93 :
名無し三等兵:2005/09/17(土) 07:41:10 ID:???
あれじゃない?うちは戦艦作ってる会社なんですよ?
飛行機なんておもちゃみたいなもの作るだけで精一杯なそこらの
メーカーと一緒にされちゃ困るんですよって事なんじゃないの?
戦車も作るせいかとてつもなく堅実なヘンシェルと好対照。
94 :
ZIPPO中将 ◆AH4kD1XSgw :2005/09/17(土) 08:08:27 ID:a7ekms/f
今回は世界初の量産ジェット機、Me262の進化系
Me262HG3を哨戒。
これは原型機が量産される傍らで、将来を見越して設計が行われていたと言う。
主な変更点は主翼及び尾翼の後退角の強化。またエンジン配置の完全なる
見直しだった。エンジンは主翼内に収められ、胴体のすぐ横までもっていった
ようだ。吊り下げ式は主翼に重量物を下げたと同じく、運動性能の低下の
一因になっていたそうだ。原型のMe262が吊り下げにしたのはあくまでやむを得ない
措置とも受け取れるが、やはり搭載方法の見直しは考えられていたのだろう。
しかしコクピットは原型機と同じく中央付近にあり、プロペラが無い分、
コクピットを前にもって行き、視界を良くするという性質は減殺されているようだ。
HGとはホッホ・ゲシュウインディケイト、つまり高速の意である。
95 :
ZIPPO中将 ◆AH4kD1XSgw :2005/09/19(月) 22:34:11 ID:LNqtoiMs
ふむう。今回は四式肉迫攻撃艇(まるレ)を哨戒
これは昭和19年制定された。本来○の中にレを書いてまるレと呼ばれるのだが、
表示できないのでまるレでおねがいしたい。任務としては敵上陸用舟艇への夜襲
攻撃をかけることであった。合板で生産容易であるから急造兵器にとっては
あるべき条件をとりあえず満たしているようだな。生産性が良いということは。
開発当初は体当たり専用ではなかったとされるが、海上挺身隊に配備されており、
専ら体当たり攻撃を行ったとされているから、結局は特攻兵器だったようだ。
速力は20ktということだが、上陸用舟艇相手なら十分な速力だな。兵装としては
120s爆雷×2又は250s爆雷×1を搭載していたようだ。
96 :
名無し三等兵:2005/09/24(土) 20:49:04 ID:???
では私からは「30.5cm砲搭載自走砲ベール」を紹介するぞ。
この自走砲は1943年3月4日にクルップ社から提出された30.5臼砲搭載の突撃砲で、
5月10日にベール(熊)の呼称が与えられた。
搭載砲の30.5cm砲もさることながら、車体の装甲は近接支援を目的としているため厚く、
戦闘室前面で130mmに達した。これはティーガーTを上回る装甲である。
パンター(エンジン及び変速機)やティーガーU(誘導輪や転輪)のコンポーネントを流用する予定であったが、車体自体は新設計である。
履帯には1000mm幅のものが用いられ、鉄道輸送時には500mm幅のものと交換する予定であった。
主武装である30.5cm臼砲は、重量16.5tで砲弾には榴弾とコンクリート破壊用のべトン弾が用意され、最大射程はどちらも10km前後であった。
この重い砲と重装甲により戦闘重量は120tに達するとされ、最高速度は20km/h程度になるとされた。
ちなみに、同時期に計画された38cm臼砲シュトルムティーガーの砲が実用的であるとして、計画のまま終わった。
97 :
大日本帝國初代総統 ◆G/Olune7Vg :2005/09/24(土) 20:51:14 ID:6QId3O9f
98 :
名無し三等兵:2005/09/25(日) 09:56:02 ID:???
