偽司馬遼太郎著「戦場を行く」

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1代打
栗田艦隊の脱出は、すさまじいものであった。
途中、アメリカの軍があろうとなかろうと、頓著(とんじゃく)もしなかった。
攻撃機の編隊を蹴散らし、護衛空母の群を飛びこえ、気づいて阻む者は刹那に
輝きを残して消えた。
一連の巨大なつむじ風が米艦隊のなかをふきぬけてゆくようで、古来、戦場を
落ちてゆく敗軍の歴史の中でこれほどたけだけしい脱出はなかった。このことが
かえって米軍の意表をついた。
――まさか主力艦隊ではあるまい。
と米軍が論議するころには、栗田と彼の騎乗する戦艦大和は数千キロさきを奔(はし)っていた。

「栗田と二ミッツ」
2名無し三等兵:2005/09/04(日) 10:10:31 ID:???
2
3名無し三等兵:2005/09/04(日) 10:19:45 ID:???
無関連スレ
UFOやきそばにマヨネーズと大人のフリカケかけると
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1124815646/
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http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1125645317/
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ミリオタがwizardryを語ると凄い地下2階
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http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1117482417/
岡田克也ですが世論の中心でNO小泉を叫べません
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1125671223/
4名無し三等兵:2005/09/04(日) 10:55:17 ID:???
削除依頼よろしくね。
5ゲログロ太夫 ◆lLxLI7HFKk :2005/09/04(日) 13:57:41 ID:???
6ゲログロ太夫 ◆lLxLI7HFKk :2005/09/04(日) 13:58:28 ID:???
き〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!
釣られた〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!
7ウンコー(・∀・)見習い ◆Unko.fG8qw :2005/09/04(日) 14:35:38 ID:???
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8名無し三等兵:2005/09/04(日) 14:45:32 ID:???
沖縄海域に浮かんでるミッチャー提督の艦隊の幕僚室では、
――なぜスプルーアンスは空母群の主力を向けてくれないのか。
という、もはや宿願といっていいほどの希望(スプルーアンスは頑固にそれをはばんだ
ことはすでにふれた)をもちつづけていたが、かといってスプルーアンスの能力問題に
ついては口に出して批評する者はひとりもいなかったらしい。
「艦隊決戦主義者には艦隊決戦主義者の面目がある」
と、たれかがいったことはある。スプルーアンスは正々堂々と大和以下の第二艦隊を正面から攻めて
ゆきたいのであろう。大和は無防備に近いが(のちに宇垣の第五航空艦隊があわてて護衛をつけた)
スプルーアンスにすれば、
「第二艦隊のような無防備の艦隊を航空機で叩いたところでトーゴーの子孫を屈服させることはできない。
我々は戦艦部隊で大和を殲滅するのが目的である」
と、つねに回答はそれであった。ミッチャーにすれば機動部隊を置いて航空機を出せば苦労も損害も無く第二艦隊は消える。 米戦艦艦隊はそれでやっと沖縄周辺海域を離れて小禄付近に入り、沖縄南部を攻略する準備ができるのである。が、 スプルーアンスはそれを承知しない。

元ネタ『坂の上の雲』
9神重徳血風録:2005/09/04(日) 14:54:47 ID:???
「高木さん、いまだ」
斬るまねをした。今なら公然と首相官邸で東条一味を押しつつんで討ち取る名分がある、
と神重徳はいうのである。理由の第一は、サイパン陥落による絶対国防圏の崩壊。第二に、
「統帥権干犯」という法度書きに違反している。違反すれば、銃殺もしくは
追放の罰則であった。首相といえどもこの法からはのがれられないはずである。
「しかし」と、高木惣吉は眼をそらし、
「東条内閣を倒せる男がいるか」
「岡田、米内なら倒せましょう。私が死を覚悟して踏み込んでもいい。嶋田総長は
こちらの部隊の威嚇で十分だろう。」
「なるほど、勝てるかもしれない。しかしこれは戦争ではない。戦争なら死を賭してもいいが、
これは処刑だ。処刑に怪我人をだすことはあるまい。―やはり」
と高木惣吉はいった。


10西村艦隊血風録:2005/09/04(日) 15:06:25 ID:???
なお、栗田艦隊はこない。連合艦隊側の通告では艦隊32隻が動くはずであったし、その他志摩、小沢艦隊など諸艦を含めると70隻がレイテを包囲するという。しかしどういう手違いか、
戦艦1隻、航空機1機の影もみえないのである。
「やむをえぬ。これ以上、時を移せば、ついに大魚を逸するだろう」
西村中将は艦をすすめた。
「諸君、これだけで討ち入る」
「いいでしょう」
山城艦長はうなずいた。参謀長の普段と変わらぬ子供っぽい微笑が、一同を奇妙なほど
おちつかせた。一行は海域をはしった。
スリガオ海峡に到着すると、西村中将は山城、扶桑を駆逐艦に固めさせ、
「討ち入る者は」
と無線で一人一人につたえた。 山城、扶桑、最上、満潮、朝雲、時雨、山雲

自身である。 重巡洋艦の最上等をのぞけばいずれも日本海軍きってのベテランであり老朽艦であった。

元ネタ『新撰組血風録』
11国盗り物語:2005/09/04(日) 15:17:19 ID:???
ところがこの年の五月、大島の身にも重大な異変が起きた。
フランスの現政府が、アドルフ・ヒトラーの手で殺されたのである。

この欧州を戦慄せしめた西暦1940年の事件をどこから物語ってよいか。
「ババリアの伍長」
と通称されている者がいる。官はナチス党首で、名はアドルフ・ヒトラー。
史上、ムッソリーニとならんで悪人の代表のようにいわれている男だ。この物語のある
くだりでムッソリーニがヒトラーに会ったことがある。その当時、ヒトラーは、ドイツ議会を押さえている
勢力の政党の一介の党首にすぎなかった。
それが次第に成長し、いまではドイツの総統ながら事実上欧州の主のようになり、
パリ、南仏、北欧、東欧、南欧といった、欧州中枢部をおさえている。
「ヒトラー殿は悪人」
ということはたれしらぬ者はいないが、たれもこのヒトラーには手も足も出ない。強大な軍事力
を持つ上に、智謀すぐれ、海千山千といった外交能力をもち、それに列強のどの元首
よりも戦闘がうまい。
12名無し三等兵:2005/09/05(月) 10:04:45 ID:NalAjY6+
良スレあげ
13名無し三等兵:2005/09/05(月) 21:51:02 ID:???
須田画伯マダー?
14名無し三等兵:2005/09/10(土) 13:26:36 ID:???
良スレだ
15名無し三等兵:2005/09/22(木) 11:11:59 ID:IGmmVxMX
大東亜戦争から60年
じりじりと覇権を拡げる軍事国家中国の脅威に、
日本は恐れおののいていた。
16名無し三等兵:2005/09/22(木) 11:18:50 ID:???
面白いじゃん、このスレ。削除は勿体無いよ。
17名無し三等兵:2005/09/23(金) 08:50:10 ID:???
余談が、すぎた
18名無し三等兵
さらに余談をのべると、