>>328 遅レスもいいとこだが、トランスフェイズというのは真空の「相転移」のことと思われ。
量子力学によれば極微レベルでは真空はエネルギーで充満しており、そのエネルギー準位が高い状態から低い状態に移行することを相転移という。
この時膨大な量のエネルギーが放出されるが、それはたとえば豆電球ほどの容積の真空でも銀河の一つや二つを蒸発させるほどのもの。
いわゆるインフレーション宇宙論では、宇宙創生の時爆発的に宇宙が膨張した時期があったとされている。
これはその時真空が相転移を起こしたことが原因と言われてる。
トランスフェイズ魚雷は多分プランク長スケールの真空を相転移させているのだろうが、それでもとてつもないエネルギーを放出するだろうな。
ただしコントロールできないと、この宇宙全体が相転移を起こして崩壊するかもしれないが。
>>367 真空が巨大なエネルギー持ってたのはビッグバン直後の遥か過去の話。
今の真空は3回の相転移によって殆どエネルギーを失っている。(このエネルギーがインフレーション)
現在の宇宙の総エネルギー量の70%が真空の持つエネルギー、残り30%ほどが物質の持つエネルギーとされている。
今の宇宙の真空の占める割合と物質が占める割合を考えると真空のエネルギーがどれだけ薄いか分かるな。
元ネタはナデシコかなんかだろうがその理論は今の真空をさらにもう一度低いレベルの真空に相転移させるというもの。
豆電球ほどの容積どころか太陽系ほどの真空を相転移させないと話にもならない。
ビッグバンのあとに相転移せずに膨大なエネルギーを持ったまま今の宇宙まで残っている高エネルギーの真空があると考えられており、
点状のもの「モノポール」、ひも状の物「スーパーストリング」、3次元構造の物を「テクスチャ」と言う。
ひも状の物は「宇宙ひも」というなで有名だ、こいつらはとんでもないエネルギー(質量)を持つ。
ちなみにスタトレの量子魚雷はゼロポイントフィールドのエネルギーを開放する物で、11次元時空構造膜に巨大なねじれを発生させてゼロポイントからエネルギーを放出させる。
このエネルギー放出の原理はビックバンと完全に同じ物であり、開発に当たっても反対する科学者が多かったという。
超弦理論とかなんかあったよな・・・
ややこしくてワケワカンネ
>>367はゼロポイントエネルギーの話とナデシコの相転移をごっちゃにしてる気がするな。
真空の相転移理論があっさりと表舞台から消えたのはエネルギー量が激しょぼである事がほぼ判明したからじゃなかったっけ。
ありゃそうなん?
ナデシコのことは全然知らんかったが、ちょっと昔の科学解説書で読んだネタだったもんで。
相転移エネルギーががそんなにしょぼいとなると、これを使った推進機関なんて夢の夢かねえ。
この手の最先端理論は10年ぐらいで簡単にコロコロ変わるからな。
エーテル理論とかが懐かしいよ。
今の人類が宇宙の始まりや終わりを議論するのは大昔の人間が世界の果ては滝になってると考えてたのと大差ない気がする。
まだ未発見の物質やエネルギーや現象が山ほどあるだろう。