99 :
ZIPPO中将 ◆AH4kD1XSgw :2005/09/25(日) 23:09:45 ID:zisAq+pb
>>96ほう。久々のネタを有難う。
自分も初めて聞く突撃砲だ。っとそれだけでは青筋立てて抗議がきそうなので
調べてみたら、少ないながらも資料があった。ふむぅ。30,5センチ臼砲が
自分には印象的だな。これは。
>>98え?出てたのか?そいつぁ知らんかったよ。こんど見てみよう。
ドイツ緊急戦闘機競争試作案シリーズ第十段
フォッケウルフFwZフリッツァー
こいつもホントは違うのだがHeS011搭載ってことで投下
要はネタ切れだw
さて、本機はフォッケウルフ社がMe262の後継機となるべく開発を開始
当初はFw190の胴体や部品を流用した戦闘機として開発が進められたが1943年にまとめられた計画では全く別の新機体になっていた
HeS011を搭載した短い胴体に30°の後退角を持つ主翼を備え、それを双ブームで支え、ブーム後端に上昇舵を取り付けるという機体レイアウト
武装は機首に2門、左右主翼ブーム付け根に1門ずつ、計4門のMG151/20 20o機関砲を装備
また離陸用にワルター109/509ロケットを搭載
本機はモックアップまでは完成していたもののフォッケウルフ社が別の計画を優先したため完成しなかった
またHeS011をHeS021ターボプロップエンジンに換装する計画もあったという
ちなみにTa183フッケバインはこの計画から発展した機体である
夜間浮上
今回はコイツを投下しときます
スピットファイア水上戦闘機
イギリスの代表的戦闘機スピットファイア
それの水上戦闘機バージョンだ
ドイツがノルウェーを占領したことにより水上戦闘機の必要性を実感したイギリスが開発
最初はMkUが水上戦闘機に改造されたがすぐに計画中止
次に1941年9月にMkXBを改造したものを開発する
テストの結果、性能が優秀と判断され、更に2機が追加改造
機体は4翔プロペラとされ、尾翼は面積を広げ下部にフィンの張り出したヒレ形になっていた
その後、計画は太平洋戦域への展開を意識したものにシフトされる
次に改造されたのはMk\B
太平洋戦域での使用が計画されていた
こちらは1機のみとなっている
個人的には二式水戦か強風と戦ってほしかった
結局は空母が増産されたため1944年には全ての計画は中止される
にしてもイギリス人、3年も開発続けてるンだから実戦投入しろよw
スーパーマリンってイギリスの川西みたいなメーカーだよね。
でもスピットファイアを水上機にって
紫電改を水上機にするようなもんじゃないのか?
一応水上機レーサーとかもつくってんだけどな
Do635
ドイツものに関してはたくさんの文献があるからなあ
できたらソ連もの(ロシアものじゃなく)を希望したいが
106 :
ZIPPO中将 ◆AH4kD1XSgw :2005/10/02(日) 14:56:34 ID:OLb/1dpf
じゃぁソ連のをひとつ。
軽水陸両用戦車Tー38の無線操縦実験のものだ。
まぁこいつは薄すぎる装甲のためにあまり活躍していないようだ。
で、実験の中身はと言うとボルグヴァルトの様な感じだ。
T−26軽戦車に爆薬を搭載し、T−38からの無線指令で爆破するというもの
だった。そのために特殊な無線機を搭載して、NII−20と命名された。
フィンランド戦において使用されたとの資料があるが、成功したかは
分からない。
107 :
105:2005/10/02(日) 20:24:42 ID:???
ありがとうございます。
てっきり飛行機でくるもんだと思ってたのでちょっと意外でしたが・・・
戦車関係だったらロケット砲戦車系で面白いのがたくさんあるとうかがっております
資料が集まったら私からもネタを投下させていただきます。
ソ連の試作兵器って言われて真っ先に思い浮かんだ
ベレズニャク・イサイェフBI‐1
>>108 スマン、解説入れる前に投稿しちゃった
二次大戦中にソ連が試作したロケット戦闘機
BIとはヴィクトル・ボルコヴィティノフ博士の指導の元、本機を設計したアレクサンドル・ベレズニャクとアレクセイ・イサイェフ両名の頭文字である
1941年9月10日にグライダーとして初飛行
1942年5月15日には試作三号機がドシュキン製D‐1Aロケットエンジンを搭載して3分9秒の初動力飛行を行う
が、1943年3月27日に試作機が低空を高速飛行中に墜落、操縦士が死亡する
この事故の原因究明のための風洞実験で高速になると機首を下げる悪癖が明らかになり、墜落事故もこれが原因と結論付けられた
それ以外にも問題点として
●ケロシンを使用した揮発性の高い混合燃料と硝酸の酸化剤が取り扱いが危険なだけでなく、タンクと配管を腐食する
●航続距離が短すぎる
※航続距離を延ばすために巡航(低推力)用と戦闘(高推力)用の二つの燃焼室を持つエンジンをドシュキンが開発したが重量がほぼ2倍となり実用には適さず、航続距離の問題は解決されなかった
その後、さらに強力なエンジン(これに関する資料がない)を搭載した試作7号機が高度4980mまで1分という上昇率を見せ付けるも、結局計画されていた50機の生産も墜落事故後に中止され最終的に開発そのものも中止になる
ちなみに初飛行時と試作3号機はスキー式降着装置(試作3号機は引き込み式)を備えていた
110 :
名無し三等兵:2005/10/02(日) 22:50:52 ID:p63ExMG7
>101
スピットの水上機の話は、岡部いさくさんの本に出ていましたね
>>107
中将は空物苦手だからね
>>111 設計者のその後は知らん
ただ以後名前を聞かんから、あるは…
ガクガク((´Д`;))ブルブル
91.4cm(36インチ)重臼砲「リトル・デービッド」
はポピュラー過ぎてガイシュツだろうか?
