天山-21(WS-13)エンジンは、貴州航空発動機研究所が2003年より開発中のターボファンエ
ンジンです。RD-33を基に改良を加えたもので、推力8637kg、重量1135kg、オーバーホール
まで810時間、設計寿命2100時間とのことです。コンポーネントの多くはRD-33と同じもので
一部改良・新設計の物になるようです。中露双方がRD-33を基礎として、その上に改良を加
える方針で、現在はコンポーネントの組み立て段階に入っているようです。
参考
ttp://roomx.blogchina.com/1872102.html ただしこの文章では、ロシア側の許可、設計への関与については、関与が有るのではない
かとも読める記述に留まっております。
ttp://military.china.com/zh_cn/important/64/20050721/12500549.html この記事によりますと、RD-93エンジン製造メーカーのロシアのチェルニシェフ社は中国の
RD-93のコピー生産(名称はWS-14)については、現在認知しておらず、生産許可を与えたり
開発協力を行う事にも否定的との声明を出しています。ただしWS-13についてはふれていま
せん。
RD-93の再輸出禁止とRD-33の国産化=WS-13が、インドを納得させFC-1を輸出するための中露
両国の合意の上での腹芸なのか、ロシアとは関係なく中国が勝手にリバースエンジニアリン
グしたものなのか、事態の進展を見ないと分からないというのが現時点での私の見方です。