>>272 まぁそこまで屁タレではないが、近海区域の航行資格は通ってるからな。
TSLはSES(表面効果船)なんだが、双胴になってる船体を少し幅広にして浮力を稼いでるよな感じ
かな。浮揚時でも船体の一部が水面に浸かってるから、ACV(エア・クッション船)と異なり横風に
殊更に弱いって訳じゃない。もっとも浮揚時は、風圧側面積に対する水面下の側面積の比が小さく
なるから、横風に対して強いとも云えないんだが。
高速が最大の“売り”であるTSLの難点は、リフト・ファン回して浮揚さにゃならんから積載重量が
小さいこと、んで以て燃費が悪いこと。つまり浮揚させて船体が水面に浸かる表面積を小さくし、
水の抵抗を減らそう、また軽量大馬力のガス・タービンで推進力を強くしよう、それによって高速を
得ようつぅ寸法だからな。船体にアルミ合金を用いてる点からして、積載重量のトホホさを示してる。
つまり鉄で造ったら、もっと荷物が載らない、あるいは浮揚さえ出来なくなるか?(w
だもんで速力低下を我慢し、推進用のガス・タービンをディーゼルに取り換えても、その分、燃費が
改善されるだけで、たぶん積載重量は変わらない。
んなもん何に使えるかと、スクラップにして売り払うのが、損が一番少ない片づけ方だろよ。