歩兵用小火器総合スレッド*4点バースト

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383名無し三等兵
>>379
薬莢の破片が飛び散って負傷者が出たということはボルトが完全に閉鎖しないで発火したことに
なる。M2の機関部カバーはスプリングロードのラッチで固定しているだけなので内部で高圧ガス
が噴き出せば開いてしまうことはありえる。

普通に考えられるのはヘッドスペース(銃身後端とボルトフェースの間隔。陸自では「頭隙」と呼ぶ)
の開きすぎ。ヘッドスペースを締めすぎると発射しなくなり、開きすぎるとケースヘッドが裂けるなど
重大な事故につながる。ヘッドスペースの調整はM2操作でいちばん重要な項目なんだが…

M2のローディングは独特で、エキストラクタ爪が弾丸をベルトリンクから引き抜いてボルトのスロット
に押し込み、押し下げる。ボルトが前進して弾丸を薬室に押し込む。発火後、ボルトの後退時に
空ケースはスロットにくわえられて引き出される。(エクストラクタはリンクから弾を引き出すだけで、
薬室からの引き出しには関係しない)
 
したがって雷管部分はつねにボルトフェースで保護されているので「二重装填で発火」することは
ほぼありえない。

薬室が高温になってコックオフが起きたとしても、整備が正常であれば、意図しないで弾が発射され
るだけで後に破片が飛ぶことはない。