PL-12搭載のイランJ-10が、F-16Cと対戦?
どうせその前にトマホークの雨で滑走路ごと穴だらけか
あちゃー!
ラファールwwwwwwwwwwwww
中国がイランに殲10を売ったらアザフレシュの数は減ってしまいそうだ。
最新戦闘機「殲10」大量配備 中国、台湾優位狙う
【北京=野口東秀】
厚いベールに覆われてきた中国の最新の主力戦闘機「殲(せん)10」が大量に実戦配備された。
機動性重視の欧米の主流戦闘機と「同等の戦闘能力」と中国側が誇る殲10を配備することで台湾海峡やインドをにらみ戦力バランスに変更を加えようとの意図が見える。
レーダーに探知されにくい次世代の最新鋭機開発の原型ともなる。
衛星攻撃兵器(ASAT)の開発・使用が指摘されたばかりの中国による軍事力増強の現実が浮き彫りになった。
殲10の実戦配備について軍系航空機メーカー、中国航空工業第1集団の耿汝光・副総経理は今月5日の記者会見で「先進諸国との距離は縮まった」と自信をのぞかせた。
共産党機関紙「人民日報」は1面で取り上げ、「中国は戦闘機と高性能の航空機エンジン、空対空ミサイルを開発できる世界で4番目の国」と自主開発能力を強調。
同紙は連日、特集記事を1面で掲載してきた。
中国メディアは殲10の離陸やミサイル発射、編隊飛行の映像も伝えた。
空中給油能力を備え、レーダー探知性能も優れているという。
欧米の主流戦闘機にも引けをとらないとメディアは「歴史的飛躍」と絶賛した。
続き
殲10は初期型が数年前に実戦配備されたとみられているが、実態はナゾに包まれている。
今回、大々的に発表した背景には、国内向けには愛国主義高揚の効果を考え、対外的には航空戦力向上の自信と意思を誇示したと解釈される。
台湾などに配備されている米国製の主流戦闘機F16や仏製ミラージュ2000に比べ
「殲10は同等か優れている部分もある」と西側軍事専門家らに印象付けることで、台湾海峡で軍事的に優位に立とうとする思惑もうかがえる。
今回の配備数、配備先は明らかにされていないが、北京の西側軍事筋によると、対台湾作戦を主に担う南京軍区や済南軍区などに配備されているとみられる。
生産計画は改良型を含め1000から千数百機を見込んでいると推測されるが、300機程度の実戦配備を目標としているようだ。
「中国軍が新たな作戦能力を有することになる。各方面で戦力バランスに大きな影響を与える」(西側軍事筋)という。
殲10はロシア製戦闘機スホイ27のエンジンを改良し、近・遠距離からの対地、対艦攻撃能力など幅広い作戦能力を持たせたとされる
「多用途戦闘機」。イスラエルが米国の技術支援を受けつつ開発したが最終的に米国の圧力で断念した「ラビ」戦闘機の技術も含まれているとも指摘されている。
中国は今後、レーダーに探知されにくいステルス性を備え、自衛隊の次期主力戦闘機ともいわれる米軍の次世代戦闘機F22に対抗できるステルス戦闘機「殲14」の開発を目指すとみられる。
(2007/01/22 01:39)
http://www.sankei.co.jp/kokusai/china/070122/chn070122000.htm
フランカーは高温多湿が苦手らしいから、台湾侵攻は殲10だけでやる気なのか?
中国当局のコメントが気になる。
>>中国は戦闘機と高性能の航空機エンジン、空対空ミサイルを開発できる世界で4番目の国
米露仏英瑞、ついでに殲10に関していうならイスラエルという先達がいるはずだが。
4番目とはこれいかに?