ソ連のAIP潜水艦キボンヌ
117 :
ZIPPO中将 ◆AH4kD1XSgw :2005/10/03(月) 15:58:05 ID:aYCOilOH
>>112 痛い所突かれたな。だが否定はしない。
>>114いやいや。まだそれはガイシュツでは無い筈だ。
てか90cm級って・・・重グスタフよりもでかいと・・・・・・。
試作で実際につくられたんだろうかね?それともペーパー?
分かったら書くとしよう。
118 :
ZIPPO中将 ◆AH4kD1XSgw :2005/10/03(月) 16:12:08 ID:aYCOilOH
いやいや見つけたぞリトル・デービット・・・。
・・・・・・・どこが『リトル』じゃ!馬鹿ぁ!でかいなこいつはよぉ。
そしていて何故かシンプルに見える。
どうもこれは航空爆弾の試験用に用いられていたそうだな。一説には
日本本土の要塞攻撃も計画していたようだが・・・。
装填方法は写真をみるとどうも砲口から入れるらしく、臼砲よりも
超巨大化け物迫撃砲のほうがお似合いだな。どうやら砲も現存しているようだ。
>>117>>118 えぇっ!?
リトル・デービットは結構有名ですぜ
リトル・デービット
口径36インチ(92p、実口径91.4p)を誇る世界最大の臼砲
1944年3月、米陸軍航空軍はT1航空爆弾の性能実験を行なったが、一つの問題が持ち上がった
当時、世界最高性能を誇るノルデン照準機を以てしても爆弾を投下して実験用の目標へ正確に命中させるのは非常に困難だったのだ
そこでT1航空爆弾に合わせた口径36インチの臼砲が開発され、これでT1航空爆弾を発射し実験を行なった
やがて陸軍はこの砲を来る日本本土上陸作戦で使用すべく1944年10月にメリーランド州アバディーン実験場で開発が開始され、1945年4月に専用の特殊砲弾とリトル・デービット臼砲が完成した
リトル・デービットは1945年11月に予定されていた日本本土上陸「オリンピック」作戦で使用すべく9月には太平洋戦域に送られる計画だった
しかし陸軍の地上部隊の指揮官たちは、この砲の凡そ実用的とは思えない性能(後述する)に疑問を抱き、改良を行なうよう進言していた
結局8月には終戦となりリトル・デービットの出番はなくなり、アバディーン実験場に1年間ほど保管された後に計画は中止された
長くなったので性能等は次に書きます
120 :
ZIPPO中将 ◆AH4kD1XSgw :2005/10/03(月) 21:41:28 ID:aYCOilOH
製造初年 1944年10月
口径 914 [mm]
口径長 7.79
重量 全備重量:60トン [ton]
腔箋 有り
砲口制退機 無し
最大射程 10km前後(6マイル前後) [km]
砲弾 砲弾重量:約1640kg(約3650ポンド)
布設所要時間 12時間
・・・こんなもんしかスペックはみつからなんだな。
まぁ貴殿のデータはもっと詳しいと予測されるが、射程10`程度
ではなぁ。いくら強大でも。グスタフでも30`台はいくとされるの。
投稿しようとしたら改行が多過ぎますって…
畜生
発射までの手順
@分解されM26パーシング用牽引車改造の8輪トレーラーが輸送
A目的地に着くとブルドーザーが発射方向に向かって前下がりの傾斜状に地面を掘る
Bウインチで砲の着脱を行なう油圧ジャッキ6個の収納された幅3.4m、長さ5.5mの格納箱を穴の中に収める
C砲身をジャッキで牽引して地中の箱の中に設置する
この方法は発射姿勢を低く押さえることができる
@〜Cまでに要する時間が12時間
次に組み立てられたリトル・デービットに
