戦前の石油の生産は、国内で年44万トン。戦時必要量年880万トン。戦時、代用燃料と増産
により37%の自給が出来る見込みである。アルミニウム、マグネシウム、亜鉛は国内自給可
能。鉄は屑鉄が年300万トン不足、これは溶鉱炉を新設して対応する。ニッケルと白金は貯
蔵が必要。これが戦争前に計画した軍需動員計画の一部である。
938 :
名無し三等兵:2006/10/12(木) 23:13:04 ID:gn2TkIaC
936の言い方は変。パイロットを産んだ両親は他に全く何も仕事していないのか?
産婆さんはその一人の出産にしか立ち会わないのか?
戦死したパイロットや海軍の船乗りの一万倍くらいの国民が必要になるように聞こえる。
たぶん関わった延べ人数の事を言いたいんだろうが表現が変。
航空自衛隊のファイターパイロットを一人育てるのに一億〜二億かかるといわれてます
二等兵一人訓練させるのもタダじゃないぞ。
日本軍の砲弾製造は1941年に日産15000発。1917年ドイツは440000発、仏は310000
発、英は290000発。同時期の日本は2100発。
1会戦分の弾薬は小銃300発、軽機8000発、重機20000発、歩兵砲600発、野砲2000発、
山砲2000発。これを約100会戦分準備して戦争に突入した。
防衛庁戦史室の陸軍軍需動員より。
砲弾製造能力は大砲製造能力に比例する。砲弾製造能力が低ければ大砲をたくさん作って
も撃つ弾がないことになる。そして砲弾を作るには鉄の生産が必要。こんなに低い工業力で
日本は良く戦ったものだ。その他の各種軍需物資、大砲、戦車、自動車も同じ。
ドイツの第二次大戦における日産砲弾製造数が第一次大戦のそれより下と聞いた
んだけどそれ本当?
945 :
名無し三等兵:2006/10/13(金) 11:55:36 ID:OhW9N+sf
>>944 あ〜、だからなんだよ。すれたい読んでどっか飛んでけ。
戦闘機を飛ばすってのはその国の総力の結晶なわけよ。
全ては米一粒から始まる。
欧米だと麦一粒ね。
米一粒から始まって人育てたり工場建設したり、最後に紫電改を飛ばすところにたどり着く。
工場での生産から先しか見ない人がほとんどだけどさ。
たまには視野を広げてみよう。
>>946 いや、言いたいことは分かるが、
両親とか、米一粒からカウントしたら、
何をやるにしても、そうでしょ?
書き方が大げさなのよ・・・
うん。視野を広げることと、話を拡散させて曖昧にすることはちがう。
先端技術は国の平均とは関係なく、有能な者がいれば突出する場合もある。
効果的な運用は平均に値によって決まるけど。
話は変わるが、航空機の元整備士の爺さんが、格納庫に持ち込まれた墜落グラマンのエンジンを一目見て、
こりゃ日本はアカンと思ったって。ボルトにスパナ引っ掛けただけで違いが分かるんだっていってました。
950 :
名無し三等兵:2006/10/13(金) 18:23:05 ID:QMY7nQHl
>>948 ボルト用の穴のギザギザが日本物より精密に出来ていたのか?
だから爺さんが直感的にアメリカの工業レベルを知ったのか?
カメラなんかの精密機器の場合は分かりやすいね。、
その昔のライカと日本製なんぞを比べると、
ネジの精度が全然違っていた。
ライカのネジは簡単には緩まず、
力をかけるとパチッと音がして緩み始めるが、
日本製の精度の劣るネジは、音がしないし、
振動で自然に緩んできたりする。
学校を出て最初に勤めた会社のおぢ上司が、米軍はプラスネジを使ってたのに日本軍は
マイナスネジを使ってたもんだから、生産性が悪くて・・・グダグダ と言ってたけど
ホント?
>>904 紫電改に米軍機なみの防弾能力を施すと、
紫電改の性能、、、かなり低下するだろうな。
米軍機に自動消火装置付いてたっけ?