>>871 ヨーロッパはEUで一括りに考えているんじゃないか
>>859 イランに殲10を輸出して実戦能力を確かめようと言うのかも知れんが
イラクで旧ソ兵器がタコ殴りにあったように落とされたら中国面子丸潰れだな。
殲10の量産が軌道に乗る前に一当てさせて性能を探っておくのも良いかも
○中国、新型戦闘機「殲10」を65機配備・台湾国防部公表
ttp://www.nikkei.co.jp/news/main/20070123AT2M2301B23012007.html 【台北=山田周平】
台湾の国防部(国防省)は23日、
中国が自主開発した最新型戦闘機「殲(ジェン)10」をすでに65機配備しているとの情報を公表した。
性能は台湾が持つ米国製戦闘機「F16A/B」に並ぶとしており、
台湾全域のほか日本の一部を作戦範囲に収めているもようだ。
中国が台湾対岸に配備したミサイルは980基以上まで増えたとしている。
65機の殲10は5カ所の基地に配備され、
このうち浙江省の基地の16機は日本の九州全域と中四国の一部を作戦範囲とするもよう。
生産機数は合計で120機前後と予想した。
性能は「F16A/Bと同等だが、改良型であるF16C/Dには劣る」と評価した。
殲10は中国の航空機メーカーが5日、開発に成功したと発表していたが、配備状況や性能はベールに包まれていた。
台湾対岸に配備した「東風11型」など短距離弾道ミサイルは880基以上、
2006年に配備を始めた「東海10号」などの巡航ミサイルも百基以上に達したと指摘。
年間75―100基のペースで増え続けるとみている。 (00:49)
sage
ほしゅ
878 :
名無し三等兵:2007/02/01(木) 04:34:03 ID:4hx/4reF
中国はRRスペイのコピー失敗以来近代ターボジェットをコピーできずにいる
J-7、J-10、J-11の搭載エンジンは全量ロシアから輸入し
J-11用エンジンではノックアウト生産もうまくいっていない
FCSやレーダーもEU,ロシア、イスラエルなどから輸入し、パンダ等開発中
と生産にこぎつけたニュースは無い
インドレベルと評価、国産化率40%以下、生産価格の70%は他国からの輸入品と思われる
原因は基礎能力の不足で、超音速風洞が国内に1つも無い等
30年遅れた工業力に起因すると思われる
さすが中華!100年経っても変わらないアホ国
今の状態を改善させないようにODAや技術援助などさっさと止めるべき
しけた餌クマー
>>878 >中国はRRスペイのコピー失敗以来近代ターボジェットをコピーできずにいる
ターボジェットじゃなくてターボファンだろw
>原因は基礎能力の不足で、超音速風洞が国内に1つも無い等
中韓の連中は日本にエンジン作れないとよく冷やかしてくるが、
連中にいたっては国内で設計開発するために必須な
超音速風洞も送風設備も、満足なものが無いのか??
中国はとっくにそれなりのものを作ってるだろうと思っていた
韓国は日本の札幌試験地のよりショボいが
(台湾、だと、TFE1042のために45kg/sでMach2クラスの流量を与えられる
装置を作っていたな)
881 :
名無し三等兵:2007/02/01(木) 07:22:19 ID:4hx/4reF
>>880 あるなら自慢げに晒すだろうし、冶金なんかも基礎研究やってない
チタンも固まりまでは作れるが、質の高いチタン鋼ができる国はアメリカ、日本、ロシアに3社程度しかないらしい
中華は入れてもらえない状態。耐熱金属系も弱い
先端技術センター構想で海外企業を誘致しているのは技術を露骨に吸収する戦略
インテルが前工程工場を中国で稼動するらしいから、電子技術は高くなるかもしれない
自己評価で20年以上遅れていると中華軍は告白している
>>880 風洞ならずいぶん昔に作っているよ。
「中国空軍」
芦書房
P281-284参照。
この本2000年発行だけど中国空軍を語るには重要だと思う。
しかし予算だけはガッポリ取ってるからなあ
その試験に必要な設備を、いつ完成させてもおかしくない状況だ
884 :
882:2007/02/01(木) 07:56:21 ID:???
「このように戦闘機開発に必要な設計ツールと試験設備は一通り揃っており、
外国との共同開発の経験を踏まえて、これらをどの様に発展させられるかが、
今後の開発成功の鍵と思われる。」
と
>>882の本には書かれていますね。
>>878 ノックアウト生産ってノックダウン生産とはまた違った生産方法なのだろうか。
東アジアの空守る「巨大なイカ」=F22、沖縄配備前に公開−米軍
2月1日10時0分配信 時事通信
【ラングレー米空軍基地(米バージニア州)31日時事】2月10日に沖縄県の米軍嘉手納基地に
暫定配備される米空軍の最新鋭戦闘機F22が31日(日本時間1日)、米バージニア州の
ラングレー空軍基地で報道関係者に公開された。配備期間は3〜4カ月の予定だが、
北朝鮮の核・ミサイルや中国の軍事力拡大で不安定さを増す東アジアの防空の主軸を担う。
F15戦闘機の後継機として開発されたF22(全長約19メートル、全幅約14メートル、全高約5メートル)は、
2005年12月に実戦配備された。米国外への展開は沖縄が初めて。
敵レーダーに捕捉されにくい高度のステルス性能を誇り、機動性や攻撃能力もF15をはるかにしのぐ。
胴体と主翼が一体化した独特の形状で、2枚の垂直尾翼を角のように突き出した巨大なイカのように見える。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070201-00000048-jij-int
イカ…?
