台湾の23県市の首長を選ぶ地方首長選挙は3日、投票が行われ、
即日開票の結果、陳水扁(チェン・ショイピエン)政権を「無策」と批判し、
中国との和解促進を主張した最大野党・国民党が14県市を押さえ、
現有ポストを大幅に上回った。全有権者の約2割を抱える最大選挙区
の台北県でも勝利した。陳総統らが最終盤で「台湾を守れ」と訴えた
与党・民進党候補の当選は6県市にとどまる大敗。民進党の蘇貞昌
(スー・チェンチャン)主席は同日夜、記者会見で「大敗」を認め、辞意
を表明した。
直轄市の台北、高雄市を除く地域で、台湾の全有権者の8割近くを
対象として実施された。地方選とはいえ、最終盤では「対中政策」が
大きな争点になった。
中央通信によると、政党別の獲得首長ポストは、民進党6(現有10)、
国民党14(同8)、親民党1(同1)、新党1(同1)、無所属1(同3)。
(中略)
今春に連戦(リエン・チャン)国民党主席(当時)ら野党首脳が中国大陸
を訪問し、胡錦涛(フー・チンタオ)国家主席と会談して以降初めての
大型選挙で、同党側は選挙戦でも「対中和解の促進」を訴えた。一方、
対中政策などで手詰まりが続く民進党側は陳総統に近い要人の汚職
疑惑も不利に働いた。「国民党による対中交流は統一への道」とも
呼びかけたが、劣勢を挽回(ばんかい)できなかった。
中国国営の新華社通信は3日夜、台湾の地方首長選の結果を速報し、
「特級の大型県」である台北県を失ったと伝えた。
ソース(朝日新聞)
http://www.asahi.com/international/update/1203/013.html 日本終わったね。