日本も今ではドイツの会社から「同等の技術を持っている」と評価されるようになったのが感慨深い。
>>955 戦時はドイツが1/1000の精度の工業技術。
日本は1/10だか1/100だったとか。
だからドイツの兵器をコピーするにも無理だったんだね。
日本の潜水艦乗って凄い音にドイツ技術者が驚いたとか。
今のドイツはどうしようもないローテク国家だという評を見たことがある
あんだけ東西に科学者を取られたんじゃね…
航空機の生産割り当ては、対北方戦の場合、陸65%、海35%。対東方戦の場合 陸35%、
海65%とする。戦時兵力量は、陸軍40個師団、航空142中隊。海軍主力艦12.、
航空母艦12、巡洋艦28、駆逐艦96、航空兵力53隊とする。(昭和12年度計画)。
昭和17年の兵器生産量。小銃90000、軽機700、重機2050、高射砲50、
各種大砲99、歩兵砲138、戦車2000、自動車9060、
戦車は間違い。満州工廠での金額のみ。数は不明。
以上の数字は全て昭和12年度計画。
F5FスカイロケットやF7Fタイガーキャットがコケたのは
矢張り双発機だったからなんだろうか?
965 :
名無し三等兵:2006/10/14(土) 12:37:30 ID:cydlC1Z2
紫電改の20_機銃はいいが零戦初期の20_機銃はションベン弾と言われるくらい伸びがなかったらしい。
当たれば効くが戦闘機相手にはまず当てれない。
7.7_は当たってもあまり効かない。
大変だっただろうな。
大原という撃墜王の証言によると、射撃の瞬間、操縦桿を動かし機体を軽く上下に振る
とうまく敵戦闘機を20ミリの弾道に挟み込むことができたらしい。 他の撃墜王の誰かも
同じようなことを言っていた。 20ミリが命中すると30センチくらいの穴が開くそうな
坂井三郎って射撃する時は限界まで近付いて撃つって言ってなかったっけ? 他国のエースも軒並みそのスタイルだったと思うけど。
そんな場合は弾道性が命中率に寄与する割合は減るんじゃないの?
仲間と20mmの場合何発で墜ちるか競争したとかも言ってたような、この辺の話ってイマイチ分からん
>>966 7.7mm機銃と20mm機銃の弾道特性の差を考慮して、機を修正するとの話で
>965のような、零戦の20mm機銃の不評の原因の一つでもありますね。
逆に、同一の機銃を搭載した紫電改は、そのような修正をする必要が無いので、
零戦に比べて機銃の集弾性が良いとの評価がありますね。
>>950 遅レスだけど
ボルトやナットの精度は、少しまわすとその味で分かるでしょ。
あと、工作精度と組み立て精度のいいのは、締め上げたボルトの角度が揃ってたりする。
素人の女子供が作ってたいい加減なネジに慣れた整備員にとってアメリカ製エンジンの
ネジの感触・・・・負けたと思うでしょうな。
>>969 今は精度の悪いボルトなんてないからなぁ。
新品ボルトとヘタって延びてるボルトはすぐに分かるからもし精度の悪いボルトがあれば分かるかもね。
いっぱしの整備士は締めつけトルクではなくボルトの伸びで締め加減。
ボルトはバネ。
工具かけた瞬間に工具の善し悪しが一発で分かる。
ボルトに文句言えるレベルの工具だったのか、そっちの方に疑問あり。
973 :
名無し三等兵:2006/10/14(土) 22:03:59 ID:cydlC1Z2
そもそも使っている燃料が日本はレギュラー、アメリカはハイオクみたいなかんじだし日本機は試作機なんかの設計、性能はよくても大量生産してみると精度の低い不良品みたいなのが多い。
戦前は工業力が低いから極端に例えると職人の手づくりみたいなかんじで飛行機を作ってた。
大量生産はできないが不良品も少なく、整備も最初は飛行機の数が多くないのでじっくり整備できた。
パイロットも他国より一日の訓練時間が倍と腕がよかった。
どうみても短期決戦しかないわなぁ…
>>971 やっと、まともそうなのがきてくれた。工具の歴史に詳しくないので純粋に聞きたいのだが、日本のエンジン組み立て工場にトルクレンチってあった?