@付属の特殊クレーンで薬嚢式推進薬を砲口から砲尾の薬室に差し込む
A砲弾に巻かれたバンドの溝と砲身内の溝を合わせて投入する
すると砲弾の重みで25秒ほどで下に滑り落ちる
B雷管を穴に差し込む
C引き紐で雷管を発火させ発射する
実用性は皆無に等しいが、元が実験用器材だからなぁ
仕方ないと言えば仕方ない
アメリカはマジで使う気だったのかは甚だ疑問である
ソ連の試作機がいいってことなので、地味だがこれを投下
イリューシンIl‐6
二次大戦中のソ連の傑作爆撃機イリューシンIl−4の発展型
イリューシンIl−4は1939年末から大量生産された三人乗りの双発長距離爆撃機で、戦後も支援任務に使用され続け、NATOコード名“ボブ”が付与されている
イリューシンIl‐6はこの機の改良型である
1942年2月から設計作業が開始される
主な改良点は以下の通り
●高高度作戦用に機内を与圧
●主翼全縁に大きな後退角がつけられた
●エンジンをM−88B星型ピストン・エンジンからチャロムスキーAch−30Bディーゼル・エンジンに変更
結局試作機4機が飛行しただけで1944年に開発は中止された
スホーイT−4
マッハ3爆撃機、ソ連版ヴァルキリーといった機体
元はアメリカのB−70ヴァルキリーやSR−71偵察機、ハウンド・ドッグやブルー・スティールといったミサイルを迎撃するためのマッハ3迎撃機開発要求から誕生した
その後、要求が空対地ミサイル発射母機へと変更され、マッハ3爆撃機に生まれ変わった
T−4は機体構造にチタンを多様し、4重のフライ・バイ・ワイヤ操縦系統を標準装備
また着陸時にはコンコルドのように機首が垂れ下がるのも特徴の一つ
試作1号機が1972年8月22日に初飛行したが、1974年1月22日の10回目の飛行を最後に計画は中止される
ネタ投下したのに中将が来ないorz
前はもっと頻繁じゃなかった?
126 :
ZIPPO中将 ◆AH4kD1XSgw :2005/10/06(木) 23:18:21 ID:kvmyOXiI
すまんな。最近何かと忙しくて顔を出せんのだよ。
>>123なるほど。とんでも兵器ほど派手ではないが、一種の発展型として
試作で葬られたんだな。意外とこういう地味な感じの奴も多いもんだなぁ。
>>124マッハ3の爆撃機・・・戦闘機と同じくらいの速度だな。機動性は別として。
まぁ機体構造のチタンはなるほどだな。超強力鋼並の硬さで、そして鉄よりも
軽い重量・・・しかし量産するにはどうだろうな。まぁ結局のところ試作で
終っているそうなのであれなのだがな。はっはっは。
F-35から計画倒れの臭いがしてきているのだが・・・
128 :
ZIPPO中将 ◆AH4kD1XSgw :2005/10/10(月) 21:15:12 ID:7i+1VFcA
>>127 そうなのか?・・・・・・・ふむ、臭うな。
今回はV号N型鉄道連結戦車『シーネンケッテン・ファールツォイク』だ。
日本にも似たようなのがいたな。九一式とかな。
まぁ中期頃になるとパルチザンが活発になってきて、鉄道防衛などの
第2線級部隊の任務も重要になってきた。
そこで鉄道を高速で移動、警戒できるようにしたのが本車だ。
かのV号N型の下面に4つ車輪を配して、線路の走行装置を設置。
戦車のエンジンからギアを介して駆動させたという。
またこいつは本体下に車輪を収納して地上走行も可能だったが、複雑な
もの故にコストは高かった。資料にはなんと時速100キロで、線路を
走行できたという。信じられん・・・。
結局2,3両が作られただけで終った。
緊急浮上!
