中国のSu-30導入数については、
>>728 であげた『武装力量』2005年1月号「中国蘇-27系列飛機全史」によると以下の通り
1999年3月 Su-30MKK 38機を購入する契約締結(2001年12月までに納入)
2001年7月 Su-30MKK 38機の第二次購入契約 (2002年中に納入完了)
2003年1月 海軍航空隊用のSu-30MK2 24機の購入決定(2004年8月までに納入)
中国が入手したフランカーの総数については
Su-27SK 36機、Su-27UBK 40機、Su-30MKK 76機、Su-30MK2 24機
国産の殲/J-11の生産数は不明だが3個スコードロンに配備されていることから(中国軍のスコードロン単位は24機)72機という説、95機
分のコンポーネントを入手したという瀋陽飛機公司のコメントから最大95機という説がある。当初の計画では一年14機生産で15年間で200
機を取得する計画であった(生産開始は1998年9月1日)
合計するとその総数は246〜269機となる。フランカーが配備されたスコードロンは計11個なので完全充足するとして264機が在籍すること
になるが、事故で失われた機体は以下のWebページによると
ttp://military.china.com/zh_cn/bbs/11018441/20050525/12342296.html Su-27SK/SKM(資料ママ)7機、Su-27UBK 3機、Su-30MKK 3機、Su-30MK2 1機
となるので、2004年の時点で総数は232〜255機の間となる
なお契約額からSu-30MKK一機あたりの費用は3500万ドルから3700万ドルと推測できるとのこと
この後Su-30MK2 48機の追加購入が行われた、Su-30MK3の購入交渉決裂の報道もあるが現時点では確認されていない。
J-11の生産数が不明なので確たることは言えないが、年15〜20機程度のペースで増加していたことになる
最終的には中国空軍は400機のフランカーを保有したいと希望しているとの推測もある
>>741のグラフで驚かされるのは、2000年から04年の間で戦闘機の総数が3000機超から2000機を割り込むまで減少している所である
次世代機開発が難航する中、空軍戦力を維持するためにもフランカー導入が推進されたといえるだろう