信じられないが、本当だPart43

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259名無し三等兵
2003年・9月「テジョン国際シンポジウム2003
          〜韓国経済を見据えて〜」

 KBSスタジオ内で識者・タレントゲスト・一般来場者50名を
 招いてのテーブルディスカッション形式の放送から…

一般会場者「では、日本の国力に達する前に韓国民所得平均1万ドル
       ラインで限界を迎えてしまうのですか?我々はまだまだ
       国内には潜在性があると考えているのですが…」

解説者A「我々国民感情では確かにそうですが、そうした願望と現状は
     切り離して冷静に客観視した分析をしなければなりません。
     国民は日本をひとつの指標にしてはおりますが、現に1万ドル
     ラインに達しても先進国の評価とはなりません」

解説者B「日本型構造不況は10年続いたといいますが、ドイツもそうです。
     そしてわが国もそれと全く同じ状況下にありますが、忘れては
     ならないのは、日本やドイツは10年不況に陥る前に先進国家と
     して成立したということと、国民の貯蓄高でしょう」

一般会場者「…韓国はドイツや日本のように先進国家に昇華する前に停滞期
       に入るということか」

解説者A「…残念ながらその通りです。しかも前述のドイツ、日本と我が国
     とでは国家的背景も成り立ちも国力も違うのです」

ゲスト「では、会場の皆様の意見を代弁して聞きますが、我々は日本
     の国力に達する前にいったいどれほどの国家を超えて発展
     しなければならないのか?具体的に聞きたい」
260名無し三等兵:2005/10/07(金) 11:41:04 ID:???
解説者A「米国、日本はいずれも経済力に見合う先進大国ですし、ロシア
     中国などは我々も国力の大きさは良く知るところです。
     ドイツ、英国、フランス、イタリア、カナダ、豪州なども経済
     基盤、国内インフラ、国際的政治力を見れば我が国よりも上位
     にいることは否定できません」

一般会場者「では東南アジア先進国並ではないか?」

解説者B「勘違いしないでもらいたいのはブラジル、メキシコ、インド
     スペイン、アルゼンチンなどこれらの国も単純に国力という点で
     見れば我が国よりも壮強だということです」

解説者A「シンガポールや台湾などは逆に国力は低いですが国際金融市場では
     格段に存在感がありますし投資先としても有望です。北欧諸国も
     色合いは違いますがこの分類ですね」

一般会場者「では我が国は世界的に見て30位〜40位の中位くらいなので
       はないか?」

ゲスト「そのようなことは我が国民は到底受け入れられませんが…」

解説者A「受け入れる入れないという話ではなく、現実をありの
     まま分析するということが我が国には必要なのです」

解説者B「本来ならば我が国の身の丈にあった国政をしていれば
     国力規模でみても食糧自給率を上げ、内需バランスを
     保ち、福祉制度を強固なものにして北欧やニュージーランド
     のような国家にできたはずなのですが」
261名無し三等兵:2005/10/07(金) 11:41:47 ID:???
ゲスト「………でも到底受け入れられませんが。今後の10年を見て
     いけば違う局面になるはずなんです」

解説者B「お気持ちは十分わかります。しかし我が国の国力で米国・日本
     のような大量消費の資本主義国家を維持できますか?中国・
     ロシアのような国力に依存した体制を実現できますか?欧米
     先進国家のような安定した社会基盤がありますか?すべては
     NOです…。10年後は「願望」なのであって「現実」ではない。
     今正しい国政をしなければ正しい10年後はないのです」

一般会場者「それでも我々は10年後を信じたいのです」
      (会場・ゲスト拍手)

2003年・9月「テジョン国際シンポジウム2003
          〜韓国経済を見据えて〜」     より。