既出だったらゴメンな
CVA−58ユナイテッド・ステーツ
アメリカ海軍が計画した攻撃空母
完成すれば、ラングレー以来の無艦橋空母だった
この空母で運用されることになっていたのは米海軍における新世代戦略爆撃機18機とF2Aバンシー戦闘機54機であり、この空母の画期的な外観は当時の原子爆弾が非常に重く、それを運ぶための大量の燃料を要する大型航空機を用いざるえなかったからである
大型爆撃機(25〜45tクラス)の離着艦・駐機に耐えるため装甲で覆われた平甲板構造が採用された
カタパルトは艦首に2基、両舷に外向きに1基ずつの4基装備、エレベーターも右舷に1基、左舷に2基、艦尾に1基の4基を装備することになっていた
航空燃料搭載量1892700g、武器搭載量は2000tと膨大であった
同型艦4隻が建造予定で後期型は原子炉搭載も計画されていた
また主要な電子機器は搭載されず、それらの機能は随伴艦が担うことになっており、純粋な海の航空機プラットホーム、ある意味最も空母の基本理念に近い空母
1949年4月に起工されたが5日でキャンセルされる
キャンセル理由は空軍が、海軍が戦略爆撃能力を持つことに反対したためであり、浮いた予算は空軍の爆撃機部隊増強にあてられた
諸元はめんどいから省くね
やばい!瑞穂タンだ!
131 :
名無し三等兵:2005/10/15(土) 16:56:01 ID:vZt8Lmrw
>>120 リトルデービットの弾重量1600kgってなんだよ。
後継半分の大和の46サンチと対して変わらんぢゃないか。
ドイツ列車砲ドーラが88cmで6トン(榴弾)、4.8トン(徹甲弾)と比較して
小さすぎないか?
リトルデービットは航空用爆弾の試験用なんだし、最低でも5トンは投射できんでないのか?
>>131 そこまで重いのを実験するつもりはなかっただけじゃないか?
他の性能についても言えるが元が実験用“器材”なんだから贅沢を言ってはいけない
133 :
ZIPPO中将 ◆AH4kD1XSgw :2005/10/24(月) 20:04:24 ID:b9z8vbII
>>131。ふむ、あげバインをとるようで失礼かもしれんが、重グスタフの
砲弾重量は・・・逆じゃないかね?
それと
>>132の言うとおり、もとが航空爆弾の試験用だから、兵器としての
性格は、オマケみたいなものだったんだろう。
と、スレ立てておいてながらく放置していたことをここで詫びる。
ゴメンナサイ。イソガシインデスホント。
というわけで今回はかのラケテンパンツァービュグゼの発展版を哨戒。
ビュグゼについては言うまでも無いな。米軍のバズーカを捕獲して、研究した結果、
ピュプヒェンのような複雑な機構を使わんでも、ロケット弾を飛ばせるという
事に気づいたドイツ軍が、すでに生産されていた88_ロケット弾に対応した
物を作った。それがビュグゼだな。うん。
今回の拡大版は、1943年1月に開発が指示された。
口径は10・5センチで、ラインメタル・ボルジク社にて開発された。
全長1・65メートル、重量45`と大柄で、2人で運用する。そして農具から
転用した車輪をとっつけてあるようだ。写真でもよく分かる。
弾は有翼弾で、約3・5キロ。射程500mで、60度傾斜の100_装甲版を貫いた
という。名称もハマー(槌)や、パンツァートド(戦車の死神)など、それらしい
名前だった。しかし、軍はもっと軽量の歩兵対戦車火器を求めたため、結局
生産されなかったそうだ。そして生まれたのがかの「戦車鉄拳」なのだな。
久々の中将登場あげ
今回はこれを投下
セモヴェンテ149/40
従来の直射自走砲に代わる新型自走砲を、というイタリア軍の要求に対してアンサルド社は貴重な開発施設の一部を割き、装軌式シャシーを使用する自走砲の開発に着手する
選定の結果、口径149oの149/40M35カノン砲とM15/42戦車のシャシーの組み合わせが選ばれた
砲塔を撤去したシャシーに長砲身砲を載せただけ、とも言える車両で乗員の防御は全く考慮されていなかったが、46sの砲弾を最大23.7qの彼方まで射ち出すことができたため、これだけの射程が確保できれば乗員の防御は必要なかっただろう
試作1号車が1942年末に射撃試験を行なっているが、試験が完了しないうちに量産が開始される
しかし慢性的に戦車も砲も不足していたイタリアでは遅々として生産は進まず、イタリアが降伏するまでに製作されたのは試作車1両のみで終わっている
イタリア降伏後はドイツに接収されたが戦後まで生き延び、現在はアメリカのメリーランド州アバディーン実験場に現存している
乗員の防御手段を持たず砲弾や備品を車体本体に収納できない等の欠点はありが、現代の車両と見比べても決して見劣りしない美しい車両である
アメリカのM110っぽくて結構こいつは好きだ
米英蘇日独あたりの試作兵器ばっかなんで他の国にもスポットライトを当ててくだちい
135 :
ZIPPO中将 ◆AH4kD1XSgw :2005/10/24(月) 23:56:13 ID:b9z8vbII
・・・その5カ国以外か・・・地味だな。
じゃぁスウェーデンの対空システム、トライドンなどいかがか?
