ミッドウェー:零戦・戦艦を前衛にすべきだった

このエントリーをはてなブックマークに追加
481名無し三等兵
>>462

473 :最近覚えた名無し参加 :04/02/17 00:23

{要塞砲の脅威度}
 何度か書かれているとおり、40cm砲2門で長門型戦艦4隻を大破乃至
中破できるという件に関して。
(測距基線長問題)
 一部に要塞砲の精度を信じない方もいるが、例えば大和の測距儀は15m、
長門は10mである。八八式海岸射撃具であるが、対馬要塞では地形利用で
1200mの基線長が有った。
 これがどれ位精度に影響するか?
 日本の10m測距儀(長門等の)は距離1万mで誤差72m。対馬ではないが、
千代ヶ崎砲台の八八式は同じ1万mで左右20cm、前後20mである。その精度
差はなんと3.6倍である。

(静止した要塞砲の精度)
もう一つ、要塞砲が自身で動かないことによる精度の向上を考察してみる。
 長門の主砲散布界は訓練値だが距離3万m前後で220〜395mであった。
 同じ長門が艦を静止状態に置いて新品の砲身で試験したところ散布界は
120mだった。
 訓練値は航行中の射撃ではあるが、複雑な機動はしておらず直進運動が
基本である。(例外もある)
 それに対し静止状態の長門は散布界ベースでなら1.8〜3.3倍の精度を
獲得している。
 これは動かない要塞砲の精度の高さを証明しているデータとも言える。考え
てみれば戦車戦においても行進間射撃の命中率が悪いという常識がある。
戦艦とはシステムの大きさが違うとはいえ、このような傾向を裏付けている。
482名無し三等兵:2005/04/02(土) 10:45:16 ID:???
>>470
>http://www.warbirdalley.com/sbd.htm
>>Range: 773 miles

Specifications (SBD-6):
          ^^^^^^
    (中略)

Range: 773 miles

これも、SBD-2 や SBD-3 のものではありませんよ。
良く見ないといけませんね。
483名無し三等兵:2005/04/02(土) 10:46:03 ID:???
>>478
B-29とP-51の数値を上げてみてくださいな。
そこに書かれている数値が最大航続距離だとしたら、本土空襲なんて出来ませんから。
484名無し三等兵:2005/04/02(土) 10:46:22 ID:???

474 :最近覚えた名無し参加 :04/02/17 00:25
(戦闘エリアでの蓄積データ)
  次に、要塞砲は動かない=動けない為、戦闘エリアは初めから決まって
いる。それ故事前にそのエリア内の測距、試射を済ませてデータを蓄積して
いる。
  初めてそこに浸入し、砲台の位置確認にも苦労する戦艦とは条件が違う。

(要塞砲台の大きさ)
  これは中々データが無いが、実用艦砲として最大の大和46cm三連装砲
塔の直径が12〜13mである。要塞砲台主要部一つの大きさはこれと同等
以下であろう。(べトンの端っこを壊しても意味はないのだ)
 一方戦艦は大和で全長263m、最大幅39m、長門でも全長221m、最大幅
34.5m。
 全長だけで比較しても大和で約20〜22倍、長門でも17〜18倍の大きさが
有る。落角がつくような中距離以遠では更に幅の差最大で約3倍がこれに加わ
る。が、これは射撃距離と使用砲種次第で異なるので今回は割愛する。
  何しろ、戦艦は砲塔以外に当たっても損害を受けるが、要塞砲はその砲台に
直撃しなければ損害を受けない。 
  ここまでの比較は大和の三連装砲塔と砲台主要部の大きさを同じとして試算
してきた。しかし砲台の多くは単装であり、大きさも大和の46cm砲より小さい。
当然砲台主要部の大きさも小さくなる。被弾面積の差はより大きくなる。
  どなたかが砲台と戦艦の目標としての面積を1対50と言っていたが、確かに
艦幅を一部考慮するとあながち大げさ過ぎるともいえない。
485Taiwan-channel ◆x9trf36qVo :2005/04/02(土) 10:46:51 ID:xSA8NIxC
>>477

>そこで紹介されている他の機体のrangeが、貴方の主張する航続距離
>という意味で使われているとした場合、大半の機が実戦で航続距離
>以上の距離を飛んでいることになるんですが。


「増槽」というものを御存知ないかな?
私の紹介したHPは武装時の内部燃料タンクのみの航続距離。
だから、私も>>274でそれより長い目に見積もっている。
486名無し三等兵:2005/04/02(土) 10:47:08 ID:???

475 :最近覚えた名無し参加 :04/02/17 00:28
(防御力)
 要塞砲自体の防御力はどうか。日本軍が南洋で構築していたような小口径
砲の一部のべトン砲台(軽防御)は直撃さえすれば破壊できるし、暴露砲台な
ら榴弾の至近弾でも損傷著しいだろう。
 だが、日米の大口径要塞砲の防御はどうだろうか。日本海軍の計算した戦
艦主砲の貫通力は1万mで対通常コンクリート5m、鉄筋コンクリート3m。
  更に、実際に40cm砲を試射して実験した結果だが、40cm通常弾に対し
ては中、重掩蓋構造物は対抗可能、40cm徹甲弾に対しては坑道式重掩蓋
構造物で対抗可能と判定されている。
いずれも野戦陣地では望むべくも無いが、数mの強化コンクリートで固められ
た大型要塞砲台を1発で破壊できる保障は無い。
因みに1万mでのアイオワ級戦艦の貫通力は約600mm/クラスAである。
この厚さ以上の装甲を持つのは世界で大和型のそれも主砲全楯だけである。
とすれば、べトンで固められた大口径砲台の防御力は大和型戦艦の主砲塔
正面に匹敵しかねない。
そして例に挙げたアイオワの実質的な垂直貫通力は長門を上回り大和に近い。
水平(つまり放物線を描くような)貫通力はかなり遠距離でも垂直貫通力には遠
く及ばない。
 色々なデータがあるが、大和の46cm砲の3万mでの貫通力は対垂直360mm、
対水平189mm。放物線を描いてきても対垂直の方が大きい。より近い距離にな
ればこの傾向はますます強まる。軍艦は一般に垂直より水平の装甲が薄いか
らこれでも効果はある。だがべトンも同じく薄いという保障はない。
 以前他氏より紹介された米砲台参考写真。要塞より引き出した状態の写真で
あるが、日本がテニアンに構築した6in砲台とは比べ物にならない。
ttp://ime.nu/andy_bennett.home.mindspring.com/images/16CASECLOSE.jpg