爺の記者シナの暗剣と勘違いしたかな・・。
YF-22もイカっぽかったが…
中国はAL-31Fの完全国産化(デッドコピー?)目指してWS-10とか作ってるよ
>>880 スペイの国産化は、文革の混乱や技術的立ち遅れもあって極めて長期間
を要しており、ようやく2002年からWS-9として量産が開始された
WS-10のほか、ロシアの技術支援でRD-33を国産化した天山21エンジン
も開発中とのこと
以前 「RD-93の対パキスタン供与不許可は誤報」 と言うニュースが出たが、
今回改めて禁止された模様
ttp://www.kojii.net/news/news070202.html ○制裁を回避する者は制裁に泣く (DID 2007/1/25)
パキスタンが、欧米からの制裁を回避するために中国と共同開発してきた FC-1 (a.k.a. JF-17) が、
別の制裁が原因で頓挫状態になった。
これは F-7P (MiG-21+) と Mirage III、Mirage 5 を代替する機体で、単価 2,000 万ドル程度と安価。
ベースとなったのは、中国が 1986 年に米 Grumman 社と組んで、
5 億 5,000 万ドルをかけて開発に乗り出した Super-7。
ところが天安門事件に関連する制裁で Super-7 のプロジェクトが頓挫して、
CAIC (Chengdu Aircraft Industry Corporation) が独自に開発を継続することになったもの。
そこに、核実験実施で制裁を喰らったパキスタンが相乗り、
1999 年 6 月に CATIC (China Aviation Import and Export Corporation) とパキスタン側が、
開発・量産を両国が共同で進めるという合意をまとめた経緯がある。
開発費 1 億 5,000 万ドルは両国で折半した。
ところが、問題になったのはパワープラントに選定されたロシア製の Klimov RD-93 エンジン。
中国はすでに JF-17 用として 100 基を調達、さらに 400 気のオプション契約を有しているが、
これはパキスタンの隣国・インドが使っている MiG-29 のエンジンでもある。
そのインドに気を使い、さらにインドのマルチロール戦闘機調達計画に対して
MiG-29OVT (a.k.a. MiG-35) を売り込んでいるロシアが、
商売への影響を懸念して RD-93 の対パキスタン輸出許可を引っ込めてしまった。
その結果、2007 年から 150 機の調達を予定していたパキスタンの計画はパー、
中国も最初の海外カスタマーを喪失する事態に。
いまさら別のエンジンに変えるとなれば機体の改設計は免れえず、これは現実的に無理。
しかもパキスタンはアメリカの対テロ戦に協力する見返りとして、
F-16 のアップグレードと追加調達を始めてしまっている。
894 :
名無し三等兵:2007/02/02(金) 19:25:44 ID:fsl1wL4h
この分だと
おフランスは、中国に売るしかなさそうだな。。
保守
2006年軍事用飛行機の輸出プロジェクトで新しい成果―中国航空技術輸出入総公司
2月4日23時23分配信 Record China
2007年2月4日の情報によると中国航空技術輸出入総公司は、2006年軍事用飛行機の輸出プロジェクトで
新しい成果を得たという。
中国航空技術輸出入総公司が2006年に輸出した軍用飛行機は合計20機。2006年3月29日、
昆明でバングラデシュ空軍にF-7BG型戦闘機6機とFT-7G型の練習機2機を引き渡した。
その他の8機も2006年末に引き渡しを終えている。
同年8月18日、ルサカでザンビア空軍にY-12II型1機とY-12E型輸送機1機を引き渡した。
同じく10月23日にはナミビア空軍にFT-7NG型の練習機2機を引き渡している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070204-00000018-rcdc-cn
897 :
名無し三等兵:2007/02/06(火) 06:39:17 ID:RFlXKY9x
中華、超7パキスタン輸出破綻か 1月25日JDW
中国がパキスタンと共同開発中の超7(Mig21近代化J-7)はロシアがクリモフRD93供与を
断ったため、事実上の開発供与凍結となる模様
クリモフRD93はインドが輸入ライセンス生産中のMig-29のエンジンとしても知られ
インドからロシアへ停止圧力がかかったと思われる
パキスタンは米からテロ協力の見返りとしてF-16をアップデート追加供給されると思われる
150機程度とはいえ、主要部品であるエンジン国産化ができていないため中国は
大きなビジネスを逃した。
