インド軍を語るスレ

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417名無し三等兵
DRDOの内情の記事をみていたら景気の悪い話ばかりなので、先に景気のいい話を

インド空軍2020年構想について
2005年9月に策定された今後15年間を見据えた空軍の長期計画は、陸軍の支援を任務としてきたこれまでの空軍
の有り方を転換し、米軍を参照としつつ空軍戦力の飛躍的向上を目指すものである。主要な計画は以下の通り
 
 戦闘機の世代交代の推進:現在空軍の量的中心であるMig21/23は今後の5〜7年で急速に退役が進む。これに変わり
                  2020年までにSu30MKIを140機、ミラージュ2000を150機、現在トライアル中の126機の新型
                  戦闘機(候補はミラージュ2000、グリペン、F/A18、F16、MIG29)を導入
 戦闘機中隊の増加:現在のインド空軍の戦闘機中隊は39個。これを50〜55まで増加。多用途任務部隊15、攻撃中隊15
              防空中隊15、偵察5、電子戦5に編成。多用途任務部はSu30MKIとミラージュ2000、攻撃中隊はジャ
              ガー、Su30MK、ミラージュ2000を、防空中隊はミラージュ2000、LCA、新型戦闘機を配備
              これ以外に無人機の運用能力の強化、航空機の稼働率向上、バックアップ体制の確立を目指す
 空中給油機、AWACSの導入;IL-78給油機、ファルコンAWACSの導入
 大型輸送機導入:2020年までに大型輸送機中隊3〜4個、軽輸送機中隊3〜4個を編成する。中小型輸送機は国産開発
 ヘリ部隊拡充:中小型ヘリ部隊20〜25個編成
 防空部隊増加:用地防空のため70〜80個防空ミサイル部隊を編成
 レーダー網の整理効率化 C4機構の充実
 陸海空軍の連携の強化、宇宙開発
418名無し三等兵:2005/10/29(土) 01:26:11 ID:???
(続き)
計画達成のための問題点は以下の通り
 予算問題:インド全軍の予算はGDP比2.4%、そのうち空軍の予算は軍事予算中25%
       計画達成のためには予算をGDP比3.5%にする必要がある

 軍の伝統的思想との対立:インド軍では伝統的に陸軍の地位が最も高く、空軍はその従属的立場であり続けた。軍近代化のた
                 めには陸軍の兵員の整理、3軍の統制など解決しなければならない多くの問題がある

 装備調達の不確定性:2020年構想では多くの装備が海外から調達されるが、これが順調に行かないと計画自体が立ち行かなくなる
               また国産化されるSu30、ミラージュ2000、LCAの生産も滞りなく行う必要がある

計画達成の暁には、パキスタンを圧倒しつつ北の中国にも優位に起つことに出来る強力な空軍が編成されることになる
LCA「テジャス」があっても無くてもかまわない扱いになっているのは、空軍のLCAへの見方を如実に表しているといえるだろう