これはボフォース・ディフェンスの40ミリ牽引式対空砲に機動力を与えるために
考えられてものだ。40ミリだけだと設置にかなりの時間と人手が掛かるが、
トライドンならば、迅速に展開する事が可能であり、人員は5名で済むという
メリットがあった。しかしながら、スウェーデンではコイツを沿岸砲部隊のための
防空任務に使おうと考えていたのだが、肝心の沿岸砲部隊が解散となり、計画が
中止されてしまった。本当なら沿岸砲部隊が国内に迅速に展開し、トライドンが
これの防空を請け負うはずだった。時速は70`毎時ほど出せたというぞ。
クロス・カントリーのシャシーを使用している。
・・・地味ななかでも更に地味なやつだったかね?
探せばあるんだろうがなぁ。うん。
まぁその五ヶ国のが一番面白味があるのは確かだしな
まぁあんまり気にせんでくださいなw
ネタはちょっと待ってね
面白いの探しとくから
自演乙
138 :
ZIPPO中将 ◆AH4kD1XSgw :2005/10/28(金) 16:26:55 ID:RIftpy/b
失敬だなぁ↑この人。前々から言ってるんだが、好きで自演なんぞせん。
自演とか言うんだったらネタでも土産に投下してくれよ。
今回はいつも通り探してたら出てきた艦を哨戒。古い、100年以上前のやつだ。
この艦の名はダイナマイト巡洋艦ヴェスビアス。主砲はザリンスキイ砲。
この砲はダイナマイト砲のほうが通りが良いのだろうかな?
でかい大雑把に言えばでかい空気鉄砲だな。試作の砲は25`のダイナマイトで、
スクーナーを吹っ飛ばしたそうだ。まぁ炸薬式より音は小さいだろうから
夜間に効果が期待されたそうだ。そんでもって沿岸防衛用に15インチまでの
ザリンスキイ砲が多数作られたという。
そんでこの空気鉄砲を載せたのが本題のヴェスビアス。名前の由来は
古代都市ポンペイを壊滅させた火山らしい。巡洋艦といっても排水量982トンと
かなり小さい。そんで14・75インチというサイズのザリンスキイ砲を、3門
【固定】←(重要)装備されていたらしい。断面図なんかを見ると、長い砲身と、
蒸気ポンプが埋まっている。砲の角度は18・5度だったそうだ。砲弾は
口径は前述の通り、尾翼付で、250ポンドのダイナマイトを15発搭載した。
んでこの艦、早速米西戦争でサンチャゴ要塞攻撃に参加したとあるが、
結果は散々である。戦果はナシ!砲弾が全然命中しなかったという。
ここでさっきの【固定】装備が出てくる。船体が小さいこの艦は、海上で
揺れるものの、砲が固定されているために、角度を変更して着弾を調整できない
のである。これじゃぁ当てるのは至難の業だな。で、結局空気鉄砲搭載艦は
表舞台から去っていた。(これは奇想技術館というところを参考にした)
実戦投入されてる時点で試作兵器ではないのでは?
昔から空軍の絶対的エアカバー前提とはいえ、アメリカ陸軍、自前の近接防空装備がここの仲間入りかと。
M247サージャント・ヨーク(田宮のプラモ出てたはずだが)とか、対空・対戦車両用システムのADATSとか。
試作、試作、試作、で片っ端から実用化を見送ってばかりいるのは気のせいでしょうか。
ダスターで十分なの
ううむ。しかしヴェスビアスは巡洋艦といえど、その大きさはかなり小さい。
だから船体違っても、もう2,3艦あっても良いと思うんだがなぁ。
しかもこれ以後ザリンスキイ砲を搭載した艦といったら、自分はアメリカの
初期の潜水艦に載せているのがあったことぐらいしか分からない。
つまりこの艦でザリンスキイ砲搭載水上艦の系譜は途絶えている。
だからこいつはザリンスキイ砲搭載のために、実験的に建造されたのではないか?
と思ったわけだ。いかんせん資料も少ないのだがな。
(これを見つけたページ以外、ヴェスビアスのデータや経歴が全く分からん)
というわけで反省sage