このままではJ-7もJ-10も発展途上国にすら売れないすねw F16の方がいいすよ
日本は8t級のターボファン試験に入りライセンスなら色々作ってますが何か?w
>>897 シナ如きに必死になるなよ…
前と上を見て生きようぜ
ようやくスネクマに追い付けるか?てレベルだし
もっと試験設備も充実させなきゃならん
圧縮比とかはM88-2よりXF5の方が上じゃなかった
単純な推力以外の性能じゃ負けてないわな。
あとはエンジンの試験設備の規模を拡大とかしてほしい。
畜生技本で以前出してたXF5のpdfがどっかいっちまった。
中国はWS-10(AL-31を丸コピー。推力12t)、WS-13(RD-33を丸コピー。推力9t)
の国産化を推進してるから輸入止められても痛くないってよ
XF10って推力8tから10tまで色々言われてるが実際の所どうなんだろうな
>>902 渦扇10は、1970年代に開発されていた渦扇6ターボファンエンジンの開始
失敗を受けて、それに換わるエンジンとして開発が開始された
当初は、西側からの技術を導入して開発されていたが、1990年代にロシア
との関係改善で、ロシアからの技術支援を得ることが出来るようになり、開
発が本格化した
現在、開発の中心は改良型である渦扇10A、渦扇10Bに移っている
渦扇10Aは2006年2月に制式化され渦扇10A 「太行」 エンジンの名称
が与えられた
ただし、現在の所「太行」の本格生産は確認されておらず、なお一層の
技術的熟成が必要とされているとの見方もある
ロシアからのAL-31FNの大量購入は、渦扇10Aの量産までのストップ
ギャップとしての意義が大きい
渦扇13は、ロシアの協力を受けてRD33を国産化したもの。2005年に制式
化され「天山21」の名称が与えられている
ただし、天山21の開発では、技術的な格差と共に資金難もあって開発は
かなり難航したとも伝えられる
太行も天山21も、すぐに中国空軍やパキスタン空軍の需要を満たすだけ
の生産は難しいものと推測される
これらに頼るとなると、さらになお数年の時間が必要になるであろう
>>902 中華人民共和国の基礎技術は自己評価で20年客観評価で30年遅れている
1200度で1万時間の耐久性は無理ということ
ロシアエンジンは西側の半分の耐久性しかなく、中華コピーはその半分
もしくは安定度が得られないから量産できないんだろう。
戦車用ガスタービンは神技なんで完全にあきらめて、西ドイツエンジンのコピーを生産中
だが、これも怪しいなw
>>906 戦車用ガスタービンってそんなに難しいのかね?
戦闘機用のターボファンエンジンより上なのか
‘Made in China’をつけた中国戦闘機の海外市場進出が加速化している。
8日香港の明報は中国が自主開発した戦闘機‘梟龍’が200余個の国家に輸出される予定だ
と製造社である成都飛行機製造公司が明らかにしたと報道した。しかし具体的にどの国に
輸出されるのかに対しては明らかにしなかったと伝えた。
梟龍は中国が国際武器市場進出を念頭しておいて開発した第3世代戦闘機で、武器国産化の
代表的事例に数えられている。1990年代初めに成都飛行機製造公司が開発して、パキスタン
が経費の半分である7500万ドルを投資した。最新機種である‘梟龍04’は去年4月に試験飛行
を終えて、今年大量生産及び輸出に入って行く予定だ。
中国が自主開発した航空電子システムを装着した梟龍の正確度は第2世代戦闘機より倍
程度高くて、作戦能力はアメリカの主力戦闘機であるF-16の70%水準であることが知られて
いる。また中国がF-16機に匹敵するために作った‘殲-10’戦闘機よりは0.5世代ほど落ちると
評価されている。しかし価格は相対的に低廉で、国際市場で相当な競争力を持つようになる
ことが期待されている。
過去銃器類を主に輸出した中国は2000年代に入って戦闘機、艦船、戦車、ロケット砲など
多様の高価な武器開発及び輸出に拍車をかけていて、武器市場の大手に浮上している。
▲ソース:ヘラルド経済(韓国語)2007-02-08 18:12
http://www.heraldbiz.com/SITE/data/html_dir/2007/02/08/200702080158.asp ■画像:
http://www.heraldbiz.com/SITE/data/img_dir/2007/02/08/200702080100.jpg
インド、ロシア製戦闘機「スホイ30」を40機購入へ
【バンガロール(インド南部)8日】ティアギ・インド空軍司令官は8日、
同国南部のハイテク中心都市バンガロールで、空軍の攻撃能力を強化するため、
政府がロシア製戦闘機「スホイ30」を40機購入する契約に署名するだろうと語った。
