ここで唐突に16AGBと17AGBについて書いてみます。
ただし手元に資料がないので記憶に頼りますし、あまり内容の多い文章でもありません。
16AGBとは「世界の艦船」620号に掲載された艦、17AGBとは予算折衝を乗り越えて今年度から
建造開始される艦です。
要するに「しらせ」代艦なのですが、16AGBはすでに幻の艦となったようです。
16AGBは煙突後方に32個のコンテナ搭載スペースがありましたが、17AGBでは半減します。
また、16AGBは新方式の中折れ式クレーンを装備の予定でしたが、17AGBでは「しらせ」と同様のジブクレーンです。
さらに、16AGBは大型化に伴ってマストの上部操舵所を廃止する予定でしたが、
17AGBは「しらせ」とほぼ同サイズにまで小型化されましたので上部操舵所が復活します。
16AGBは当初、基準排水量20000トンの艦として構想されました。
「予算状況の厳しい折、12500トンとなった」(大意)と「世界の艦船」620号の記事は書いていますが、
その記事に掲載された要目は当初の20000トンのものだったようです。