【空母武蔵】架空戦記総合スレ21【ヤマトファイト】
東部戦線において、前線近くに進出した急造飛行場は、
ロシア軍の格好の攻撃目標でもあった。
だが、現場レベルの陸軍部隊は、必ずしも飛行場の防衛に積極的ではなく、
また、機械化はされていても、装甲部隊ではない飛行場大隊は、
対戦車能力が制限されていた。
ここに、空軍所属の装甲部隊創設の機運が高まった。
師団規模となった部隊の名称を定めるに当り、番号で呼ぶことは、
陸軍の強硬な反発を受けた。
仮に、第1空軍装甲師団とでもすると、
第2・第3と増殖しかねないとの危惧があった為である。
「空軍装甲師団HG」とゆう呼称は、陸・空軍の力関係の上に決定された。
一般には、ヘルマン・ゲーリングの略と言われているが、
実際のところ、命名の根拠は謎に包まれている。
師団名称との関連は不明だが、空軍師団との戦闘で捕虜となった、
ロシア軍指揮官の証言が残されている。
「抵抗は無意味でした。部下達は力づくで次々と組み伏せられていきました。
サングラスをかけ、妙にタイトな黒いユニフォームを着たドイツ兵が、
『フォー』とか言いながら攻めてきたんです。」
民明書房「同性愛の歴史 第三次世界大戦編」より