≪写真はバンガロールで開かれているインド航空ショーで編隊飛行するインド空軍のアクロバット飛行隊≫
同司令官によると、契約は今会計年度が終了する今年3月末までに署名される見通しだ。
同司令官は1機4000万ドル(約48億円)として、総額16億ドル(約1930億円)と見込んでいる。
同戦闘機の引き渡しは3年間の予定で行われるという。
インド空軍はさらに、重量物運搬ヘリコプター80機の購入を望んでいるほか、
輸送機6機の購入について交渉している。また多目的戦闘機126機の購入も希望している。
インドは現在、国軍の近代化を進めており、同計画に要する費用は向こう数年間で
数十億ドルに上るとみられている。〔AFP=時事〕〔AFP=時事〕
http://news.livedoor.com/article/detail/3020908/
米、インド軍用機市場に名乗り ジェット戦闘機受注狙う
2月9日8時33分配信 フジサンケイ ビジネスアイ
■露・欧州勢含め国際競争が白熱
インドからの戦闘機受注をめぐり海外の防衛大手各社がしのぎを削っている。
7日、印ベンガルールで開幕した航空ショーには米印の関係改善を背景に、
ロッキード・マーチンなど米大手が参加し、インドの武器市場をめぐる国際競争に名乗りを上げた。
経済の急成長に伴い軍備の増強を急ぐインドは新興経済国で世界最大級の武器購入国といわれ、
米企業参入を機に競争が激化しそうだ。
AP通信によると、インドのアンソニー国防相は7日、126機のジェット戦闘機を入札方式で調達する考えを
明らかにした。調達総額は65億〜100億ドル(約7800億〜1兆2000億円)とみられている。
戦闘機に続き、陸軍の偵察機約200機、空母に搭載する艦上練習機、対艦ミサイルの調達も予想されている。
同相は、今回の調達計画について、単なる売買契約ではなく、共同開発などを通し調達元から
製造技術を導入できることを契約の条件に挙げた。インドは昨秋、海外からの武器調達について、
インド企業との合弁などで設計、開発、生産などを行うよう求める方針を決めている。
≪500社が参加≫
7日に5日間の日程で始まった今回の航空ショーはインドが調達先を選ぶ審査会場といえる。
同航空ショーは2年に1度開かれているが、今回は海外メーカー275社を含め
約500社の航空関連メーカーが参加。米紙ニューヨーク・タイムズによると、市内のホテルが満杯となり、
近郊のチェンナイ(旧マドラス)からチャーター機で会場に通う関係者もおり、
過去15年で最も熾烈(しれつ)な競争が繰り広げられるとみられている。
参加メーカーの中で最も鼻息が荒いのが、52社が参加した米国勢だ。
それぞれボーイングは戦闘攻撃機「F/A18スーパーホーネット」、兵員輸送ヘリ「チヌーク」、輸送機「C−17」を、
ロッキード・マーチンは戦闘機「F−16」、哨戒機「P3Cオライオン」などを同航空ショーで披露した。
F−16のデモ飛行では過去にパイロットとしての訓練を受け、先に英蘭系鉄鋼大手コーラス買収を決めた
印タタ・スチールのラタン・タタ会長に操縦してもらう演出が予定されているという。
≪米国に警戒心≫
米国勢はこれまで、インドへの軍用機売却実績がほとんどない。インドは旧ソ連時代から
ロシアと親密だったことに加え1998年のインド核実験を境に対米関係が悪化したためで、
現在の戦闘機は露英仏製が中心だ。
昨年の米印首脳会談での「グローバル・パートナーシップ」締結を契機に軍事分野での協力も
話し合われることになり、米国企業にとっては、今回がインド市場への事実上のデビューとなる。
ニューヨーク・タイムズによると、ロッキードはすでにインドから6機の「C−130J」輸送機受注の商談を
進めている。また、ボーイングは今後10〜15年でインドから150億ドル規模の受注を見込んでいるいう。
ただ、戦闘機受注をめぐっては、ロシアの最新鋭機「ミグ−35」、スウェーデンのサーブ製「グリッペン」、
欧防衛最大手BAEシステムズ製「ユーロファイター」など強力なライバルが控えている。
これに加え、インド側には、対米関係が悪化した際、購入した戦闘機のスペアパーツ供給が
止められる可能性についても懸念を抱いているとされ、米企業が受注できるかは不透明だ。(佐藤健二)
◇
【用語解説】インドの軍備
防衛白書などによると、陸上戦力は約110万人とロシアや中国、米国などに次ぐ規模。
航空戦力は19個戦闘航空団約990機。保有艦艇は32万6000トンを上回り世界7位前後とみられている。
英国から購入した空母ヴィラートのほか、露退役空母アドミラル・ゴルシコフを導入予定。国産空母も計画している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070209-00000012-fsi-bus_all