あとさ、新品のアメリカの航空エンジンは、図面引く時みたいに、ナットの向きがそろっていたってほんと?
スケヴィ誌35、36号に整備要具が載ってるがたいしたセットだ
極端な例だとベアリングの精度が悪かった。
おかげで高回転させるとロスや振動が起きた。
微振動が続くとエンジンにネジの緩みや金属疲労も発生する。
あと潤滑油が代用品なんで...
>>974 トルクレンチを使うのは中途半端なトルクで締める指示がある所だけ。
あとトルクレンチで本締めできるのは新品ボルトだけ。
いちど使ったボルトはもう伸びてるので締めつけトルクを頼りにはできません。
正確にトルクレンチを使うには絶対に噛まないようにしてオイルの塗布も必須。
素人さんは錆の浮いてるボルトをそのままトルクレンチで締めようとするから恐い。
トルクレンチはあったでしょう、プレート型のが。
使う場面はほとんど無かったと思います。
ペットボトルのフタの開け閉めができる感覚があればボルトを締めるのも大丈夫、同じネジ、同じ理屈。
まともな整備士は自分の手を過信しない。
ホンジメとは違うトルクの指示があった場合は謙虚にトルクレンチを使います。
まともな整備士はトルクレンチを過信しない。
トルクレンチの難しさを知っているから。
ボルトの伸びを計る工具は無い。
トルクレンチは摩擦を計って締め加減を推定しているいるだけの工具。
だから手で測る。
ここは航空整備士が集うスレになりました
980 :
979:2006/10/15(日) 21:22:15 ID:???
>>979にこんなこと書いたが、俺も航空整備の専門学校卒のはしくれなので、
航空機の基本技術、俗にいうグリーンブックと呼ばれる教科書を久しぶりに引っ張り出してみた。
昔と今では環境も規格も精度も全く違いますが、関係ありそうな所をかいつまんで書きますので参考程度に読んでください。
>>971 >>977 >>978 に書いてあるボルトはバネ、ボルトは伸びる、というのは、直感的、感覚的には同意する。
でもこの教科書にはそんな記述は無いみたい。
新品のボルト以外はトルクレンチ使用不可という記述も無いけど、普通は新品に換えるみたい。
トルクレンチは主に三種類あり、
ビーム式(プレート式)、ダイヤル式(プリセット式)、リミット式の三種類。
トルクがけの基本はナット側から。
ボルト頭からかける場合、ボルトメーカーによっては締め付けトルクを増して締めるようにしろと言ってる場合がある。
ボルトやナットの傷、変形、ゴミ、油などの異常に注意すること。
トルクにはウェットトルクとドライトルクがあり、
本来ドライトルクで締めるところを、油やグリスが付着していると、潤滑がよくなるので結果は締めすぎになる。
本来ウェットトルクで締めるところを、何も付けずに締めると、摩擦が大きくなるので結果は締め付け不足になる。
誰にも自慢出来ない自分の得意の専門分野が出たからとここぞと話すのはいいが
そろそろウザス(-_-#)
スレタイに戻ろうぜ。
兼坂弘の本にしつこく塑性域角度法って書いてあったけどどうなの?
>>981 何かスレタイに沿った話があるの?
ないならどうせ後少しだから埋め、として話してもいいんじゃない
次スレいらなさそうだし。
984 :
974:2006/10/16(月) 01:20:34 ID:???
みなさんありがとう。色々勉強になりました。
985 :
名無し三等兵:2006/10/16(月) 08:51:42 ID:R1zKMrrv
F4Fの発展版みたいな外見をしているF6Fが活躍した事を
見ているとF4Fの基本設計は素晴らしいと思う。
一回だけでも艦載型紫電改が信濃や雲龍型空母から攻撃隊として発艦する場面があったらなぁ…
妄想スマソ