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255名無し三等兵
中国のトイレ

中国のトイレは、よく連想されるのが俗に「ニーハオトイレ」と呼ばれる仕切
り無しの共同トイレである。近年は外国人観光客対策や衛生上の問題などから
水洗トイレが推進されてきており、都市部では少なくなってきたが、地方の
農村などではまだまだ多く見られる形式である。一応仕切り板で仕切ら
れており、中は個室となっているが、大抵は扉が存在せず、他の利用者に丸見
えである。しかし、中国では、排泄行為は他国のようにその姿を憚り、他人
を遮断することはなく、むしろトイレは住民同士が会話を行う一種のコミュ
ニティの場であり、地方では現在もその習慣が残っているためである。そ
して別すれ違う利用者に挨拶を交わしていた。これが「ニーハオトイレ」と
外国人から揶揄される理由であるが、これを後進的な文化であると見なすの
は全く見当違いであるといってよい。

便器の形式として縦溝式と横溝式がある。縦溝式は直接便槽に排泄する
タイプであり、これは農村の共同トイレなどでよく見られる。そしてこれら
は溜めた屎尿を堆肥として利用することが多い。掘られた穴の上に木板など
を敷いた簡易式のものもある。横溝式は縦溝式の発展型であり、個室に深さ
50cm?cmの溝があり、その間に跨って排泄する。排泄物は定期的に放水さ
れる流水によって流され、便槽に落下する仕組みとなっている(バケツやレ
バーを使って、利用者が流すタイプもある)。学校など大がかりな施設でも設置で
きるのが利点だが、糞便が目詰まりしやすい、また他の利用者が排泄し
た屎尿が流入、それによって悪臭が発生する、など問題もある。日本でも山
間部などの公衆便所などで稀に見られる。

更に簡易式のものでは便槽という仕組み自体を持たず、共同便所にバケツや桶
などを置いているだけというものも見られる。その屎尿は家畜の飼料、堆肥
などに利用される。