も、半分は日本が殺したようなものだ。
ましてや特攻なんて。
悪いのは拡大拡大で最終的にアメリカに戦争挑んだ陸軍強硬派×
悪いのは拡大拡大で最終的に海軍に対アメリカ戦を拒否しにくくさせた陸軍と最終的に拒否しなかった海軍○
>996
ぽかーん。AA略
>>994 それから日本は物資を増やす命令なんてほとんど出てないよ。戦前から。
物価が上昇した時には供給を増やしたり民間工場の援助をするような努力は
しないで全部価格統制令だけで切り抜けようとしている。
軽く調べたけれども、モノ不足、物価騰貴の中で、まともに物資供給を増やそうと
する国策なんてほとんど手を打ってないよ。全部価格統制令だけで切り抜けようと
している。戦前からね。
こんな現状だと、船舶改善施設も来たる太平洋戦争を見据えてのことじゃないかと
疑いたくなるくらい。実際、漏れが軽く調べた範囲でだけれども、ほぼ唯一と言って
良いくらいの日本が国策でおこなった産業助成策だもの。
そうして日本の経済を苦しめて、金は何に遣ったかと言えば中国大陸でのドンパチのためだ。
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